黄体ホルモン治療関係の投稿 <Page1>
体がんでも、初期であれば子宮を温存する黄体ホルモン治療が適応になる場合がありますが、この治療はやや長期になるため、患者さんはいろいろな葛藤や不安を感じられることもあるようです。こちらには、黄体ホルモン治療を選択された患者さんの声を集めました。
なお、黄体ホルモン治療は主に初期の体がん治療で行われるもので、卵巣欠落症状対策として行われるホルモン補充療法(HRT)とは異なります。
ホルモン補充療法(HRT)に関する投稿集はYour voiceに別途ありますので、そちらをご覧ください。
はじめまして Dさん 投稿日:2001年10月2日<火>08時52分/女性/37才 HPは拝見しました。子宮頚がんのHPはたくさんあるのに、体がんのHPは本当にここしかなくて、ずいぶんありがたいです。 実は、7月末から不正出血が続き、8月の終わりの受診(月経不順で通院中でした)でMRIを撮ることになり、そこで「何かできている」ということで、大学病院を紹介され、9月中旬に子宮内そうはの手術を受けました。(ポリープを子宮鏡で切除する手術と聞かされていました) MRIのフィルムを大学病院まで自分で持っていったので、こっそり封を開けて所見を読んで「endometrial caのstage 1aが疑われる」というのは実はみていたのですが、元気が取柄の自分なので、ずっと否定していました。 でもやっぱり、先日「子宮体がんです」とはっきり言われて、信じられないけど、現実的に対処しないといけないんだなあと思っているところです。 早期であるということと、独身という現状からか治療については2つの選択肢が提示されています。 単純子宮全摘手術とホルモン療法。迷いは無いです。チャンスがあるんだから、後者を選びたいと思っています。 結論を出すのは少し待ってもらってて、とりあえず、現在ヒスロンHを服用しています。 自分のことだから、はっきり状態も知りたいし、なぜこの治療をするのかと言うこともはっきり知りたいと思うのですが、お医者さんとうまくコミュニケーションがとれなくて、話せば話すほど自分が情けなくなってきます。本格的に治療が始まる前からこの状態で大丈夫なんだろうか…。 何て思いながら、初のカキコをさせていただきました。 これからよろしくお願いします。 Res:Kさん 投稿日 : 2001年10月2日<火>10時09分/三重県/女性/32才 はじめまして、Dさん。 わたしも同じく体ガンです。 Dさんと同じく生理不順で通院していて、その治療として子宮内膜掻爬して細胞診したところ、クラス3b(ガンのステージでいうと、0期にあたります)が出ました。 その後、子宮鏡検査・MRI・腫瘍マーカーの検査をして、それ以上進行している癌細胞がみつからなかったので、ホルモン療法をしました。Dさんと同じヒスロンHを1日3錠飲みました。 ヒスロンHとは黄体ホルモン剤です。これはホルモン補充に使われる黄体ホルモン剤の100倍くらい黄体ホルモンが含まれているもので、抗ガン剤として使われるのです。 私が聞いた話によると、黄体ホルモンは子宮内膜の増殖を防ぐのだそうです。これから行われる詳しい治療についてはYourVoiceの方にあるので、見てくださいね。 主治医の方に聞いたかもしれませんが、この薬は長期的に使わないと効果が出ません。人によっても効果の出具合も違います。 私の場合は1年くらいでガン細胞が消失しましたが、再発して子宮と卵巣を摘出せざるをえませんでした。 それでも、この治療を選んで良かったと思います。 少しでも可能性があることをやるだけやったのだから、それなりの覚悟もできました。子宮を残せる可能性が少しでもあるのなら、賭けてもいいのではないでしょうか。 確かにいつ消えるかわからないガン細胞とつき合うのは精神的に辛いです。薬の副作用も結構辛いときがあります。 必ず治る保証などないのがこの治療の辛いところですが、私のように再発する人もいるけれど、ちゃんと治って子供を産んだ人もいると聞きました。 主治医とコミュニケーションを取るのって難しいですね。 わたしも未だにに聞きたいこと聞けないことあります。相性もあるから仕方ないのですが。。。 ある程度自分で調べて知識を付けてお話聞かないと理解できないことありますね。 先生によっては絵まで書いて丁寧に説明してくれる方もみえますけど。大抵忙しいのかぱぱっとお話するだけになってしまいます。 それでもちょっとでもわからなければイヤな顔されようが聞いた方がいいと思います。 本格的な治療を前に不安だらけなのはしょうがないです。いきなり自分がガンだと言われて冷静にいられる人なんていないですから。 私は「これで治らなかったらどうしようどうしよ・・・」ってこればっかり頭の中でグルグルしてしまいましたよ。 いろいろ書いてしまいましたが、不安でたまらない気持ちよくわかりますが、がんばってください。 こんなことしか言えなくてすみません。m(__)m Res:ぴょんぴょん@体がん 投稿日 : 2001年10月2日<火>18時21分 Dさん、はじめまして。m(_ _)m 複数の治療法が提示された場合、選ぶのは本当に難しいですよね。 ホルモン療法については、Your Voiceに、Kさんが「子宮体がんの黄体ホルモン治療体験記」を寄せてくださっています。 すごく参考になりますよ。 Kさんも書いていらっしゃいますが、がん治療って、「納得」が大切だと思うんです。 「できるだけのことをやった」とか、「ちゃんとした説明を受けた」という納得感があると、万一、思うような結果が出なくても、くよくよすることが少ないかな。 うさぎの本宅へいらっしゃる患者さんの中で、ホルモン療法を受けたという方はほんの数人しかいないのですが、1名の方は治療後、妊娠されています。 Dさんもいい結果が出るといいですね! そうそう、蛇足なのですが、患者の中では、「ホルモン療法」と「ホルモン補充療法」は違うものとして話されています。 ホルモン療法は黄体ホルモンを使った治療で、がんを消失させるための「がん治療」です。 ホルモン補充療法は、卵胞ホルモン(エストロゲン)を使った治療で、「卵巣摘出後の卵巣欠落症状(更年期症状)対策」として行われる治療です。 これから、いろいろなサイトに行ったり、医師とのやり取りで、体がんに対する知識が増えて行かれると思いますが、混同しないようにネ。 体がん患者さんのHPは、他にもいくつかのサイトがあります。 全員が開腹手術して子宮摘出された方なのですが、よかったら見てみてくださいね。リンクページから行けます。 これからしばらくは、治療などでちょっと大変でしょうが、こちらでお役に立てることもあるかと思いますので、何かありましたら、またいらしてくださいね。 どうぞお大事に。 Res:Dさん 題名:ありがとうございます 投稿日 : 2001年10月2日<火>23時51分/女性/37才 Kさん、ぴょんぴょんさん、レスありがとうございます。 とっても元気がでました。 はい、Kさんの体験読ませていただきました。実は「ホルモン療法でやってみよう!」と決意するのに背中を押していただいた体験記でした。あらためてありがとうございます。 「がん治療は『納得』の治療」。そうですね。 本当に自分のことなのだから、自分で納得して頑張りたい!そう思います。(と書きながら、まだ信じられないのです。この間の内膜そうはで私の身体の中にはがん細胞は無くなったのではないか…なんてどこかで思ってます。) 私の子宮内膜からみつかった細胞は、5のgrade1だそうです。 先生曰く「はっきりがん細胞だけど、その中では性質の良いもの」だそうです。 でも、頑張りますから…。これからも、よろしくお願いします。 Res:ぴょんぴょん@体がん 投稿日 : 2001年10月3日<水>00時46分 Dさん、こんばんは。 もう調べられたかもしれませんが、がんの性質や広がり方を表す数字には、細胞診クラス、ステージ、グレードがあります。 「うさぎの本宅」HPには、グレードについての説明をまだ書いていないのですが、グレードには1〜3まであり、数字が少ないほど性質がおとなしいそうです。 医師は普通、細胞診クラスやステージは「いくつです」と言ってくれますが、グレードについては「おとなしいタイプです」とか「性質のいいがんです」という言い方をすることが多いようです。 Dさんの主治医は、グレードまできちんと教えてくれているので、何も隠す気がないようですし、わからないことも、尋ねれば答えてくれるタイプの先生なんじゃないかなって思います。 大きな病院は患者さんがたくさん来ますので、先生も忙しそうで、すぐに「はい、じゃあこれでいいですね? 次の方、どうぞ」っていう雰囲気がありますが、治療、治療後の検診等で数年間は通うことになりますので、いい関係が築けるといいですね! >Kちゃん 体験記、すごい役に立ってるよ〜。 書いてもらって本当によかったです! どうもありがとね。m(_ _)m Res:Kさん 投稿日 : 2001年10月3日<水>10時23分/三重県/女性/32才 体験記役に立っているみたいで、すごくうれしいです。 思い切って書いて良かったと思います。 余計なことかもしれませんが、ホルモン療法では副作用に血栓症がありますので、医師によっては使いたくないと言う方もみえるようです。 私は以前コレステロール値がちょっと高めだったので、食べ物にはすごく気を使いました。青魚、トマト、納豆など血液をサラサラにする食べ物食べるとか。 Dさん体を大切にしてくださいね。 お役に立ててよかったです。 先日はありがとうございました Dさん 投稿日:2001年10月14日<日>21時54分/女性/37才 ホルモン治療で行くと決めていたのですが、先日、内膜掻爬のあとのMRIの結果が出まして、結局、手術しかないと言うことになりました。 わずかながらも子宮筋層に浸潤がみられること、そして黄体ホルモンを飲んでいるにもかかわらず、出血がはじまってしまったこと、内膜がしっかり厚くなってしまったこと…。 私は単純にも、生理がきたんだーと思っていたのですが、そうじゃなかったんですね。 急展開に我ながら、驚いています。まったく切ることを考えていなかっただけに…。 22日に入院して26日に手術を受けます。 卵巣もとらなければいけないと言われました。 でも、先日ここにカキコをさせていただだいたおかげで、今はすごく主治医の先生を信頼することができるようになってます。 本当のことをきちんと説明してもらうために、もっと勉強して、きちんと尋ねられるようになりたいです。 また、わからないことが出てきたらカキコさせていただきます。 みなさん、よろしくお願いします。 Res:ぴょんぴょん@体がん 題名:帰って来るの、待ってるからね! 投稿日 : 2001年10月15日<月>11時56分 Dさん、こんにちは。 手術されることになったんですね。 今はとにかく、しっかり食べて、風邪を引かないように気をつけてね。 退院して、またここに来てくださるのを待ってますよ〜。 どうぞお大事に! Res:Dさん 題名:ありがとうございます 投稿日 : 2001年10月16日<火>01時18分/女性/37才 はい。 絶対、元気になって帰ってきますから! て言うより、今でも医者が「元気!元気!」太鼓判を押してくれた元気状態でして…。それなのに手術をしてしまわないといけないと言うのがすごくショックでした。 直接生きる事に関係の無い臓器なので、医者は簡単に切ってしまえと言うのだろうし、命に代えられるものではないと、もちろん自分もわかってるけど…。でも、本当に元気です。がん細胞が子宮にあったって、食欲は有るし、おかげさまで風邪も引かないし…。 手術が終わったら、「ダイエットマラソン」に参加させてもらおうっと! とりあえずは、今週中に仕事の引継ぎなどを済ましてしまわなければ…。 また、カキコします。 ではでは。 Res:Kさん 題名:結果は残念ですが・・・ 投稿日 : 2001年10月16日<火>10時01分/三重県/女性/32才 結局手術になってしまったんですね。 わたしも同じ思いをしたので、思い出します。 わたしも体はこんなに元気なのに何で?って思いました。 ほとんど無症状なのに、ガンだなんて何かの間違いだって思いたかったです。 黄体ホルモン剤を飲んで一旦消えたガン細胞が復活して手術と言われたときは診察室を出たとたん人目もはばからず泣いてしまいました。も〜旦那に何回もごめんなさいって謝ってぼろぼろと涙が出ましたよ。 辛い思いした分これからは幸せになろうと思ってますが。。。 これから手術まで体を大事にしてください。入院したら検査の山! 今のうちに食べたいもの食べておいてくださいね〜! なんせ病院の食事まずいから・・・(^^;;; Res:Dさん 題名:ありがとうございます 投稿日 : 2001年10月18日<木>07時09分/女性/37才 私も「手術」と聞いてからはじめて、いっぱい泣きました。 でも、Kさんと違って、独りでなんですけどね。 先日、一番気が重かった両親への告白も済ませました。 これからしばらくは、自分のことだけ考えよう…。 美味しいもの食べて、しっかり体調整えて、手術に備えます。 ありがとうございました。 Res:Uさん 題名:希望を持って 投稿日 : 2001年10月18日<木>23時50分/女性/29才 久しぶりに投稿します。 いつもホ−ムペ−ジにはお邪魔していました。 皆さんのお声を読む側になっていましたが、Dさんのメ−ルを読んで何か励ましの言葉をかけれたらなっと・・・思いました。 私も5年ほど前、同じく体ガンの診断を受け即手術・・でした。 決断までには悩み家族にあたった時もありました。 でも自分なりに納得し、主治医を信頼する事が出来てから手術室に向かう私は”私は元気になるんだ”とどこからくるのか妙な自信・・・希望を持って手術に望めました。 そして今元気な私がいます。 術後のディディさんの投稿を待っています。 寒くなってきましたが体調を崩さぬ様お過ごし下さい。 お大事に。 手術終わりました! Dさん 投稿日:2001年11月6日<火>06時28分 手術の前には、励ましていただいてありがとうございました。(みなさん私より若くて、でもしっかりしてて、優しくて、自分のことしか見えないで泣きが入ってる自分がちょっと恥ずかしかったです)。 何だか、ものすごい回復力で、26日が手術だったんですけど、28日から歩きはじめ、今は「元気だねえ」「これから手術?」「出産だったんですか?」(この質問には絶句でしたけど、さすがに・・・)なんて言われながら、元気に動き回っています。 「何も無ければ術後10日で退院」と言われていたのですが、連休をはさんだこともあって、今は病理の結果待ちをしています。もうあと1日2日のことだと思います。 手術は単純子宮全摘手術+右側付属器切除(5年前の筋腫の手術で左側は取っています)+(ここの名称はわかりません)腎動脈の脇のリンパ節とももの付け根のリンパ節を取った・・・ということでした。 腹水にはがん細胞はみつからなかったとのことで、本当に今はリンパ節のほうの結果を待ってるだけのようです。(でも、こちらは「まず大丈夫」と言われてますから・・・) はじめは「ホルモン療法」で!と思い込んでいたので、手術が決まったときって人生終わっちゃったような気がしましたが・・・。 入院してからも、先生にたくさん質問して、自分なりには理解をして手術に挑んだつもりです。 「はやく見つかってむしろラッキーだった」とはまだまだ考えられないけど・・・。でも実際はそうなんですよね。 術後も、先生のひとことひとことに一喜一憂で精神的に不安定になりかけたんだけど、そこも質問!でのりこえました。 (まだまだ質問の仕方、下手ですけど、これから最低5年はこの病気と向き合っていかないといけないのだから、少しづつうまくなると思います。) 急な展開だったので、仕事のことで頭がいっぱいで、自分ときちんと向き合う時間が取れなかったので、それだけが心残りだけど、でも元気です。これから生きていく中で、今回のこときっちり整理したいと思っています。 また、のぞきますので、これからもよろしくお願いします。 ※病院にノートパソコンとPHSを持ち込んで、「メールのときだけしか使わないから!」ってわがまま言ってモバイル生活してます。 Res:ぴょんぴょん@体がん 投稿日 : 2001年11月6日<火>17時26分 Dさん、手術お疲れさまでした! またここにいらしてくださって嬉しいです。(^o^) まだ痛いでしょうが、そんな中、頑張って歩いていらっしゃってすごい! きっと早い回復につながると思いますよ! Res:Dさん 題名:退院決まりました! 投稿日 : 2001年11月8日<木>13時22分 病理の結果、リンパ節はシロ! 細胞のグレードは結局2だったそうですが、がんのステージは1bで、「ほぼ100パーセント悪いものはとりきったでしょう」とのことでした。「初期です。追加の治療は必要ありません。」この言葉の何と力強かったことか!先生、ありがとう!(はじめて、思えたかもしれません)。 と言うわけで、今日最後の診察を受けて、傷痕もOKだったので、すんなり明日の退院が確定しました。 何だか、怒涛の2ヶ月でした。でも、とにかく終わった! (もちろん、5年間のフォローアップはまじめにやりますよ!) ぴょんぴょんさん、Kさん、Uさん、本当にありがとうございました。 そして、これから治療に入られる方々が、やっぱり、元気で笑顔で帰ってこられること、心からお祈りしています。 Res:ぴょんぴょん@体がん 投稿日 : 2001年11月9日<金>13時26分 Dさん、もうお家へお着きになった頃でしょうか? 退院しても、体調はしばらくの間「まったく元通り」というわけには行かないと思うのですが、傷の痛みなどは時間が経てば、必ず良くなって来ます。 焦らずにね。 とにもかくにも、退院、おめでとうございます! Res:Kさん 題名:退院おめでとうございます 投稿日 : 2001年11月12日<月>09時00分/三重県/女性/32才 風邪ひきでパソしてなかったのでお返事遅れてすみません。 退院おめでとうございます。 100%ガン細胞は取りきれたとのことで、よかったですね。 まだまだ傷は痛むし、体力が回復するまで時間がかかると思います。無理しないでお大事にしてください。 |
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