家族や恋人が子宮がんになった時 <Page8>
ご家族や恋人が子宮がんと診断された方の投稿です。
がん患者への接し方などについて、チャットへ聞きにいらっしゃる方も多いため、少しでも参考にしていただければと思い、掲示板より転載しました。
なお、2004年5月18日より、ご相談投稿は患者さんご本人に限定させていただいております。
はじめまして 投稿者:hさん 投稿日:2003/03/09(Sun) 22:32
No.1920 昨年12月頃からおなかのふくらみに少し太ったかな、と感じていた母がお正月明けにインフルエンザ?にかかり高熱をだし、救急で点滴を受けているうちに、妊娠8ヶ月くらいになり1/27に入院しました。 その後腹水の検査でがん細胞が発見されCT・MRI・腸検査を行い、試験開腹したのが2/14、以前に子宮筋腫で子宮は既になく、腸への癒着がひどく検査の分しかとることができませんでした。漿液性線がん3期。抗がん剤(パクリタキセル・カルボプラチン)の併用で6クールの予定で、2/26に1回目が終わりました。 腹水は手術時5リットルあったようです。今の時点でまた腹水がたまっており、明日少し水を抜くそうです。 腹水が減らないと言うことはあまり薬が効いていないのでしょうか?この薬の使用は直接お腹に入れることはできないのでしょうか。医師に私が聞いてよいか悩んでいます。 母の精神状態も日々違い、元気な時と落ち込んでいるときとあり、そばにいる私達も接し方が難しいと感じています。2クール目の治療で隣のベットの方の「私は全部取れたから大丈夫なの。食欲すごくあるの」の言葉にひどく傷つき泣かれてしまいました。 ここで皆様の書き込みを読んでいると、家族の私もとても勇気付けられます。3月に入り寒暖の差がありますので、患者の皆さんもご家族の方も体調にきをてけてください。 ご家族の方向け投稿です Tさん - 2003/03/10(Mon) 13:46 No.1923 hさん、はじめまして。 お母様が卵巣ガンとのこと、大変ですね。 心中お察し致します…。 ご質問の >腹水が減らないと言うことはあまり薬が効いていないのでしょうか?この薬の使用は直接お腹に入れることはできないのでしょうか。医師に私が聞いてよいか悩んでいます。 とのことですが、ご家族ですから、尋ねる権利があります。 そして、医者には答える義務があります。 治療に対する不安、不明な点、問題定義等どんどん聞かれたほうがよろしいですよ。 お医者さんも、患者、もしくは、家族が尋ねないと積極的に知らせてはくれないことも多々あるのが現状です。 家族の代表が伺って、それを他の家族が言葉は悪いですがまた聞きした場合「それはなんで?それはどうして?それはどういう意味?」という新た疑問がでてくることも多くありますから、看護婦さんなどに先に「主治医に伺いたいことがあるのです」と伝えられてみると、時間を作ってくださるはずです。 私が知る限りでは、卵巣がんの友人は、試験手術のとき、癒着、肝臓転移があり、12クール抗がん剤をし(原発ガンを固くさせ取り易くさせてから)その後、原発ガンの手術(膀胱や腸もすこしだけ切除縫合)のあとすぐに、直接、抗がん剤をお腹に注入したと聞きました(同じ時期に入院していたので、副作用の様子も見ていましたが、吐きけの時に、手術のあとが痛そうでしたけれど、七年前ですので、痛み止めや副作用止めも今はかなり改善されて緩和できるそうです) 腹水は、正式手術するまでは、「あら、お産されるの?」と他の患者の面会者に声をかけられるほどに溜まっていましたので、胃が圧迫されてくると、すこしづつ数回にわけて抜いていました(医者の話しでは1度にたくさん抜くと、低タンパク症状を起してしまうそうです) 長い入院生活になると、大部屋の場合、いろいろな方が同室に入ってこられます。綜合病院などはガン以外にも良性疾患で手術される方もおられ、産科がある場合、産後の方と同室になられるという辛い環境で入院しなければなれないこともあります。 その患者本人も、面会者の方など、安堵感からいろんな言葉を発していきます。他意はないにせよ、時には、聞いた方が傷つくような言葉もあります。 病気自体より、そのことで、鬱症状が出る方もおられたり。考えてみれば、婦人科は既に様々な価値観のできあがった、人間同士が同空間で寝食を共にするわけですから、本当に難しい事もありますが、相性の合う方や、同じ病の方と逆に急速に親しくなることもあります。 お母様にも気軽にお話しができる方がおられたら気持ちもすこしは違うのでしょうが、それでも、やっぱり、一番大切で必要なのはご家族の優しさです。どういう優しさを優しさというのか?は、親子関係に依存すると思います。 お母様が話しをされたそうな時は、焦らせずにウンウンと聞いてあげたり、時間の許す限り、面会に行かれたり、食欲が落ちた時は、食べれそうなものを聞いて、差し入れしたり…調子が良いようなときながら、病気と関係ない雑談も嬉しい物です。「早くお母さんの作った〇〇が食べたいな」などという台詞も頑張る源になったりするのです。 ガン患者の気持ちは、実際はなったものにしかわからないといわれてはいますが、私にも経験があるので、ご家族の方も大変だと思います。時に躁鬱韓にひっぱり回され大変だ!と感じるときもあるとはおもいますが、どうか、お母様の意志というかお気持ちを尊重して差し上げて下さい。 ちなみに、私が鬱陶しかったのは「食欲がなくてもなんでも食べないとダメだよ!好き嫌いしているから病気になるんだよ」「これがガンにいいらしいから食べろ食べろ」という強制や支配が嫌でした。患者のわがままもあるかもしれませんが、痛い思い苦しい思いしている間だけでも、そのわがままを聞いて欲しいと思ってしまいます。 文句や小言は元気になったらで(^_^;) #「うさぎの本宅」さんは患者サイトなゆえ、患者本人の閲覧者が多いはずで、それゆえ患者家族との情報交換は多くはありません。そこで患者家族さんが作成されているホームページも多くありますので、是非、訪問されてみてはいかがでしょうか。患者さんとの接し方が難しいと感じてしまう時のヒントが見つかるかもしれません。 もちろん、患者さんご本人が書かれた闘病日記にも大きなヒントはたくさんあるんですよ〜(こうされたら嫌だったとか、書かれているはずです) hさんもお身体を大切にされてください。 お母様をどうぞ、お大事にされてください。 T お詫び Tさん - 2003/03/10(Mon) 14:03 No.1924 管理人のぴょんぴょんさん、hさん。そして、閲覧された方、誤字脱字ご変換が多くありました。 削除パス入力忘れで、直せません。 読みづらくて大変申し訳ありません。 看護婦は看護師、躁鬱韓は躁鬱感とお読みください。 まだまだあるようですが、すみませんでした(>_<) Re: はじめまして hさん - 2003/03/11(Tue) 18:40 No.1926 Tさん丁寧なご解答ありがとうございました。 先生には折をみて私から覗いたいと思います。また、色々なサイトのご紹介ありがとうございます。参考にさせて頂きます。 やはり、食べたくない時に「食べろ」がこたえるのですね。私は食べたくない時は無理しなくても・・・と言うのですが、弟は減っていく体重を見て、「何が食べられそう?少しでも食べなきゃ」と心配のあまり口にしてしまいます。 昨日エコーで確認しながら管からポタポタと腹水少し取りました。やはり栄養分の点滴を3日間行うようです。これで胃の圧迫がなくなり食べられるようになると思います。 抗がん剤の副作用「吐き気」吐き気止めにより、本当にはいてしまうまでにはなりませんでしたが、投与3日目から数日間食事の器の蓋も開けないでというほどでした。TさんのHPも拝見させていただきました。これからゆっくり読ませて頂きます。そろそろ娘が帰ってきますので夕食の準備します。 Re: はじめまして Tさん - 2003/03/12(Wed) 12:28 No.1929 hさん、確かに、体重が減ってくると弟さんのように声をかけたいきもちもあると思います。 お母様が食べれそうなものがみつかるとよろしいですね。 hさんもご家族を抱えて、お母様を支えていかれること、ご苦労があるだろうと思いますが… 頑張って下さい。 私のホームページは七年前の日記が主ですので今では役には立ちませんが、もし参考になれば幸いです。 お母様どうぞお大事になさってください。 外泊許可 投稿者:hさん 投稿日:2003/03/14(Fri) 22:10 No.1933 こんばんわ! 今日病院に行ったら「外泊許可」が出たと、母はとても嬉しそうでした。明日午前中から1泊ですが、1/27に入院依頼初めてです。私も明日は実家に泊まり親子4人水入らずで過ごしたいと思います。 日曜日には娘と主人が迎えがてらきてくれますが、高1のお兄ちゃんは部活で顔を出せないようです。 来週水曜日2回目の抗がん剤治療がありますので、何か美味しいものでも食べたいと思います。 病棟以外ではマスクをしたほうがいいですね!風邪怖いものね・・・ 昨日・・ 投稿者:hさん 投稿日:2003/03/28(Fri) 22:16 No.1974 仮退院しました。まだ腹水はありますが・・血液も安定しているようなので許可がおりました。 3回目の抗がん剤は4/8位ですので約2週間家でのんびりして欲しいと思っています。 明日ウイッグを買いに行く予定ですが皆さんどのようなものをお使いでしょうか?百貨店に入っている専門店のカタログを見ると上を見たらきりがありません。実際私が見ても値段により裏側のつくりが全然違うんです。迷うところです。 先日「今日とっても嬉しいことがあったの」と母が珍しく顔をほころばせていました。 看護婦さんに以前勤めていた病院にいた患者さんから頂いたという帽子ふうスカーフを母のためにご実家に取りに行ってくださりプレゼントしてくれました。 「これはね、○○さん(母)みたいな病気の人が作って私が病院を移る時にくれたのよ。20こ位頂いて最後の1つ記念にとっておいたものなの。○○さんに使ってもらいたくて。」と言って・・・ 帽子を作った方と看護婦さんの気持ちがとても嬉しかったのだと思います。きっと母も具合が落ち着いたら作ると思います。なんせ手芸品沢山作ってお友達にプレゼントするのが趣味みたいな人ですから。 お久しぶりです。 投稿者:hさん 投稿日:2003/08/26(Tue) 17:50 No.2594 嬉しいお知らせです。 母ですが、7月に6回目の抗がん剤治療も終わり先週MRIなど検査し今日結果と手術日聞いてきました。(前回の手術は感受性検査分だけ採取、MRIには握りこぶし大の陰がありました。)なんとがん細胞見当たらなくなっていました。 4回目の抗がん剤終わった後腫瘍マーカーが14だったそうです(入院当初1400) 9月に手術します。本当に無くなっていることを願ってやみません。 本人も嬉しいのは当然ですが、まわりの家族・友達も自分のように喜んでくれました。 Re: お久しぶりです。 ぴょんぴょん@体がん - 2003/08/26(Tue) 18:32 No.2597 こんにちは、お久しぶりです。 抗がん剤の効果が出てよかったですね〜 (^o^) オペの成功と、速やかなご回復をお祈り申し上げております。 どうぞお大事に。 |
初めまして 投稿者:Kさん 投稿日:2003/03/23(Sun) 04:30
No.1953 母が子宮体癌(1c)で来週手術を受けることになりまして、何か母を手助けできることがないかと、ネット検索し、こちらにお邪魔させていただきました。 日記や『患者の気持ち』などを拝見しまして、言葉ひとつでアダにも支えにもなるということを痛感いたしました。 ところで、ぜひとも教えていただきたいことがあるのですが、術後の体調の辛い時に家族にやってほしいことというのはどんなことがあるのでしょうか? 母は「術後は痛くて、傍にいられても、うっとうしいから病院には来るな」と言いますが、不自由な状態だからこそ何か補助できることがあるのではないかと思うのですが、具体的などんな手伝いが必要なのか思いつかないのです。 傍にいて、例えば寝返りをうつ時の補助の方法など、何か手助けできることはありませんでしょうか? 何がアドバイスがありましたら、ぜひお願いいたします!! Re: 初めまして ぴょんぴょん@体がん - 2003/03/23(Sun) 09:21 No.1954 はじめまして、こんにちは。 >術後の体調の辛い時に家族にやってほしいことというのはどんなことがあるのでしょうか? 病院に入院しているので、本当に介助が必要な部分は病院側がやってくれる、または病院側から方法の説明があると思います。 オペ後数日(私の場合はオペ当日と翌日)は起き上がってはいけないと言い渡されていたので、家族がそばにいたとしてもやってもらえることはほとんどなかったと思います。 動いてもいいと言われてからは、寝返り一つするにしてもリハビリです。 患者は自分の楽な姿勢を探しつつ、自分で動くと思いますのであまり手を出さないほうがいいかと思うのですが…。 確かに、初めは何をするのも痛いのですが、人にやってもらうことに慣れて「寝たきりお姫様」で過ごした結果、回復が遅れて入院期間が延びたりした方の例も見ております。 家族の方の「何かして上げたい。手を差し伸べて上げたい」という気持ちはわかるのですが、手を出した結果、かえって患者のためにはならなかったということもあります。 家族ができるサポートは、話し相手とか病院内で手に入らないものの買い物とかの部分になると思います。 退院してからの回復期は、重い物が持てなかったり、疲れやすくて食事のしたくもままならなかったりしますので、そういう面でちょっと手伝ってもらえるとありがたいなと思う時があるのではないでしょうか。 >母は「術後は痛くて、傍にいられても、うっとうしいから病院には来るな」と言いますが… これって、ある意味正論かもしれません。 痛いときはしゃべるのもおっくうですし、家族に心配そうな顔で見られているだけでイライラすることもあるんです (ToT) そして、痛いので口から出るのは不満が多くなり、そんな自分にさらに腹を立てたりもします。 少し良くなってきて、ほんとうにやってもらいたいことがあれば、お母様の方から「これやって」という希望も出てくると思いますので、その時に快くやってあげてくださいね。 どうぞお大事に。 Re: 初めまして Tさん - 2003/03/23(Sun) 10:54 No.1956 こんにちは。 お母様が、手術とのこと、大変ですね。 私の場合入院中、洗濯物は、姉に持っていってもらって、洗ってもらい、大変助かりました。 後は、顔を拭くのとかも、看護士さんがやってくれますので、ぴょんぴょんさんと、同じ意見です。 都合がつくなら、顔を出し、「何かある?」と聞いて、Kさんが、無理をしない程度に、されたら、いいと思います。 Re: 初めまして Kさん - 2003/03/23(Sun) 16:48 No.1957 ぴょんぴょん様、T様 アドバイスをどうもありがとうございました!! そうですね!手を出せばいいというものではないのですね。 やってほしいと言われたことを快くやって、母が回復に専念できるように補助していきたいと思います。 本当にアドバイスをありがとうございました!! |
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