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頸がんになって… <Page3>

ぴょんぴょんのホームページには、がんの告知を受けたばかりの患者さんや、検診の結果、精密検査を指示され、その結果が出るまでの日々を不安な気持ちで過ごしている方々も来訪されます。
今これを読んでいるあなたも、もしかしたらがん告知を受けたばかりで、不安感や孤独感、絶望感を抱えてここに来ていらっしゃるのかもしれません。
その気持ちには、ぴょんぴょんも経験があります。そしてたぶん、告知されたすべてのがん患者がその気持ちを経験しています。
他の患者さんの話を知ることで、あなたの不安感や孤独感などが少しでも軽くなればいいな、ご自分の考えをまとめられる上で参考になるといいなと思っています。

子宮温存を強く希望してます 投稿者:mさん 投稿日:2001/11/21(Wed) 14:50 No.72

はじめまして。
私は妊娠と同時に,子宮頸癌1bと診断され,広汎子宮摘出のオペを選択されました。勿論,子供も一緒にです。
子供を産みたいと申しましたが,1aなら選択肢はあるけど,1bはないと言われました。
このままほっといて出産すると,自分の命が危ないといわれました。
夫は,ビビって,私を説得し,結果,大学病院にオペをするための検査入院をしました。
1人になって考えていくうちに,お腹の子供のこと,まだ1人も産んでいないのに子供を産めなくなる身体になってしまうというコンプレックスが毎日おそってきました。
オペを目前にセカンドオピニオンをして,可能性は少ないけど円錐切除をしますとの回答に,やっと今の子供をあきらめる決心しました。(妊娠維持をした場合,死ぬ確率が非常に高い,オペのために放射線検査をしたこと)
先日,人工早産という方法で,14週目の赤ちゃんは,私のお腹からいなくなりました・・
子宮が元の大きさに回復したら,オペです。しかし,それでもダメであれば,広汎子宮全摘です。
大学病院で,私のステージでは,絶対に円錐切除はしてはいけないオペだと言われました。そのことによってよけいに命が縮まるそうです。
強く反対されながら,喧嘩をする様に他の病院に行って,邪道だと言われたオペをします。
でも,それがダメなら,やはり残りは広汎全摘だけしか残ってないなんて・・・
長く生きられなくてもいいから,今回産むことのできなかった子供をもう一度産みたいです。でないと,何のために生きているのか分かりません。
まだオペをしていませんが,赤ちゃんがいなくなった時点で,心は死んだ状態です。
このまま円錐切除術だけで終われば問題はないのですが,子宮を残すことができないのであれば,逃げ出したい気持ちでいっぱいです。国内で,子宮温存を積極的に指導病院があれば教えて欲しいです。
それと,★★★を飲み始めました。効果があるかないか分かりませんが,「小さくなった」とか「なくなった」とか書いてあるのに騙されて(?)試していますが,お金の無駄遣いかな?



Re: 子宮温存を強く希望してます ぴょんぴょん@体がん - 2001/11/21(Wed) 16:58 No.74

mさん、はじめまして。

お子さんのことは残念でした。
なんと申し上げたらいいか、私にはおかけする言葉が思い浮かびません。m(_ _)m

さて、mさんがいろいろと書いてくださっていらっしゃいますが、結論から先に申し上げます。

1.子宮温存を積極的に指導病院があれば教えて欲しいです。

大変申し訳ないのですが、ぴょんぴょんには心当たりがありません。


2.それと,★★★を飲み始めました。効果があるかないか分かりませんが,「小さくなった」とか「なくなった」とか書いてあるのに騙されて(?)試していますが,お金の無駄遣いかな?

「うさぎの本宅」では、★★★等の健康食品についての情報交換はご遠慮願っております。
詳しくは、このHPの「Your Voice」というコンテンツ内にある「薬と健康食品と民間療法」をご覧ください。

ここから下(-----------------から下)は、ぴょんぴょんの主観を書かせていただきます。
mさんが「そんなこと、もうわかってるわい!」と思われるかもしれない、傷つかれるかもしれない、説教じみた大きなおせっかいかもしれませんので、もちろん、お読みいただかなくても結構です。
不用意に読まれないよう、そういう内容であるということを先に申し上げておきます。m(_ _)m


-----------------------------------------------------------------------------

私も含めて、このHPに来訪される患者さんの多くは、「子宮を残すことを選択するか、自分の生命を選択するか」という選択肢を迫られた経験があります。
すごく残念なことですが、この世の中には「両方とも欲しい!」という希望が叶えられないことも、たくさんあるんですよね…。(ToT)

子宮温存に関しては、たぶん、「できればそうしたい」と考えているDrも多いと思います。
でも、子宮を残せば患者の生命が早々に尽きる確率が高いのであれば、医療に携わる者としては、「子宮は取りましょう」と言わざるを得ないのではないでしょうか。
子宮を取って、mさんの命は残しましょう。この世に生きて、mさんがこれからできるであろういろいろな可能性に賭けましょうと。

そんな中で、mさんは、円錐切除してくれるという病院に出会うことができました。
これはある意味で「子宮温存に積極的な病院に出会えた」ということだと思うのです。
これから行われるであろう円錐切除で、がんの根治治療ができることを心からお祈り申し上げています!

でももし、それがうまく行かなかった場合、病院での治療を希望するなら、お医者さんが言っているように広汎全摘になってしまうのでしょう。
もちろん、mさんは拒否することができると思います。
自分の生命より、子宮を残すことを選択する。妊娠の可能性に賭けたいと。

生命に関することですから、手術した方がいいよとか、しない方がいいよというコメントは、私にはできません。
選択権は、mさんだけにあることです。

妊娠できたら、出産できたら、mさんは親になります。
子供は親を選べませんが、親は、子供に対して責任があるのではないでしょうか…。
子供を産めたら、mさんの「長く生きられなくてもいいから,今回産むことのできなかった子供をもう一度産みたいです」という願いは叶うでしょう。
でも、「長く生きられなくてもいい」というのが本当になってしまったら、産まれた子供は、母親を知らずに育つのです。

それが、mさんにとっても、産まれた子供にとっても幸せなことなのか、ぴょんぴょんにはコメントできませんが、私は、幼い子供のいる末期の患者さんたちが「この子を残して…」と血を吐くように訴えるのを聞いて来ました。
親の心理とは、そういうものなのかもしれません。

子供の問題は、結婚前や妊娠可能年齢で子宮がんになった患者にとって、永遠の課題とも言えるでしょう。
自分の血を分けた子供でなくちゃイヤという方もいます。
身体を治して健康を取り戻し、里親の道を模索する方もいます。
これも、mさんの考え、ご家族の意向が大きく反映されることですから、他人の私が「こうすればいいよ」とか「その考えば正しい。間違っている」とは言えませんが…。

こんなことをだらだらと書いているのは、治療にはタイミングがあるからなんです。
今は、子宮全摘すれば生命はほぼ確約できる状態みたいですが、子宮温存にこだわって病気が進行してしまった場合、やっぱり生きていたいと思っても、もうその願いは叶わないことがあるでしょう。

もし、生きていたいのであれば…。
もし、里親への道を模索されるのなら…。
治療のタイミングを逃さないでください。

すっごい大きなお世話でした。m(_ _)m
どうぞお大事に。



決断の時 投稿者:mさん 投稿日:2001/11/27(Tue) 13:31 No.101

ぴょんぴょんさん。丁重なお返事ありがとうございました。
同じようなことでも,ただ長生きさせたい夫の言葉と,心も体も苦しんで辛い経験されたぴょんぴょんさんの言葉は違っていました。心に響きました。
今日ガンセンターに行って,再検査をし,円錐切除はしても無駄だと思うと言われました。
頸癌1b(1)だそうです。
でも,その先生は,どうしても子宮を残したいのなら,邪道だけど,あなたの希望するオペをしますとのことでした。
ただ,円錐切除しても癌が取りきれないだろうから,抗ガン剤治療をするとのこと。
最初の病院では選択肢はないと言われたのに,今は私の気持ちを再優先させてくれています。
毎日地獄を感じていたのに,本当にラッキーでした。
ここを訪問するまで子宮喪失は絶対に嫌だと思っていましたが,たくさんの方が子宮を喪失しても,前向きに生きている姿を感じ,周りの人がすすめ,夫が最も満足する広汎全摘をしてもいいかな・・・?と思ってきています。
抗ガン剤の副作用,期間を考えると最も確率の高いオペが望ましいのか・・明日,夫と担当医のところに行って,決断しなくてはなりません。
これが治療のタイミングの時なんでしょうね。
本当に人生の岐路に立たされています。
今晩よく考え,話し合って,後悔しない結果を出したいと思っています。
結果が出たら,また書きます。



Re: 決断の時 ぴょんぴょん@体がん - 2001/11/27(Tue) 22:20 No.104

こんにちは。

以前にもどなたかのレスに書いたことがあるのですが、病気治療、特にがん治療は「納得の治療」だと思うのです。
なかなか「これでいいんだ」という域に達するのは難しいとも思いますが、mさんにとって、納得いく治療が選択できることをお祈り申し上げています!

治療法が決定したら、それはそれでこちらでもお役に立てること、参考にしていただけるかもしれないコンテンツやリンクなどもあるかとも思いますので、よろしかったらまたいらしてくださいね。
どうぞお大事に。


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