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主治医とのトラブル <Page2>

主治医や病院とトラブルになりそう、またはなってしまった患者さんがどう対処されているかの投稿集です。

腹水について 投稿者:Yさん 投稿日:2002/02/10(Sun) 22:34 No.466

以前(2001年10月17日)に母の事で相談した独身男性です。ご記憶にあるかどうか分かりませんが、あのとき相談にのっていただいて、私も父も精神的に助かりました。その後の御礼も無く、申し訳ありませんでした。
今回、再びご相談にのっていただきたく、一方的で失礼とは思いましたが、再び投稿させていただきました。以下、ゲストブックへの書き込みと内容が一部重複致しますが、悪しからず御容赦下さい。

母は2001年10月4日に子宮体癌と診断され、10月19日に入院、10月25日に手術、11月12日に退院しました。
手術では子宮とリンパを取り、成功だったと聞きました。取った物を私も見せてもらいましたが、子宮筋腫が目立つものの意外に黒ずんでいるといった部分が無く、「軽かったのかな?」と安心していました(ちなみに今回、1b期だったと分かりました)。
母は、退院後2週間もすると元気になり、普通に家事もするようになりました。
しかし、2002年に入ってから、急に母が腹痛を訴えるようになりました。手術を受けた病院で診てもらっても異常が無いと言うので、てっきり寒さのせいで手術跡が痛むのかと思っておりました。
しかし、お腹が20cmくらい膨れたという事もあり、不安なので無理を言って2月5日に病院で画像検査を受けたのですが、腹水が溜まっているとの事で、そのまま緊急入院となってしまいました。
子宮体癌手術のときに担当していただいた医師とは会うこともできず、新しい担当の若い先生とは1回短い時間だけ会えましたが「原因不明」と言うばかりです。連休明けから各種検査を行う旨を看護婦さんから告げられましたが、いわゆるインフォームド・コンセプトはありません。
向井亜紀さんの著書でも腹水に関する話がありましたが、医師に聞いてもはぐらかすばかりです。

卵巣やその他に癌が転移しているのか、それともリンパを取った手術の影響なのか、色々と考えてしまいます。
相変わらず何を相談したいのかハッキリしないまま書き込んでしまって申し訳ありません。病院の対応についてや腹水と子宮体癌の関係について、ぴょんぴょんさんの知識をお教えいただければ幸せです。

乱文の上に勝手なお願いを致しまして申し訳ありませんでした。



Re: 腹水について ぴょんぴょん@体がん - 2002/02/11(Mon) 03:25 No.468

こんにちは。お久しぶりです。(^o^)
お母様のこと、ご心配されていることと思います。
ぴょんぴょんは、向井亜紀さんの本を読んでいませんので、腹水についてどのような記載があったのか不明なのですが…。

Yさんは、「卵巣やその他に癌が転移しているのか、それともリンパを取った手術の影響なのか、色々と考えてしまいます」と書かれていますが、もし、ぴょんぴょんがYさんの立場だったとしても、同じことを考えるとは思います。
それらを肯定したり否定するのは、検査のデータなのではないでしょうか。
緊急入院されたとは言え、お母様に対する検査が何も行われていない現在、医師はお母様の検査データを持っていないわけですから、「原因不明」としか言いようがないでしょうし、まだ原因がわからない現在は、治療方針も立てられません。

連休明けから検査とのことでしたので、腹水が溜まったことについての原因と治療方針のインフォームド・コンセントは、検査結果がすべて出揃ってからになるのではないでしょうか。

検査結果が出た後、なぜ腹水が溜まったか、これからどうするのか等について主治医から説明があると期待したいのですが、もし、主治医の説明に納得がいかなかった場合は、語句の説明や検査データから考えられること等も含めて、やはり他の医師など医療従事者のアドバイスを求められるのがベストだと思います。

ご親戚にお医者さんがいらしたと記憶していますが、
「キャンサーネット・ジャパン」
http://www.nagumo.or.jp/cancer/index.html でも、ボランティア医師がFAXやEメールでのセカンドオピニオン相談に応じてくださっているようですので、必要でしたらアクセスしてみてください。

なお、お母様はオペの結果、体がんステージ1bだったそうですが、がんのグレード(1〜3まであります)と、切除したリンパ節の転移の有無は医師からお聞きになりましたでしょうか?

患者や家族にグレードの説明をしない医師もけっこういますので、告げられなかったから医師の怠慢だとは言えませんし、抗がん剤等の後治療なく退院されたことから考えると、リンパ節へ転移がなかったのかなとも思いますが、私の推測でしかありません。まず、その点をお含み置きください。

なぜ、グレードやリンパ節転移のことを持ち出したかと言いますと、他の医師などに話をする場合、特に今回は、摘出したお母様の臓器があるわけですから、その標本現物や病理の結果を見せて相談するのが好ましいのです。
しかし、標本などはなかなか患者に渡してもらえないようですし、ネットで相談ともなれば「話がすべて」になります。
ですから、セカンドオピニオンを仰ぐ医師等に、こちらから提供できるデータ(話)は多ければ多い方がいいと思います。

来週から検査をされるのでしたら、検査終了後、いずれ一度は、現在の主治医と面談の機会があると思います。
その時にでも、ぜひいろいろと確認されてみてください。
今回の腹水が重大なことにならなくて済んだとしても、ぴょんぴょん徒然草の「ちょっとした知識の大切さ」の最後の方に書いてある通り、いつかどこかで必要になってくるかもしれません。

私が今思いつく必要データは、病名、ステージ、がんのグレード、取ったリンパ節の数、リンパ節への転移の有無、オペ時の腹水細胞診クラス、血液検査の値(腫瘍マーカー等)くらいですが、他にもあるかも…。
体がんはほとんどが腺がんですので、扁平上皮がんか腺がんかを確認する必要性は低いと思いますが、せっかくですからそのあたりも確認されるといいかもしれません。

なお、お母様に現在溜まっている腹水ですが、抜いた場合、細胞診をするのではないかなと思うのです。
もし細胞診をした場合は、その細胞診クラスも確認されるといいと思います。

お母様のすみやかなご快癒をお祈り申し上げております!



Re: 腹水について Yさん - 2002/02/16(Sat) 23:33 No.489

Yです。母の病気について、担当の助教授先生、執刀医、助手の先生のお話を聞いてきました。

「病名:子宮内膜ガン」「ステージ:1aか1b」「グレード:手術したときはG1、現在はG2」「取った臓器:子宮と卵巣とリンパ節(ガイチョウサク、ナイチョウサク、ナイチョウコツ、ヘイサ、ソケイセツのリンパ節)」「リンパ節への転移の有無:転移無し」「血液検査の値:CA125が手術時は8。現在1120」「腺がん」という話でした。

再発としても進行が早過ぎるし、「腹水の細胞診で悪性のものが見付かった場合は卵巣ガンというのが定説だが、卵巣は取った」ので原因が分からないそうです。今は腹水の量は少ないのですが、ムクミでお腹が張っています。炎症が起こっていて、LDHの値が高い事から、肝臓または肺という事も考えられるとも言っていました。
子宮は無いけれども、子宮体ガンという病気にはなるそうで、体ガンの再発という可能性もあると聞きました。

胃カメラ、頭部と胸部のCTは問題なしだったそうです。
腸は造影剤を入れて注腸造影を行ったところ、S状結腸あたりが伸展不良で圧迫されているので、月曜日にファイバーを入れて外科の専門医に見ていただくそうです。腸が内側から圧迫されているとなると、そこが病巣という事も考えられるそうです。

ただ、現状では具体的な悪い場所が特定できないので、タキソールとカルボプラチンを組み合わせた抗癌剤投与治療を行うつもりだそうです。腸の検査後に投与を1日行い、3週間くらい休んで回復したら再び投与するそうです。効かない場合はホルモン療法に切り替えるそうです。放射線は使わないと断言していました。
それと、こちらから強く希望して丸山ワクチンの投与もしてもらうことにしました。

鎮痛剤も効かなくなってきたのでモルヒネの使用を考えているという話を聞いて、どう反応すれば良いのか分からなくなりました。

正直言って、手術後に先生はハッキリと「抗癌剤治療は必要ない」と言いましたし、今回の説明でも「○○というのが定説だが、こんなのは考えられない」というセリフの繰り返しで、不信感があります。「お忙しいから仕方ない」と頭では分かっていても、「なかなか先生と会えない事。2度会えたけど、何れも先方が指定した約束の時間より2時間くらい遅れた事」も、「家族への説明は後回しでも仕方ないが、母の治療まで後回しにされてないか?」なんて感情的な気持ちになってしまいます。
丸山ワクチン投与についてお願いしたときも「まあ、あれは副作用はほとんど無いのでいいですよ」と言われたのですが、何か馬鹿にされた口調のようにも感じてしまいました。
「リンパ節は何個(グループという言い方をすることもあるそうですが)取ったのですか?」と聞いても、ハッキリ数を教えてくれず、そう言えば手術後も子宮は見せたのに卵巣とリンパ節は見せていなかったから本当に取ったのだろうか?とか疑ってしまいました。
でも、失礼な事を言って治療に障害が出てもいけませんから、「取ったリンパ節の数を具体的に教えて下さい」なんて生意気なセリフを吐く事も躊躇ってしまいました。
ひょっとして去年の診断や手術にミスがあったのでは?との思いも頭をかすめますが、今の状態で病院を変えるのは危険にも思えます。

父は、「先生はG2って言うけどG3なんだ」などと訳の分からない事を言います。諦めてしまった感じで、私と喧嘩になりました。父は先生のミスを私以上に強く疑っていて、そのくせ、病院を変える事には強く反対しています。
今日は京都に住んでいる母方の祖母と伯父(母の母と兄)と姉が見舞いに来たのですが、病室が独特の空気になっていました。
母にはまだ、再発の話はしていません。副作用が生じるので抗癌剤の投与の前に告知しなければならないとの事で、月曜日に私が立ち会って、先生の口から言っていただく運びになりました。本当は父か姉に任せたいのですが、父に「自分は行かないから、お前が立ち会ってくれ」と言われると断れませんでした。

「キャンサーネット・ジャパン」のご紹介をありがとうございました。腸のファイバー検査と、取ったリンパ節の数について先生からきいたら、あちらのフォーマットに従ってメールをしてみるつもりです。ここで投稿させていただいた文章も一部使い回す事になると思いますが、御容赦下さい。



Re: 腹水について ぴょんぴょん@体がん - 2002/02/17(Sun) 00:49 No.490

こんにちは。

お母様、治療の効果が早く出るといいですね〜。

お母様の主治医が、「子宮は無いけれども、子宮体ガンという病気にはなる」と言ったのが、ぴょんぴょん的には??だったのですが、それについては今、何か提示できる資料も知識も持っていませんので、今度ゆっくり調べることにします。

お母様の主治医とうまく意思疎通が取れるようになるのが一番かと思いますが、キャンサーネット・ジャパンからも、耳寄りなアドバイスがいただけることを祈っています。

どうぞお大事に!



Re: 腹水について Tさん - 2002/02/17(Sun) 08:56 No.492

>「子宮は無いけれども、子宮体ガンという病気にはなる」

というのは、原発が体がんならどこに転移を生じてもそれは体がんとして扱い、例えば肺に転移しても原発の肺ガンとは全く異なる物で、体がんのマーカーにあらわれる、というこのことを言ってるのではないかと思われます。

Y様
心中の御不安はお察しいたしますが、ここの管理人はドクターではなく、そちらのお母様と同じ体がんの経験者です。
ここはよく研究されていますし貴重な体験談はとてもありがたいですが、管理人も、ここに来る人も同じ病気の患者であることを思えば、皆に不安を与えるような文を書くのはちょっと疑問です。



Re: 腹水について Yさん - 2002/02/19(Tue) 21:11 No.496

Yです。
「子宮は無いけれども、子宮体ガンという病気にはなる」という事についてですが、最初に先生にお聞きしたときにも意味の再確認をしましたが、昨日改めて再々確認致しました。

臓器というものは空中に浮かんでいる訳では無く、体のどこかに繋がって固定されています。他の臓器や腹膜と接触している部分もあります。
ガンが発生して、原因の臓器は取り去ったけれどもその周辺近傍にガンが残っていた場合、その原因の臓器が無くても「その臓器のガン」という事になるそうです。

素人の私に説明する為に、不正確な物言いになっているのかもしれませんが、先生の説明は以上の通りでした。

***

今日は丸山ワクチンを受け取るための手続きをして来たのですが、ワクチン療法研究施設の先生が母の診断書を見て「手術の3ヶ月後に再発なんてあり得ない。手術時のG1という検査結果が間違いだったのではないか」と断言口調で言い切っていました。
まだファイバー検査をしていないのでキャンサーネットへのメール投函をしていないのですが、もう抗癌剤治療が始まってしまいますので、早目に情報を求めようと考えています。例えば病院の先生は、取ったリンパ節の数に関して「数とかグループとかは数えられるものでは無い」と言っていて、この言葉の正当性を知るだけでも何かのヒントになるのではと期待しています。



Re: 腹水について ぴょんぴょん@体がん - 2002/02/19(Tue) 22:36 No.498

こんにちは。

>ガンが発生して、原因の臓器は取り去ったけれどもその周辺近傍にガンが残っていた場合、その原因の臓器が無くても「その臓器のガン」という事になる

ぴょんぴょんは、再発と転移の定義を熟知していませんが、お母様の主治医が言う「子宮がなくても子宮体がんになる」というのは、「もともと子宮がない人でも子宮体がんになる」ということではなく、原発の子宮体がんが再発や転移をした時は、どの臓器に転移しても、例えば肺にできても「それは肺がんではなくて、子宮体がんの転移である」と言っているように思えてなりません。

私は抗がん剤治療をしたことがありませんが、医師から「抗がん剤をやるか、やらないか」と選択を迫られた経験はあります。
その時、子宮体がんが他の臓器に転移して抗がん剤治療する場合は、どの臓器であっても子宮体がん用の抗がん剤を使うのだとの説明を受けました。
例えば、子宮体がんが肺に転移した場合は、肺がん用の抗がん剤を使うのではなく、子宮体がん用の抗がん剤で治療するのだそうです。
それを聞いた時、「がんができているのは肺なのに、何で子宮体がん用の抗がん剤??」と不思議に思いましたが、Tさんの「原発が体がんならどこに転移を生じてもそれは体がんとして扱い、例えば肺に転移しても原発の肺ガンとは全く異なる物で、体がんのマーカーにあらわれる」という書き込みを拝見して腑に落ちました。

子宮がない男性は、原発の子宮がんになりません。
精巣のない女性は、原発の精巣がんになりません。
また、例えばまったく健康な状態の子宮を何らかの理由で摘出した場合、その女性は原発の子宮体がんにはならないのではないでしょうか。
ここに来訪される患者さんの中には、頸がんの初期で、円錐切除でも充分治療可能な状態でありながら、体がんになる危険性をなくしたいという理由から、子宮摘出を選ばれた方もいらっしゃると思います。
その方たちには、「パニックにならないで!」と申し上げたいと思います。

Yさんは、お母様がオペした病院の検査方法等について、強くお疑いのように思われます。
お力になって差し上げたい気持ちはあるのですが、こちらは患者サイトですので、お母様のケースでは「セカンドオピニオンを取るのだったら、こんなものが必要かも」「ここへ相談したらどうでしょう」程度しか申し上げられません。m(_ _)m
当サイトでは解決できない問題が多いので、やはり早急に、医療従事者が返事をくださる機関に相談されることを強くお勧めしたいと思います。

お役に立てなくてごめんなさいね。
どうぞお大事になさってください。


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