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家族や恋人が子宮がんになった時 <Page2>

ご家族や恋人が子宮がんと診断された方の投稿です。
がん患者への接し方などについて、チャットへ聞きにいらっしゃる方も多いため、少しでも参考にしていただければと思い、掲示板より転載しました。
なお、2004年5月18日より、ご相談投稿は患者さんご本人に限定させていただいております。

心配です・・・
Nさん 投稿日:2001年7月18日<水>00時57分/兵庫県/女性/27才

こんばんは。初めて書き込みさせて頂きます。
私ではないのですが、母が体ガンと診断されました。
体ガンの情報をネットで探していると、ぴょんぴょんさんのHPに出会いまして、心強く励まされています。
母は、明日詳しい検査のため、一泊で入院します…
たぶん細胞診っていうのですよね?
手術予定は1ヶ月先なので、進んでいないようですが、軽いことを祈るだけです。
すぐに結果でず、日数がすぎるのは、本当に気が重いですよね。
まさか、自分の母に限って・・・
でも、私以上に母が不安で、恐いのがわかります。
私のできる限り支えていきたいと思います。
また、いろいろ情報を教えて下さいね。



Res:ぴょんぴょん 投稿日 : 2001年7月18日<水>08時49分

Nさん、はじめまして。m(_ _)m
お母様の病気、ご心配のことと思います。

細胞診のみでしたら、数分という短時間で済むので、普通は外来で行います。
一泊されるのでしたら、もう少し詳しい検査などもなさるのではないでしょうか。

お母様も不安でいっぱいでしょうが、Nさんもこれからしばらく、いろいろと大変なのではないかなと思います。
このHPのYour Voice「家族や恋人が子宮がんになった時」や、子宮がんスタディノート「術前・術後の用意と過ごし方」などが少しでも参考になるといいのですが…。

他にもわからないことがありましたら、いつでもカキコしてくださいね。
私にわかることでしたら、出来る限りお答えします。

お母様のご快癒、お祈り申し上げております。
どうぞお大事に!

母のことで・・・ Cさん 投稿日:2001年8月16日<木>19時24分/神奈川/女性/30才

ぴょんぴょんさん、皆さん、はじめまして。
母に子宮体ガンの疑いがあると判り、何か情報を得られないかとネットサーフィンをしていて、こちらのHPにたどりつきました。

先月母(54歳)は、不正出血をして町の婦人科に行きました。
細胞検査を受けたところ5だという結果が出て、大学病院で精密検査を受けることになりました。
すでに高確率でガンの疑いがあったので、CT検査やMRIでガンの大きさや転移の有無を調べるとのことだったのですが、なんと出てきた答えは「ガンが見つからない」とのこと。
医者も首を傾げていたらしいのですが、とりあえず入院等の指示もなく、念の為2週間後に内視鏡検査をしましょうということになりました。
そして、昨日その検査を受けに行ったところ、内視鏡ではガンが認められなかったのですが、前回受けたMRIで軽度の異常が発見されたので、再度細胞検査をしましょうということになったそうです。

私は病院に一緒に行っていませんし、最初に婦人科に行ったその日から長期出張に出てしまったので、実はその後の顛末を知らなかったのですが、ガンだと思われると言われてから色々な検査を受け、「ガンではない」と言われるまでの約20日間、家の中の雰囲気は本当に真っ暗だったそうです。(そりゃ当たり前ですよね)
せっかく疑いが晴れたと思ったのも束の間、また心配が出てきて、なんだか医者に振り回されている感じです。

母は子宮ガンの予備知識などまったく持たずに医者に話を聞いていますし、難しい言葉を言われてもよく判らないでいる感じです。
昨日は、「MRIで3だったんだって」と話していたのですが、細胞検査(細胞診というんですか?)ではなくMRIで得られるその数値というのがどういうものなのか、よく判らなくて困っています。

医者は「白黒つくまで徹底的にやりましょう」と言っているそうですが、そんなに診断のつき辛いものなのでしょうか?
どうやらガンの一歩手前状態にあるのは間違いなさそうですが、断定されたわけでもなく、ただ不安ばかりが募る中途半端な状態です。

次回検査結果を聞きに行く時には、私も一緒に行きたいとは思っているのですが、仕事の関係上行けるかどうかわかりません。母に、「こういうことをちゃんと聞いてくるように」と何かアドバイスができればと思っているのですが…。
皆さんのご経験から、何かアドバイスをいただければ嬉しいです。



Res:Mさん 題名:わからないとき 投稿日 : 2001年8月16日<木>21時27分/岐阜県/女性/35才

私も病気に対する知識が全然なくて、こちらのHPをはじめあちこちで調べていきました。
AMAZONで本も買いました。主婦の友社の女医さんシリーズの「子宮ガン」という本です。わかりやすかったので、おすすめです。
お母様のご病気、心配ですね。
早くよい知らせが聞けますように。



Res:ぴょんぴょん 題名:はじめまして。 投稿日 : 2001年8月17日<金>00時18分

Cさん、はじめまして。m(_ _)m
お母様の件、ご心配のことと思います。

まず、細胞検査は、細胞診のことだろうと思われます。

投稿を拝読して、「町の産婦人科で細胞診をした結果、クラス5だった」ということはわかったのですが、精密検査をした大学病院の細胞診クラスはどうだったのでしょうか?
お母様は「MRIで3だった」とおっしゃっているようですが、MRIやCTは画像診断です。
ぴょんぴょんは、MRIを数値で評価するという話を聞いたことがないのです…。
もしかしたら、お母様は細胞診クラスのことと勘違いなさっているのではないかなと思ったりもしたのですが、推測の域を出ません。
子宮がんの検査では、細胞診は基本中の基本ですので、大学病院でもやっていると思います。

その細胞診ですが、子宮体部の細胞の一部を取って調べます。
ですから、もしがんだったとしても、病変部分を取らない限りは、「正常」という結果が出てしまいます。
そして、細胞診は子宮体部の細胞すべてを取るわけではなく、スポット的に「ちょんちょん」と取るので、検査するたびごとに、取る部分は変わります。
そのため、複数の病院で細胞診をすると結果が違うこともありますが、医師は悪い方の結果を重視しますので、町の産婦人科でクラス5が出ていることを考慮して、それこそ「白黒つくまで徹底的に」調べると思います。
MRIやCTなどの画像診断ですが、もしがんだったとしても、初期の場合は病変部も少なく、お医者さんも、なかなか白黒つけにくいようです。
それで、検診間隔を短くしたり、いろいろな検査をやるみたいなんですよね〜。
患者側は「早く結果を出して!」とイライラするのですが、ここはちょっと我慢のしどころかもしれません。

で、次回の診察ですが、「大学病院でやった細胞診クラス」「血液検査の結果」「これからさらにどんな検査をする予定か」あたりを確認されるといいと思います。

たぶん腫瘍マーカー(血液で調べます)を行っているはずですので、血液検査の結果が分かれば、ここは正常、ここはちょっと要注意かなという、自分なりの指標が持てます。
血液検査の結果が手に入ったら、このHPのリンクルームの医療情報検索サイト「検査項目解説」で各数値の正常値などは検索できます。よかったら見てみてね。

ただし、先に申し上げておきますが、腫瘍マーカーはあくまでも指標で、がんかそうでないかを100%の確率で当てるものではないのです。健康な人でも正常値外の数値が出ることがあります。
腫瘍マーカーは何度か調べて「その推移を見るもの」と考えた方がいいかと思います。

お医者さんは、こちらが「はいはい」と聞いていると、「すべて理解した」と受け取りますので、説明が理解できない時や、わからない医学用語が出てきた時は、「それ、何ですか?」と質問して、よく話し合ってみてくださいね。
結果的に、その時は理解できなかったとしても、正しい用語、数値さえ把握していれば、ネットで結構簡単に解説を検索できたりすることもあります。

分からないことがありましたら、こちらでもお役に立てることもあるかと思いますので、よかったらまたいらしてくださいね。
お母様、どうぞお大事に。
そして、いい検査結果が出ることをお祈り申し上げています!



Res:Cさん 題名:ありがとうございます 投稿日 : 2001年8月18日<土>22時33分/神奈川/女性/30才

Mさん、お返事ありがとうございました。
私も早速本を買ってみようと思います。

ぴょんぴょんさん、ご丁寧なお返事をありがとうございます。

>もしかしたら、お母様は細胞診クラスのことと勘違いなさっているのではないかなと思ったりもしたのですが、推測の域を出ません。

私もおかしいなと思い母に詳しく聞いたところ、やはり大学病院ではじめにやった細胞診でクラス3(aかbかは判りません)が出たようです。

母には、こちらのHPなどで得た知識を教え、クラス3は微妙な状態にあること、そしてもし仮にガンだったとしても、命がどうこうというような段階にあるわけではないことなどを話し、あまり落ち込まないようにと言いました。
最初にガンの可能性を指摘された時は、やはり母も父も「ガン=死」というような捕らえ方をしてしまった為、必要以上に悩んでしまったようですが、医者の話や、こちらで得た情報などを考慮していくうちに、だいぶ落ち着いてきたようです。
CTやMRI、内視鏡などでも発見できないというのですから、もしガンだったとしてもごく初期だということですよね?

ただ、「これから徹底的に調べていく」と言われて、母はかなりブルーになっています。
先日やった検査(「組織を取る」と言っていたらしいです)が耐え難いほど痛かったそうで、あんなことを繰り返しやられたのでは神経が参ってしまうと言っています。
サイトのどこかに、痛みが強い人には麻酔を打ってくれるという記述を見たのですが、本当なのでしょうか?
母には、「耐えられないからなんとかして」と先生に言いなさいと言ったのですが…。

先日の検査の結果は来週水曜日に出ます。あいにく私はまた出張で一緒に行くことはできませんが、今回は父が一緒に行けるとのことなので、ぴょんぴょんさんにアドバイスいただいたことをちゃんと聞いてくるように、父にも言い聞かせます。先日の検査(CTなどの)結果が出た日は、父は直前で怖くなって行かなかったそうです。(笑)
まぁその時は、「ガン→転移→死んでしまうかも」という考えだったので無理もありませんが。

本当にいろいろありがとうございます。このようなサイトがあることを非常に心強く思います。
またご相談させていただくかもしれませんが、その時はよろしくお願いします。m(__)m



Res:ぴょんぴょん 投稿日 : 2001年8月19日<日>03時14分

Cさん、こんばんは。(^o^)
お母様の気持ち、少しは落ち着かれたでしょうか?

お母様が先日やった、「耐え難いほど痛かった検査」というのは、子宮内膜を掻爬する組織診のことだろうと思います。
これは、本当に痛いです。(ToT)
ただし、全面掻爬する場合は、静脈注射などにより「眠ってしまう麻酔」をかけるはずですので、お母様は、一部分のみを掻爬されたのだと思います。

一部分のみの組織診の場合は、検査時間が短時間(5分くらいだったかなぁ)なため、普通は麻酔は使いませんが、子宮がんスタディノートの「内診の時に使う器具について」のキューレットの説明にもある通り、麻酔を使うこともあるようです。

ぴょんぴょんは、子宮内膜全面掻爬も、お母様と同様の一部分のみの掻爬もしたことがあります。
全面掻爬の時は静脈注射で全身麻酔をかけたので、麻酔自体も痛くなかったし、検査も痛くなかったし、もちろん術中のことは覚えていません。
一部分のみの掻爬の時は麻酔なしでしたので、それこそ死ぬ思いでした。(ToT)
もし、私が再び一部分のみの掻爬(組織診)を指示されたら、「お願いだから、寝ちゃう麻酔をして!!」と、先生に頼むとは思います。

ただ、麻酔はいいことだけではないのです。
局部麻酔だったら、子宮頸部に針を刺すことになります。
ぴょんぴょんは、その注射をした経験はありませんが、掻爬とどっちが痛いのだろうか?と思いました。
静脈注射などの全身麻酔は、絶食など術前から生活制限があり、麻酔事故も視野に入れなければなりません。
麻酔事故は頻発するものではないでしょうが、絶対に起きないと断言もできません。

それから、全身麻酔の場合は、術後、気分の悪さやめまいなどで、一日くらい苦しい思いをする患者さんもいらっしゃいます。
これはどうも体質などにより違いが大きいらしく、ぴょんぴょんはぜんぜん平気だったのですが、吐いた方もいるようです。
麻酔を使わなかった場合は、そういう苦しみはありません。

こちらが何も頼まなければ、一部分のみの組織診の場合、医師は麻酔を使ってくれないだろうということは、確実に言えると思います。
麻酔を使った場合、使わなかった場合のメリット・デメリットも含め、主治医とよく相談してみてくださいね。

組織診の結果が出る来週水曜日は、お父様が一緒に病院へ行ってくださるとのこと、安心しました。
病気が疑われているのはお母様ですので、もし、がんだったら、お母様も近い将来、現実をしっかり見なければならないとは思います。
でも、検査結果が出る前後というのは、患者にとって心が揺らぐ第一の山場で、検査結果を一人で聞きに行くのは辛いだろうし、たぶん頭の中が真っ白になって、わからないことがあっても、質問も何もできずに帰ってきてしまうかもしれないと、ちょっと心配していたのです。
とは言え、一緒に行かれるお父様も、落ち着いて冷静に話を聞けないかもしれません。
とにかく、「主治医から言われたことや検査の数値は全部メモする。わからないことは全部聞く」くらいの気持ちで、一度、主治医とも、病気の疑いとも向き合われた方がいいと思います。

どうぞお大事に!
どこまでお役に立てるかはわかりませんが、わからないことなどありましたら、また気軽にいらしてくださいね。

では、では(^o^)



母のその後
Cさん 投稿日:2001年8月28日<火>19時01分/神奈川/女性/30才

ぴょんぴょんさん、こんにちは。
先日、母が体ガンの疑いがあると言われてご相談した者です。

8/22に、先日やった組織診(だと思われる)の結果が出て、とあえずは心配ないということになりました。
細胞診クラスは3(aかbかは不明)のままだったそうなのですが、2ヶ月後にまた検査する予約をして、今回はひとまず一件落着ということになりました。
もちろんクラス3は正常値でないわけですから、これからも検査を繰り返していかなければならないでしょうけど、一時は死まで覚悟していたので、母本人は勿論、家族皆ホッとしています。

実は昨年から私の周りではいろんな良くないことが起こっていて、今回の母の件も非常に心配だったんです。
私自身、昨年初めに慢性関節リウマチという病気になり、一時は歩行困難、生活困難な状態になりました。
今は薬のおかげでなんとか普通に暮らせていますが、完治することのない病気なので、これからおそらく一生付き合っていかなくてはなりません。
その他にも、私の友人や学生時代の仲間が2ヶ月の間に3人も、くも膜下出血や心不全で亡くなりました。
新しく飼い始めた犬が先天性の心臓だったり、父が経営している小さな会社の従業員が骨に腫瘍が出来たり…。
そんな状況だったので、母にまで病気が、しかもガンが襲って来たなんて、本当にショックでした。

こちらのサイトでは本当に色々なことを勉強させていだきました。
ぴょんぴょんさんにはお忙しいのに丁寧なお返事をいただき、本当に感謝しています。
まだ母がガンにならないと決ったわけではありませんが、皆さんの体験話やぴょんぴょんさんのお作りになった情報コーナーを拝見して、もし母(あるいは自分)がガンになっても、一緒に頑張って行ける気がします。



Res:ぴょんぴょん 投稿日 : 2001年8月29日<水>14時38分

Cさん、こんにちは。

お母様の検査の結果、とりあえず心配ないとのこと、よかったです。(^o^)
心配事が重なっていろいろと大変みたいですが、早く解決するといいですね!


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