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悪性腺腫 <Page4>

ぴょんぴょんのホームページには、がんの告知を受けたばかりの患者さんや、検診の結果、精密検査を指示され、その結果が出るまでの日々を不安な気持ちで過ごしている方々も来訪されます。
今これを読んでいるあなたも、もしかしたらがん告知を受けたばかりで、不安感や孤独感、絶望感を抱えてここに来ていらっしゃるのかもしれません。
その気持ちには、ぴょんぴょんも経験があります。そしてたぶん、告知されたすべてのがん患者がその気持ちを経験しています。
他の患者さんの話を知ることで、あなたの不安感や孤独感などが少しでも軽くなればいいな、ご自分の考えをまとめられる上で参考になるといいなと思っています。

子宮頚ガンの腺ガン?悪性線種? 投稿者:ふーちゃん 投稿日:2003/11/12(Wed) 03:43 No.2958

ぴょんぴょんさん、皆さん、はじめまして。
65歳の母が子宮頚ガンの腺ガンの疑いといわれ、広汎性子宮全摘手術をすすめられました。
もともと母は10年程前に一度細胞診で「3」がでたことがあり、それ以後、半年に1度、このところは1年に1度定期的に子宮ガンの検査を行っていました。
前回(昨年12月)の検査でも問題なし、との結果だったのですが、10月上旬に不正出血及びおりものがでるといって、細胞診をうけたところ、「5」という結果で、子宮内におりものがたまっているとのことでした。
その際の主治医の診断は、子宮体ガンの疑いがあるので検査入院、ということで10月下旬に入院しました。
細胞診で「5」が出た後、2回組織診を行ったのですが、「ガン」という確定診断はでませんでした。また、入院後、周辺臓器のCTやMRI検査を行いましたが、異常は見当たらないとのことでした。
しかしその後も母の子宮におりものはたまり、お腹が張って苦しい、といって、これまでに計3回ほど子宮からたまったもの(主治医は粘液と表現し、母は水みたいなもの、と表現しています)をぬいてもらいました。
今日、主治医から、ガンの確定診断はでていないが、粘液がたまる、というのはどこかに異常があるためで、細胞診で5がでたということは、子宮内のどこかにガンがある確率が高く、子宮頚ガンの腺ガンの可能性を考えて、広汎性子宮全摘手術をすすめられました。
昨年の12月の検査で異常がなかったことを考えると進行性のガンかもしれない、腺ガンであるならば、徹底的に除去しないと予後が悪い、もう少し調べて確定させるより早く手術をした方がよい、などの説明を受け、急遽、あさって(!!)に手術を受けることとなりました(かなり無理をしてスケジュールをとって下さったようです)。
摘出した組織を調べれば確定診断をくだすこともできるし、具体的な治療方法をたてることもできますが、なんだか本末転倒のようなかんじをぬぐうこともできません。
子宮頚ガンの腺ガンといって、サイトで調べても具体的な記述は少なく、こちらのサイトで悪性腺腫の項を読ませていただいたところ、母の症状に似ているように思い、長々とではありますが書き込ませていただきました。
私としてはもっと他の病院で調べてもらってもよいのではないかと考えるのですが、母も父も、10年来診ていただいてる主治医を信頼し、すべてお任せします、という考えです。
ゆえに、おそらく手術をうけることとなるのですが、悪性腺腫の診断を受けられた方々は円錐切除、という手術をうけられてから治療方針を決められているご様子で、本当に母に広汎性子宮全摘手術のような大きな手術を受けさせてよいのだろうか、というジレンマに陥っています。
今日の主治医の説明では、悪性腺腫という言葉はでませんでした。が、子宮頚ガンの腺ガン=悪性腺腫なのでしょうか?



Re: 子宮頚ガンの腺ガン?悪性線種? ぴょんぴょん@体がん - 2003/11/12(Wed) 10:25 No.2961

はじめまして、こんにちは。
お母様のこと、ご心配のことと思います。

すでにYourVoiceをご覧いただけているようですので、重複するような部分は極力省きますね。

今まで当サイトがお迎えしてきた患者さんの中で、子宮頸部腺がんの方は「頚部の腺がんです」と告知され、悪性腺腫だった方は「悪性腺腫です」と告知されていますので、すべての子宮頸部腺がん = 悪性腺腫 ではありません。
医師から広汎を勧められているお母様に、先に円錐切除をする是非については、患者サイトとしては何とも申し上げられず残念です。

実際に悪性腺腫だった患者さんがこの掲示板をご覧になられていれば、またレスはつくかもしれませんが、取り急ぎお返事申し上げました。

お母様、どうぞお大事になさってくださいね。



Re: 子宮頚ガンの腺ガン?悪性線種? ふーちゃん - 2003/11/12(Wed) 14:38 No.2963

ぴょんぴょんさん、母の様子をお気遣い頂きありがとうございました
息子が発熱してしまい、今日は仕事を休む羽目になってしまったため、自宅でサイトを開くことができました。

先ほど子宮頚ガンのYourVoiceを検索したのですが、母のようにおりものがたまる、という症状の方はみあたらないようでした。が、実際にそういう症状のでられた方はいらっしゃるのでしょうか。どのくらいの量が、どのくらいの期間でたまっていくものなのでしょうか。あるいは個人差があるのでしょうか。また、どのような治療法を選択されたのでしょうか、お伺いできればと思います。

さらに、円錐切除手術のできる方、あるいは、円錐切除という方法が有効な方、とは、細胞診がクラス3くらいの方であったり、ガンの部位が特定できた方であるのでしょうか?母のようにクラス5であったり、組織診でガンと確定できなかった場合には選択しない方法なのかな・・・などど考えたものですから。

本来、主治医に尋ねるべきなのだと思うのですが、なにぶんにも時間がなく、また、私は昨晩、東京に戻ってきてしまいました(母は山梨に住んでいます)。母は落ち込んでいて、それでも、私の列車の時間を気にしていて。ちょっと後悔しています・・・。



Re: 子宮頚ガンの腺ガン?悪性線種? ありす - 2003/11/14(Fri) 18:08 No.2984

ふーちゃんさん,はじめまして。
「悪性腺腫の疑い」で円錐切除術をうけた ありす といいます。
ぴょんぴょんさん,おひさしぶりです。

お母さまの手術が今日,だそうなので,出遅れの感がありますが,一応,私の知っていることを書かせていただきますね。

ネット上で婦人科のお医者様に伺った話では

腺腫というのは,一般に良性のもの。「悪性腺腫」は腺腫なのですが,良性ではないので,ただの「腺腫」と言ってしまうと,間違いがおこるということで,「悪性」を上にのせて,「悪性腺腫」と名前をつけたそうです。ですので,ガンとは違います。

とのことでした。

私の組織診の結果を見て主治医は,
「御心配だといけませんので,先に言っておきますが,ガンではありません。」ときっぱりおっしゃった後,「でも,無罪放免にはできません」とおっしゃいました。で,シロ という結果が出るまで,いろいろな検査をした,というわけですが,やっぱりここでも,「頚部腺ガン」と「悪性腺腫」は別という見方をしておいでのようでした。

円錐切除後,結果が出る前に「頚部腺ガン」と「悪性腺腫」の違いを伺った時には,かなり長く考えた末に,「大きく分けたらガンの中に入ります,治療の方針もガンに準じます」とのことでした。私が,治療のことも考えて質問している,との前提があるので,こういうお答えだったのだと思います。
Your Voiceに残っている私の書き込みで,この部分だけを読むと,同じものと思われるかもしれませんね。紛らわしい書き方をしてしまったこと反省しています。ごめんなさい。

それから,私の経験ではありませんが,「頚ガン」の方で,円錐切除をせずに,子宮摘出手術をなさっている方もいらっしゃいます。お母さまのようにすぐに子宮摘出手術するのも、順序として間違い、という訳ではないと思いますよ。

お母さまの手術の結果,いい方向へ向かわれるといいですね。お大事に。



母の手術終わりました ふーちゃん - 2003/11/18(Tue) 06:11 No.2999

ぴょんぴょんさん皆さんおはようございます
ありすさん、詳しく教えていただいてありがとうございました
決して紛らわしいのではなく、私に知識や理解力がないためですみません

先週木曜日 母は予定通り広汎全摘手術を終えました
手術は順調に終わり、今は日ごとに回復しています

手術の日、私は直接立ち会うことができなかったのですが、主治医からの術後の説明によると、子宮の体部と頚部のちょうど境目あたりにガンができていたようで、父と弟は「これがガンです」と指差されたそうで、素人目にも異形だったそうです
詳細は、3週間後の病理検査の結果まちとなりました

今となっては、やはり手術を受けてよかったと思います
実はぴょんぴょんさんからのご返事や他の掲示板などを読み、疑惑は払拭しなければと思い、思い切って手術前日に病院に電話をしてみました
タイミングよく、面識があり術前説明の際に同席していた看護婦さんがいらっしゃったので、円錐切除のことなどいろいろ伺ってみました
母のクラス5は、子宮頚部からも子宮体部からもでているということ、円錐切除は術後も妊娠を希望する場合などに選択されることが多いなどなど、このやりとりで私の疑問はだいぶ解消し、広汎全摘の選択は正しいのだろうと考えるようになりました
確かに先生もそのようなことをおっしゃっていましたような気がしました

一言も聞き漏らすまいと意識していた娘の私ですら、途中でわけがわかならくなっていたのですから、子宮が存在しない父・弟や当人の母にどれほど理解できていたのだろうかと思います
医師とのやりとりで、自分で主体的にきちんと選択され、振り回されないという皆さんの姿勢が、いかに大切でかつ努力を必要とするものか身にしみてわかりました
(術後の説明で、父は、先生が子宮とリンパの話をしたけど卵巣については何も言わなかったからとっていないと思うと言い張り、それを聞いた母はどうして術前説明と術後説明が違うのかといって悩んで考え込んでいました 父が説明の際に質問すればよいだけだったのですが・・・ 後に卵巣もすべて摘出していたということがわかり母はとても安心したようです)

3週間後にはまたいろいろ悩むことが多くなりそうです
それに術後の排尿排便障害のことや、リンパ浮腫のこと・・・
さらに、昭和ヒトケタ世代のガンコ者の父の扱い・・・
これからもいろいろ参考にさせていただきたいと思います
またよろしくお願いします



Re: 子宮頚ガンの腺ガン?悪性線種? ぴょんぴょん@体がん - 2003/11/18(Tue) 13:15 No.3001

ふーちゃんさん、こんにちは。
ありすさん、レスありがとうございました。

ふーちゃんさんのお母様の手術、成功のうちに無事に終わられたようで本当によかったです!
これで一つの関門が終わりましたね (^o^)

今後は、病理の結果で後治療のあるなしが決まってくると思いますが、速やかなご回復をお祈り申し上げています。
どうぞお大事になさってくださいね。


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