弾性ストッキング <Page2>
リンパ浮腫の予防や進行防止に効果がある弾性ストッキングについての投稿です。リンパ郭清やリンパ浮腫に関してはYour Voiceに「リンパ浮腫・リンパ郭清」という投稿集がありますので、そちらもご覧ください。
弾力ストッキングのこと 投稿者:gさん 投稿日:2003/06/23(Mon) 14:14
No.2214 ぴょんぴょんさん、まだ、私は入院中なんですが(モタモタしてます、ホント)。 術後は、Cさんのとこも、立ち寄って頂き、有り難うございました。投稿できずとも、読むだけで、元気づけられました。 術後1か月たとうとしています。痛みや熱はここ2,3日落ち着いてきて、ホッとする反面、また、ぶり返すんじゃないか、と不安だったり。 さて、昨日は、体ならしに、外出をしてきました。 その際、術前、集めた情報から、予め購入していた、某外国有名メーカーの中位圧のストッキングをはいて行こうとしました。はくのに、七転八倒してしまいました。 あれは、はくのが、あの様に困難なものなのでしょうか? それとも、何かコツの様なものが、あるのでしょうか? 今や腕も手の握力も落ちて、踵から引っ張ってもビクともしないし、やっと、片方入ったと思ったら、反対の足を相当無理しないと入らなくて、(転びそうになるんです。)痛い鼠径部がひきつってしまいました。 はくだけで、すごーく疲れてしまいました。そんなものなのかな?と、教えて頂ければ幸いです。 kさん、私も、卵巣欠落症状はいつ頃でるものなのか、術後2週間位で主治医に聞いてみたんです。私の場合は、ウツっぽいから。 そしたら、やっぱり、ぴょんぴょんさんの答えの通り、今出てもおかしくないって。 術後、年月がたてば、ホルモン補充もできないことないみたいだったし、漢方薬もあるし、同じ頃の手術をうけた者同志、頑張りましょうね。 Re: 弾力ストッキングのこと ぴょんぴょん@体がん - 2003/06/23(Mon) 17:05 No.2215 gさん、こんにちは。 外出できるようになったんですね、よかった〜 (^o^) でも、絶対にムリしないでくださいね。 弾力ストッキングの件ですが、現在、浮腫がおありになるのでしょうか? もしも浮腫がないのであれば、はくのはかえって逆効果になることもあるらしいので、そのことをまずお伝えしておきます。 >集めた情報から、予め購入していた、某外国有名メーカーの中位圧のストッキング ご購入の際に、どういった基準で選ばれたのかがわからなかったのでなんなんですが、私も弾力ストッキングを持っていますが、それを購入するにあたっては、リンパ浮腫の患者会さんのほうに相談して選んでいただきました。 その時に先方から、私の足の長さや、両足ふくらはぎ、太ももなどいくつかの部位のサイズを聞かれました。 自分に合ったものを選ぶには、かなりきちんとした計測が必要のようです。 そして、そのサイズをもとに何点が試着させてもらい、一番気持ちのいいのを選びました。 試着にあたっては「痛いと思ったら、ムリしてはかないでください」との注意を受けましたので、計測して選んだものの中でも、自分の状態に合う合わないがあるのだと思います。 もしもgさんが「この程度の圧でいいのかな」という感じで現在のストッキングを選ばれたのなら、ご自分に合っていないことも考えられます。 すでに浮腫があって、その進行防止対策という意味での弾力ストッキングと、浮腫はないけれど予防的にはきたいというのとでは、圧力も異なってくると思いますので、豊富なノウハウをお持ちのリンパ浮腫患者会さんほうに相談されるのがベストです。 さて、そうやって選んだ私の弾力ストッキングですが、はくのはやはり簡単ではありません。 はきかたにもコツがあって、普通のパンストみたいに「つま先を突っ込んでぐいっと上げるとスルスルはける」ってわけじゃないんですよね (ToT) ですから、 >はくだけで、すごーく疲れてしまいました。 そんなものなのかな? サイズが合っているという前提でも、ある意味「そんなもん」です (ToT) はくのは簡単じゃありません。コツがいります。 リンパ浮腫を予防したいというお気持ちがあるのに、はいたら逆効果と言うのではもったいないですし、はき方の指導などもしてくださるようですので、リンパ浮腫の患者会さんのほうにご相談になられることをお勧めします。 当サイトとリンクしていて、ストッキングの相談、試着などの相談に乗ってくださり、掲示板があるのは、 あすなろ会さん http://www.hi-ho.ne.jp/suzy/asunarokai/index.html です。 どうぞお大事に。 Re: 弾力ストッキングのこと ぴょんぴょん@体がん - 2003/06/24(Tue) 13:04 No.2224 実は昨日、投稿番号2215を書き込んだ後、あすなろ会さんの掲示板の方に「よろしかったらコメントをいただきたい」とお願いに伺っておりました。 そのお返事と、こちらの掲示板への転載許可がいただけましたので、掲載しますね。 お返事をくださったのは、あすなろ会のSさんというかたです。 どうもありがとうございました m(_ _)m ****************************************** 1579 Re:こちらこそ・・・ 2003/06/24 02:24 From:S ぴょんぴょんさん、こんにちは!Sです。 こちらこそ、大変ご無沙汰しています。 仕事や会の仕事が大量になってなかなかお邪魔出来なくてごめんなさい。 なかなかご挨拶も出来ないので、以下ぴょんぴょんさんのサイトに貼り付けていただいて結構です〜。 私も会長も余裕がないので、なにかありましたら、すぐにお声をかけてくださいね。 術直後、腫れが出る場合がありますが、リンパ浮腫でない”術後の浮腫み”もあります。 これは、ハッキリ決まってはいないのですが、だいたい術後3ヶ月位で腫れが引かないと”リンパ浮腫”と診断されるようです。 術直後、歩行困難になるくらいの浮腫が出て、どうしても歩かなければならない場合は別ですが、強い圧迫は必要ないように思います。 目安としては、足首圧で約20〜30mmHg位(弱圧、圧迫力1)で十分ではないでしょうか・・・。 形は、パンストタイプです。 普通のストッキングのサイズとは異なりますので、採寸をしてサイズを合わせてから長さを選んでください。 まだ浮腫を発症していなかったら、市販のサポートタイプ位でも良いかもしれません。 あまり神経質にならない事も重要です。 ストレスはもっとも避けるべき事と思います。 リンパ浮腫の予防として最適なのは、リンパドレナージ、弱い圧迫、適度な運動と思います。 ただ、それでも完全に予防できるかといったら、そうでない場合もあります。 リンパ管の発達にはすごく個人差があるらしく、同じような手術をしても一生リンパ浮腫を発症されない方もいらっしゃいます。 医師の腕には関係ないそうです。。。 リンパドレナージは、簡単に言うと表在にあるリンパ毛細管を使って健康なリンパ節までの道を作る、というとわかるかな・・・? 揉むのでもなく、擦るでもない手技で人間の本来持っているリンパシステムの理論に則って行うマッサージです。 圧迫は、リンパ浮腫を発症してしまっている場合、脈管内の圧力が高くなるので皮下組織の組織圧を上げる為が一番の理由(それ以外にもあるのですが・・・)らしいので、まだ発症されていない方はあまり組織圧を上げる必要はないと思います。 あまり強い圧迫をかけると、悪化するより前に履いていられないと思います。 適度な運動で筋力をつける事は、弾性着衣と同じ効果があるそうです。 もちろん、筋肉痛を起こすほどの運動は悪化しますので、気をつけられてください。 弾性ストッキングの身に付け方ですが・・・・ 実は、画像のようなものは意識して掲載していません。世の中にはいろいろなご趣味を持ってる方がいるので・・・ 隣で私が履いたら一発でわかるのですが、一応書きますね。 全部裏返しにして、つま先を少し折り込みます。折り込んだつま先を自分のつま先にかぶせます。 裏になったままの状態で、両手でつまんで少しずつ引き上げます。 かかとが直角になっているのを確かめてから、裏側からつまんで引き上げ、つまんでは引き上げます。 膝下まで履いたら、立ち上がり、同じようにつまんでは引き上げます。 太ももの付け根に食い込まないように気をつけ、ヒップは手を後ろ手にして下着の位置を合わせるように馴染ませます。 「あすなろ会」では、大阪と東京でセルフケア講習会を行っています。 東京では、ストッキング、スリーブの試着や履き方の指導なども行っていますので、お時間がありましたらいらっしゃってください。 最近では、リンパ浮腫に対する意識が高くなり、まだ浮腫を発症されていない患者さんの参加も多くなってきました。 正しい知識を持っていれば、たとえ発症したとしても急激な悪化は防げると思います。 術直後は、がんの事、その他の後遺障害(排便、排尿、更年期症状等)で頭がいっぱいかもしれませんが、余裕がありましたらご一緒に勉強致しましょう! ****************************************** Re: はじめまして! Sさん - 2003/06/25(Wed) 01:32 No.2230 ぴょんぴょんさん、gさん、こんにちは! あすなろ会の掲示板に書かせていただいたように、毎日目が回るような忙しさでなかなかこちらにお邪魔出来なくて・・・。 私でなにかお役に立てる事がありましたら、ちょっとお声をおかけくださいね。 ちょっとした質問には、私のページにも掲示板がありますのでこちらに書き込んでくださっても結構です。 (ごめんなさい、CMで・・・) リンパ浮腫は、肉体的な疲労だけでなく、精神的な疲労でも悪化する事があります。 リンパって、免疫をつかさどる重要なものなので、リンパ郭清をしただけで免疫力は落ちます。 肉体的、精神的な健康に心がけてくださいね。 gさん、まだまだ本調子ではないと思いますのでご無理をされないように・・・ けっして、ストッキングをたくして履き口から足を突っ込んで履かないようにしてください。 シワにもなりますし、ストッキングが傷んでしまいます。 最後にちょっとつま先を引っ張るとストッキングが長持ちします。。。 ぴょんぴょんさん、ゲストブックに書き込みさせていただきました。 がんの事はちっともわかりませんので、よろしくお願いいたします。 もちろん、リンパ浮腫の事はお任せ下さい。 これからもよろしくお願い致します! Re: 弾力ストッキングのこと ぴょんぴょん@体がん - 2003/06/25(Wed) 15:26 No.2231 Sさん、お忙しい中、こちらへもご来訪いただき恐縮です。 ゲストブックへの投稿もありがとうございました m(_ _)m >もちろん、リンパ浮腫の事はお任せ下さい。 とっても心強いお言葉、ありがとうございます! どうぞよろしくお願いいたします。 やっと帰って来ました! 投稿者:gさん 投稿日:2003/06/28(Sat) 14:46 No.2250 kさんに遅れること何週間でしょう。チャットにも参加されたんですね。羨ましい! ぴょんぴょんさん、入院中は、ストッキングの件、有り難うございました。 しっかり読んで、もう1回はいてみましたが、どうも書いてある様にできなくて、私は、日本語を理解しないのでは?とも思える難しさ。もう少し、研究してみます。 リンパ浮腫は左下肢が危ないかもしれないよ、といわれたので、できる限り予防に励もうと思っています。 Dさん、セカンドオピニオン大賛成です。今回、一口に医師と言っても、こうも診断能力と治療技術に大きく差のあることかと、思い知りましたので。 外来医の方が年齢も地位も上でしたが、エコーの所見は、内膜は厚くない、とだけ。CT,MRIの説明は、あなたの癌は、早期です、だけ。手術しても、癌は残ってないかもしれないかもしれない、とも言われました。(今から、大きな手術を受けようとする患者にそりゃないよ、と思いましたが。) 入院主治医は、ずっと若い先生でしたが、エコーも画面を見せての説明で、ここの部分と示された場所は、確かに他の部分との違いがわかり、結局、術後の診断でも部位と大きさは、ほぼ一致していました。CT,MRIは、実際に写真をかけて、ここが、と説明してもらいました。 つまり、同じ、エコーの機械を使っても、同じCT,MRIのフィルムを見ても、その医師の経験、技量、日々の勉強の程度で、大きく診断能力が変わると言うことですね。今回、自分が癌の手術を受けて、本当に医師選びの難しさを感じました。 そう考えると、迷った時は、癌なんだから、沢山症例も集まり、勉強する意欲も機会も多いであろう、癌センターと名のつく病院の医師が、ハズレが少ないのかな?と、今は思っています。(ま、どこにでも、変な人はいますけど。) 入院の主治医は、気持ちも優しい、技量も優れた、本当にいい先生で、こう思えることが、大切なんだと思います。長いお付き合いになるはずですから。自分が苦労したもので、つい、熱く語ってしまいました。長くなりました、スミマセン。 Re: やっと帰って来ました! ぴょんぴょん@体がん - 2003/06/28(Sat) 17:06 No.2253 gさん、退院おめでとうございます! (^o^) ストッキングのはき方は、慣れるまで大変だと思います。 で、しつこくて申し訳ないんですけど、サイズと圧迫力はご自分に合ってますよね? 「自分に合わないサイズや圧迫力だけど、買っちゃってもったいないから」とはくのは絶対にダメですよ。 Sさんも書いていらっしゃいましたが、浮腫と診断されていないのであれば、普通のストッキングのサポートタイプでもいいんじゃないかとも思うんですけど…。 そちらなら、はくのもちょっとは簡単ですしね。 予防は、「簡単」「続けること」も大切な要素だと私は思います。 今まで、退院後すぐの患者さんをたくさんお迎えしてきました。 郭清された患者さんの多くは、かなりリンパ浮腫を気になさり(私もそうでした)、リンパ浮腫と診断されていなくても、はじめは浮腫用のストッキングをはいてみたり、「足のマッサージを毎日やってます!」とおっしゃるんです。 でも時間が経つにつれ、腫れてこないという安心や、いろいろなケアをあれこれやらなければならなくてだんだん面倒になって来る気持ち、術後の生活への慣れなどから、初めには神経質と思えるほどいろいろしていた浮腫予防をやめちゃったりする患者さんも多いんです。 もちろん、今していることをずっと続けるのがベストの予防だとは思いますが、毎日の積み重ねこそが重要なので、重い課題を自分に課して続けられなくなるより、もうちょっと気軽な気持ちで、手を抜けそうなところは抜いてみる(腫れていないなら、弾性ストッキングを普通のサポートストッキングにしてみる等)のも長続きする方法のひとつかもしれませんよ。 私の場合が他のすべての患者さんに当てはまるとは思いませんが、参考までに書いておきますね。 私は、現在でも「リンパ浮腫である」と診断されていません。 でも、左鼠蹊部に痛みがあったり、夜になると特に左太ももが「腫れているかな?」って思う時があります。 寝て起きると治っているので、予防に努める段階です。 弾性ストッキングは持っていますが、日常生活において常時着用はしていません。 日常生活では、一般の方もおしゃれ用にはくサポート力のあるストッキング(ごくごく普通の品です)をはいています。 弾性ストッキングは、旅行の時とか、足に負担がかかることをする時、あとは鼠蹊部がかなり腫れっぽい時にのみ使っています。 私は肌が弱いので、ストッキング類はすべて新品をおろしてはく前に、一度洗っています。 これでかぶれはかなり防げるようです。 あせもやかぶれで → 掻き壊し → 傷ができて → そこから菌が入って蜂窩織炎などになる という図式は避けたいので、その部分にはちょっと気を使っています。 入浴時なんですが、お風呂から出る前に月のマークの会社が出している「爽快バ○シャワー」を使っています。 これってベビーパウダーみたいな成分が入っているらしく、出た後も肌がサラサラなので、ストッキングがはきやすいんです。 足に傷がある時は使いません。 ストッキングをはくのが大変な時は、ベビーパウダーなども含めて、試してみるといいかもしれません。 ではでは、どうぞお大事になさってくださいね。 ストッキングのお礼。 投稿者:gさん 投稿日:2003/06/30(Mon) 12:32 No.2268 ぴょんぴょんさん、本当に丁寧なアドバイス有り難うございました。 私の今の最大の関心事は、長く歩くと痛くなる左足とつっぱるお腹。勢い、リンパ浮腫が心配になります。Sさん伝授の体操や呼吸法も毎日続けなくちゃいけないな、と思いつつ、熱しやすく冷めやすい我が性格を戒めています。 ぴょんぴょんさんの言われる通り!できることを続ける!ですね。 私は、術後にどの位、足が腫れるものかと思い、入院前に、足首、ふくらはぎ、膝上、太ももと計測していったんです。 それでストッキングのサイズを決めて、圧は3種類しかなかったし、真ん中の20~30 mmHg のパンストタイプを選びました。圧はこれで悪くなかったみたいで、無駄にならずにちょっと安心しました。 入院中の2回の外出、医療用のをはいて行った方が、時間もずっと長かったのに、疲れなかった気がするのですが、1週間あとだったのと、気分もかなりありますね。 術後、どの位腫れたかと、計測してみれば、何のことはない、歩かなかった期間は、わずか1週間なのに、のきなみ約2cmずつ小さくなっていて、違った意味でショックでした。歩かなくっちゃ! 今はまだ、お家で、ゴロゴロ状態、ストッキングへの挑戦はまだです。 kさんは、もう、家事頑張ってるのかな? 私は、入院中に、すごい元気な術後の患者さん(私よりずっと年上)を見て、負けじ、と歩き回って、熱出してダウンしたので、マイペースで行きます。 |
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