子宮体がんの黄体ホルモン治療体験記
子宮体がんでも、初期の場合は、子宮や卵巣を失うことなく治療できる場合があります。
時々、その「黄体ホルモン治療」について、うさぎの本宅の掲示板へ聞きに来られる方がいましたが、ぴょんぴょんには黄体ホルモン治療の経験がなく、お答えできないままでいました。
この書き込みは、２００１年５月に子宮と卵巣の単純摘出手術を受けられたＫさんが、手術前に１年間ホルモン療法された経験です。
黄体ホルモン治療は、適応範囲がかなり限られてはいますが、切らずに済むというメリットは大きいですね。
なお、黄体ホルモン治療は主に初期の体がん治療で行われるもので、卵巣欠落症状対策として行われるホルモン補充療法(HRT)とは異なります。
ホルモン補充療法(HRT)に関する投稿集はYour voiceに別途ありますので、そちらをご覧ください。
| 子宮体癌のホルモン治療 Ｋさん 投稿日：2001年6月18日<月>16時38分/三重県/女性/32才 ぴょんぴょんさんこんにちは〜！ ホルモン治療についてわたしの知ってる限りのことを書きますね〜(*^｡^*) ホルモン治療は黄体ホルモン剤（わたしの場合ヒスロンＨ２００）を服用します。一日に２錠〜３錠飲みます。 どのくらい飲むのかは人によって違うみたいです。私は最初２錠服用し、１ヶ月後くらいに３錠に増やされました。 期間は半年〜１年服用します。悪性細胞が１年以上飲んで消えなかった場合はうち切って、手術となります。 適用できるのは０期までとあるＨＰに書いてありましたが、先生によっては１a期まで適用する場合もあると思います。 わたしの場合は０期（細胞診クラス3b）で適用されました。 内膜掻爬とセットですね。内膜掻爬は子宮鏡で実際に子宮の中を覗きながら行います。掻爬した組織を見て、経過観察します。 内膜掻爬は３ヶ月〜４ヶ月に１度しました。 子宮鏡下での内膜掻爬は１泊入院してしました。静脈麻酔で行いますので、前日の夜１０時以降は絶飲食で、夜と朝に浣腸もしましたよ。 外来でちょこっと内膜をとって細胞診もしました。だいたい細胞診の結果でさらに内膜掻爬するという順序だったと思います。 経過観察として他に、１ヶ月に１回の血液検査とMRIをしました。MRIは薬を服用中は１回しただけでした。 ヒスロンの副作用として一番怖いのが血栓症です。これが怖いがためにホルモン治療しないドクターもみえるようです。 できるだけ血がサラサラになるような食事をし、たばこの煙の無いところにいるようにしましたよ。喫煙者は絶対禁煙しないとダメです。 他の副作用としては、体温が高温期の状態にずーっとなるのでだるくて、動悸がし、飲み始めにはものすごく胸が張って痛くて眠れませんでした。時々胸の筋肉がきゅーっとつることがありました。 副作用の出方については人によって違うし、体が慣れてくると軽くなっていきました。 以上ですが、わからないことは質問してくださいね〜。 Res：ぴょんぴょん 題名：さっそくありがとう！！ 投稿日 : 2001年6月19日<火>10時02分 Ｋさん、子宮体がんの黄体ホルモン治療についてのレポート、ありがとう！ これから治療を受ける方にとって心強い体験記だと思います。(^o^) ログが流れるともったいないので、次の更新の時、Ｙｏｕｒ Ｖｏｉｃｅへ転載させていただきますね。 これからもよろしく！ |
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