体がんになって… <Page17>
ぴょんぴょんのホームページには、がんの告知を受けたばかりの患者さんや、検診の結果、精密検査を指示され、その結果が出るまでの日々を不安な気持ちで過ごしている方々も来訪されます。
今これを読んでいるあなたも、もしかしたらがん告知を受けたばかりで、不安感や孤独感、絶望感を抱えてここに来ていらっしゃるのかもしれません。
その気持ちには、ぴょんぴょんも経験があります。そしてたぶん、告知されたすべてのがん患者がその気持ちを経験しています。
他の患者さんの話を知ることで、あなたの不安感や孤独感などが少しでも軽くなればいいな、ご自分の考えをまとめられる上で参考になるといいなと思っています。
| 告知を受けました 投稿者：むつごろう 投稿日：2004/07/25(Sun)
10:33 No.4396 先日、子宮体がんの告知を受けました。昨年末から子宮内にポリープがあることがわかり経過観察の状態でしたが、６月に変化があり、体がん検査で擬陽性、子宮鏡検査でがんと診断されました。 医師からは「月曜日までに手術をするかどうかを決めてきてください」と言われました。私は３７歳、未婚です。これだけの説明では、決めることができません。もういちど落ち着いて詳しいことを聞いてみようと思うのですが・・・。 「手術をしてみないとどの程度の進行度かわからない」とも言われていますし。どなたか私のような経験をされた方はいらっしゃいませんか？ 今とても動揺していて、食べ物の味もわからないくらいです。 しっかりしなくては、と自分に言い聞かせています。 Re: 告知を受けました ぴょんぴょん@体がん - 2004/07/25(Sun) 15:47 No.4397 はじめまして、こんにちは。 明日、医師と会われるようですので、取り急ぎ。 まず、私がこれから書くことは、むつごろうさんの期待していたレスとはたぶん異なり、もしかしたらがっかりさせてしまうかもしれない、とても申し訳ないと思っていますということを先にお伝えしておきます。 >どなたか私のような経験をされた方はいらっしゃいませんか？ 人はそれぞれ個体差があり、治療する病院の施設や技術の差があり、薬一つとっても、それに対する感受性(効果あるかないか)も異なります。 なので、「私はむつごろうさんと同じ状態でした」という患者さんは、たぶん存在しません。 また、もしもむつごろうさんと同じ状態の患者さんがいたとしても、その方の、「私は手術を断わって経過観察のみで来ましたが元気です」「私は子宮温存治療を選んで治りました」「私は子宮を摘出しました。治りました」というお話は、その方だけに当てはまる話です。 インターネット、患者サイトという特性上、治療するかしないか、治療法の選択を迷われている方に「こういう治療はどうでしょう?」というレスは、まずつきません。 責任が持てないからです。 こちらは患者サイトですので、「こういう治療をすることになったのですが、それはどんなことをしましたか?」というご質問には、経験者がいればレスがつきますが、そこが限界点だと思います。 なお、ゲストブックを拝見しますと、細胞診クラスは知らされていないと書いていらっしゃいましたが、「偽陽性」は細胞診クラスです。 子宮がんスタディノートの「細胞診の結果」をご覧ください。 >手術をしてみないとどの程度の進行度かわからない 体がんの進行期は、手術を前提とした場合、術後の病理結果によって確定されます。(黄体ホルモン治療や放射線治療などの非手術例は別) よって、むつごろうさんだけが進行期を教えてもらえないわけではありません。 子宮がんスタディノートをご覧ください。 術前に告げられるステージは、体がんの場合はあくまでも予想ステージです。 子宮摘出するかどうかの返事をして欲しいと言われたのでは、混乱なさることと思います。 今、「なぜ? なんで子宮摘出? 他に治療法はないの?」と思っていらっしゃることでしょう。 その疑問は、正当だと思います。 ただし、患者サイトでは、それに対するお返事は不可能です。 どうぞ主治医に、心ゆくまで質問なさってください。 よろしかったら、受診シートをお使いになってみてね。 Your Voiceの「主治医に聞くべきこと」、サイト内検索で「セカンドオピニオン」を検索なども、参考にしていただけるのではないかと思います。 どうぞお大事に。 ありがとうございました 投稿者：むつごろう - 2004/07/28(Wed) 17:51 No.4470 ぴょんぴょんさん、取り乱してこの掲示板に書き込んだ私に丁寧なレスをいただいて本当にありがとうございました。お礼が遅くなってしまいました。 思いがけないがんの告知で気持ちが混乱しているなかこのサイトを知り、藁にもすがる思いで書き込んでしまいました。ご指摘のとおり、自分の体のことは自分で責任を持って判断をしなくてはいけませんよね！ 実は月曜日には一旦手術をすると決め、医師にもそう伝えたのですが、どうしても納得することができず、今日別の病院に行ってきました。 そこで、「手術をするにしても、自分で納得してからでないといけないよ」と先生から言われ、告知から今までずっと胸を塞いでいた何かがとれたような気がしました。いいようのない不安感は、やはり医師に対しての不信感だったのだと思います。今日からはいままでよりも前向きに、がんに立ち向かえるような気がしています。 これもこの掲示板にはそぐわない内容かも・・・。長々とすみません。これからもこのＨＰを参考にさせていただきます。 どうぞよろしくお願いします！！ 管理人代理投稿 元記事投稿日：2004/07/28(Wed) 16:47 No.4468 卵巣を残すことについて 投稿者：むつごろう - 2004/08/11(Wed) 23:01 No.4528 ７月に体がんの告知をうけ、手術予定のむつごろうです。 現在１期ａでグレード１ということで「子宮は摘出するけれど、卵巣については自分で決めるように」と主治医から言われています。 ”YourVoice ”を拝見しても、みなさん悩まれてますよね。 私は温存したいと思いつつ、２年前から片方の卵巣が腫れていると別の婦人科にかかっていた経緯もあり（結局は良性で治療の必要なし）ふんぎりがつかないでいます。 以前のログで片方のみの摘出であれば、リスクが半減するのでは？とありましたが実際に医師からそうに言われた経験のある方はいらっしゃいませんか？診察の時に聞きそびれてしまって・・・。 決断するのは結局自分なのですが、参考までにお伺いしたいのです。 Re: 卵巣を残すことについて 投稿者：aco - 2004/08/18(Wed) 20:41 No.4544 レスがつかないまま、時間が経ってしまいましたが・・・ ２年前、私も似たような投稿をしてしまったことがあり、今考えると冷や汗・脂汗・赤面ものなのですが・・・ 患者サイトでは難しい内容かもしれませんね。 ２年前、私が医師から聞いた話であり、最新の学説ではないという前提で書かせていただきますね。 半減するのは、卵巣に目視できないレベルで転移していた場合、その転移層が大きくなってしまう可能性です。（単純に面積半分ということ） 体癌はエストロゲンを栄養にして大きくなりますから、再発や、他部位への目視できないレベルで転移しているものが大きくなってしまう可能性については、半減しないと言われました。 卵巣が半分になっても、エストロゲンの分泌が半分になるわけではないという話でした。 ただ、これらホルモンの話、癌の大きくなっていく詳細な仕組みというのは、日々、あちらこちらの学会で新しい発表がなされていますから、気になるようでしたら、もう一度、予約をとってでも、予約外で一日待ってでも受診をされるか、セカンドオピニオンをとって、医師に確認された方がよろしいかと思います。 このテの質問については、掲示板で１００人の患者の意見を聞くよりも、一人の医師のセカンドオピニオンの方が、有力な情報になるかもしれません。 今年は秋の訪れが早そうな気がしています。 私は９月に入院したのですが、入院するときの気温と退院するときの気温にかなり差があり、退院のときの服に困りました。 ご自愛くださいね。 |
| もろもろの費用合計 投稿者：きくりん - 2004/10/15(Fri) 16:24
No.4751 こんにちは 退院して、2週間がすぎ、やっと心身ともに余裕が出始めたこの頃です。 私の場合は子宮体癌(1b)にて、子宮と両側卵巣の摘出、及び骨盤内のリンパかく清(片側2箇所×2)を行いました。 入院及び手術は公立の病院です。 入院期間は15日間 入院費は \375,600 (国保3割負担にて) かかりました。 因みに、2人部屋だったので、差額ベット代が余計にかかっています。 差額ベット代@6,300×15と 食費 @ 780×15 は自費です。 それとは別に自分の意志で、PET/CT(ぽっきり10万円・自費)を受けに行ったり、セカンドオピニオンや初診からの受診料などを含めると55万〜60万ぐらいかかっているのでしょうか…。 食費については、1日に1食でも食べると外泊して1日分食さなくてもとにかく1日分加算されました。 退院日も1日分の入院費を請求されています。 なので、1泊2日ではなく、とにかく滞在して1日1食でもお世話になったら「チーン！」ってレジ上がっちゃうみたいです。 戻ってくる分として 投稿者：きくりん - 2004/10/15(Fri) 16:35 No.4752 ぴょんぴょんさんも書いてくださっていますが、国民健康保険の方からと自分で入っている生命保険の方で私の場合は戻ってきます。 国保は、住んでいる地区によって多少対応方法は異なるようですが、私の所は、診療報酬の点数によって、このぐらいかかっているであろうというのか予想できるので、2ヶ月に1度自宅に郵送されてくる、国保使用料のお知らせとともに、払い戻しの請求書を同封してきてくれるとのことでした。 なので、その同封されてくる請求書など資料に基づき手続きとのことです。 また、生命保険の方は、入院前に生保の担当者に事情を話し、資料を揃えてもらいました。 その中に診断書があったので、退院近くなってから担当医に診断書を依頼しました。(手術が終わらないと書けないみたいです。) 診断書と、通院していた分の領収書など、必要書類をまとめて退院後リハビリの散歩を兼ねて、生命保険会社へ提出しました。 支払いに関しての審査を経て、振り込まれるそうです。 振り込まれるまでに1ヶ月はかからないであろうとのこと。 参考まで。 退院後 初受診 投稿者：きくりん - 2004/10/15(Fri) 17:20 No.4753 と、いうわけで、術後まもなく1ヶ月の本日、受診してきました。 術後の体の変化としては、強く出る変化はないのですが、 ・体温調整が崩れてきた ← のぼせ ・立ちくらみの頻度は増えないが、以前より激しい立ちくらみになってきた の2点が現時点であります。 必要であれば、漢方薬でよいのがあるから処方すると言われましたが、両方とも、耐え難い状態ではないので、もう少し様子を見ましょうとなりました。 今日の検査は、内診と採血。 今日出た許可は、普通の生活の戻って良いとのこと。 お風呂がOKになったのはこの頃の冷え込みには嬉しい許可でした。 来週から復帰予定だった会社は、少し先送りし、来月からにしました。 歩き方一つとっても、回復ぶりがよく分かるのが何とも言えません。 また、これから出てくるかもしれない卵巣欠落症状がどういうものなのか、よくこころして待ってみようと思います。 Re: もろもろの費用合計 投稿者：あーちゃん - 2004/10/15(Fri) 19:07 No.4754 分りやすいデータを提供してくださってありがとうございます。 やっぱり大きなお金が動くのですね。 良かったら教えてください。 診断書には、病気の始まりはいつの時点だと記載されていましたか？ 私は一昨年長年掛けていた癌保険を解約。 そして今年の夏に自己申告のみの外資系の医療保険保険に入りました。私は前がん状態ですが癌ではないので告知は必要ないと思い、前がん状態を申告しないで入りました。でも、子宮癌のことを勉強して前がん状態は上皮内新生物とやらにあたるらしいと知りました。 この病気で入院になっても、私は告知義務違反ということで保険は給付されないかも。 お風呂、よかったですね。ゆっくり入って、至福の時を楽しんでください。 無理しないで下さいね。 お役に立てないけど、 投稿者：きくりん - 2004/10/15(Fri) 19:49 No.4755 >あーちゃん さま こんにちは 診断書には、病気の始まりはいつの時点だと記載されていましたか？ですが、受け取ってからは、中身をみていないので申し訳ないのですが、分からないです。 私が勝手に思うに、 ・病理検査の結果から、いつ頃からこうなったのか(癌になったのか)判断つくのか？ ・最初から癌だったのか、それとも内膜症や何かの状態からこうなったのか判断つくのか？ と聞いてみたところ、そういうのは判断出来ない。ただ、ここ数ヶ月でこうなったのではないことは確かだけど…。と、言われました。 その人その人の状況にもよると思うので、何とも言えませんが、いつから通院と言うことは明確に診断書に書くことは出来ても、いつから癌になりました ということは、明確に記載することは出来ないのでは？と、個人的には思っています。 「告知義務違反ということで保険は給付されないかも」 ですが、加入されたときに分厚い約款をもらいませんでした？ あれは、かなり細かいことも書いてあるので、一読してみると答えがあるかもしれないですよ。 義務違反より、もしかしたら加入して何日以内に罹患が発覚した場合は支払いの対象にならないという方が、気になるのですが。 保険の担当の方に、思い切って聞いてみるのがベターかも。 お役に立てなくてごめんなさい。m(_ _)m どなたかおわかりになる方いらっしゃいましたら、フォローお願い致します。 Re: もろもろの費用合計 投稿者：あーちゃん - 2004/10/15(Fri) 21:21 No.4764 きくりんさま 早速のレス、ありがとうございます。 ＞いつから通院と言うことは明確に診断書に書くことは出来ても、 ＞いつから癌になりました ということは、明確に記載することは出来ないのでは？ 確かに! 人に話すときも、病院に行っていれば「病気なの」といい、行っていなければ「調子が悪いの」の世界ですものね。 それに医師が診断を下すのは医師が確認できる状態でのことですものね。 ＞お役に立てなくてごめんなさい。m(_ _)m いえいえ、とんでもないです。 約款、読んでみます。実はまともに読んだことなくて、、、。 とはいえ、やはりああした書き物は難しくて。 詳しい方がいらっしゃるならお話を伺いたいです。よろしくお願いします。 もちろん私も 投稿者：きくりん - 2004/10/15(Fri) 21:36 No.4765 約款なんて、必要事項しか読んでいません！ が、目を通してみると意外と「へ〜、こんなことまで…」っていうのは出てくると思いますよ。 書いてある内容よりも、どこに書いてあるのか探すのが面倒ですよね。 お役所と一緒で、自分から聞かなきゃ損するモノも結構あるみたいなので、だめもとで何でも聞いてみるべし！ が、の私のモットー。 あーちゃんさんにとって良い方向へいくことを祈っています。 Re: もろもろの費用合計 投稿者：ぴょんぴょん@体がん - 2004/10/15(Fri) 21:45 No.4766 こんにちは。 きくりんさん。 詳しいお話ありがとうございました。 あーちゃんさん。 私の話ですが、1999年5月に子宮頸部と体部のがん検診を受け、その時は異状なしでした。 1999年12月に不正出血が始まり、2000年の初春に受診→精密検査→子宮体癌宣告を受けたのですが、治療終了後の退院時に請求した保険会社指定の診断書用紙の「入院の原因となった傷病名」の傷病発生年月日には「不詳」と書いてありました。 ご参考までに。 なお、 >とはいえ、やはりああした書き物は難しくて。 >詳しい方がいらっしゃるならお話を伺いたいです。よろしくお願いします。 は、会社・商品によって契約内容は異なりますので、あーちゃんさんがどのような保険に契約しているかの詳細がわからず、その規約がここにない現在、保険業務を職業とされている方がここを閲覧されていたとしても、詳しいお話は無理で、推測を積み重ねた話しかできないと思われます。 あーちゃんさんが契約した保険会社に問い合わせるのが確実&最速ですので、よろしくお願いいたします m(_ _)m Re: もろもろの費用合計 投稿者：あーちゃん - 2004/10/15(Fri) 22:00 No.4768 きくりんさん、ぴょんぴょんさん、 レス、ありがとうございます。 先延ばしにしないで、これを機会に、約款を取り出し、どこに何が書いてあるかの大体をつかみ、保険会社に問い合わせをします。病気が分ってから胸にひっかかっていた問題でした。 それにしても、病気のこと入院のことだけで精一杯なのに、お金のことも考えなければならない・・・人生は過酷ですね。 こうしてアドバイスが得られて、ありがたいです。ありがとうございます。 Re: もろもろの費用合計 投稿者：青いあさがお - 2004/10/19(Tue) 01:29 No.4772 ＞診断書には、病気の始まりはいつの時点だと記載されていましたか？ ご質問の主旨とはかなりずれてしまうのですが、給付金支給対象の入院について。 「いつから病気になった」とは診断書には記載されませんが、どの時点で病名が判明したかは記載されます。 私の場合は、近所の医院で子宮癌検診を受け陽性と判明し、紹介された総合病院で１泊２日の入院をして、試験掻爬(細胞診)を受けました。 その後、セカンドオピニオンを受けた病院に１８日間入院し、広汎子宮全摘術を受けました。 入院給付金には、１泊２日の試験掻爬入院日数も含まれていましたので、ちょっと得した気分になりました。(^^; 保険会社の契約書には、病気確定後の掻爬入院は保険金給付対象とすると書いてありました。 私の場合は、最初の医院で、『頚癌陰性・体癌陽性』という結果が出ていましたので、総合病院の掻爬入院は支給対象になったのだと思います。 もし、総合病院での掻爬検査で病名が判明した場合は、その掻爬入院には給付金は支払われなかったのだと理解しています。 素人判断なので間違っているかもしれませんが。 尚、契約によっては、『○日以上入院した場合しか支給しない』とか、『入院してから○日は支給対象とならない』とか、書いてあります。 医師から退院許可が出ても、自分の契約書にはどのように記載されているかよくチェックした方が良いです。 2004年10月19日3:01 管理人編集 Re: もろもろの費用合計 投稿者：あーちゃん - 2004/10/19(Tue) 12:23 No.4776 青いあさがおさん、レスありがとうございます。 私も検診結果を得た後にセカンドオピニオンを求めて転院しています。青いあさがおさんも同じように転院されて手術を受け保険給付金を受けられていますので、とても参考になりました。 青いあさがおさんのゲストブックを読ませていただきました。 告知を受けたとき >自分の生涯を・・・ と受け取ることができたそうですね。きっと毎日を大切に生きてこられたのでしょう。 私は病気への動揺や不安と同時に「なんて今までのほほんと生きてきたのだろう」と思っていました。反省!でした。 大型台風到来で、天候が不順です。どうぞお大事になさってください。 |
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