術後の排泄障害 <Page7>
術後に起こるかもしれない後遺症の一つに、排尿障害や排便障害があります。患者本人にとってはものすごく重大な問題なのですが、口に出して相談しにくいんですよね〜。「排尿障害があるのは自分だけ」「導尿しているのは自分だけかも…」と思っている患者さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
でも実は、術後に導尿経験のある患者さんはけっこういらっしゃいます。時間はかかりますが、軽快する場合が多いので、あまり悲観的にならないでね!
無題 投稿者:もも - 2007/10/13(Sat) 23:00 No.6611
第2期体癌で大学病院での手術が決まっています。 未婚未出産、三代半ばであるため、仕事への復帰が最優先。よって術後の後遺症である尿障害が最大の懸念です。 最近尿障害が起きないような神経温存の手術が相当研究されているようですね。病院毎にその神経温存方法の手術方法は異なるのか、そこを重視してくれる病院はあるのか、うかがいたいのですが。 皆さんの中でセカンドオピニオン等を取られた方で、病院毎にそこの方針が相当異なるなというイメージを持った方はいらっしゃいますか。実際相当異なるのであれば、いくつかの病院をハイクしてみようと思っているのですが。 第2期であるので何を言っているの、急ぎなさい!と思われるかもしれないのですが、尿障害は絶対に避けたいのです(涙) Re: 無題 投稿者:monk - 2007/10/15(Mon) 22:52 No.6613 ももさん、こんばんわ。 この春、頚がんで広汎+両付属器+リンパ節を切除したmonkです。 私の経験がお役にたつかどうかわかりませんが、少しでも参考になればいいなと思って、書かせていただきますね。 まず、神経温存はどこでもしてるわけではなさそうです。少なくとも私が説明をうけた2つの病院(一つは私立の大学付属病院。もう一つは総合病院)では、されてませんでした。そういうところに力をいれておられるところはHPなどに書かれているような気がします。 一般に体がんの方は頚がんに比べると、少し膀胱神経への傷害が少ないそうです。私のように膣まで進んでいる(と思われていた。実は違ったのですが)場合は、下のほうまでごっそりかくせいするので、膀胱などの神経をどうしても傷つけてしまうと説明されました。 神経温存も気になるポイントですが、術後の排尿訓練の仕方も一つのポイントです。一昔前の「がんばってだすのよ!ほら、がんばって!!」っていうのは、最近の研究では「かえって排尿にかんする筋肉や神経を痛めてしまうので良くない」とされているそうです。「出なくてもがんばらず、自己導尿をして神経や筋肉の回復を待つ」というのが良いそうです。 ちなみに私が入院した総合病院では「がんばって!」式だったうえ、排尿障害なのに処方されていた薬が「尿漏れのクスリ」だった(退院後、自分で調べた&近所の泌尿器科で確認)ため、回復にかなり時間がかかってしまいました。でも、術後4ヶ月くらいでほぼ残尿が普通になりましたよ。人間の回復力はたいしたものです。 ひとそれぞれなので、私の場合がどこまで参考になるかわかりませんが・・・・。そうそう、手術のときWJカテーテルをいれるという先生がいたら、是非「麻酔をして入れてくれるか」確認してくださいね。私は尿管の保護のためにWJカテーテルを術前にいれられたのですが、麻酔なしだったため「痛みで過呼吸になるほど」の痛みを1時間ちかくがまんさせられたうえ、その後一晩中痛みで眠れませんでした。多分体がんの手術ではWJはつかわないとは思うのですが、念のため。 ももさんは、今とても不安な日々を送っておられるとは思いますが、文面からとても前向きな方とおみうけしましたので、きっと乗り越えていかれることと思います。かげながら、手術の成功をお祈りもうしあげます(^^) |
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