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代理出産に関する意見募集の掲示板ログ(2001年6〜7月投稿)

2001年7月、信越放送さんが代理出産をテーマに盛り込んだドキュメンタリー番組を制作されることになり、ぴょんぴょんのところへ取材の申し込みがありました。
テレビ局側としては、実際に子宮を無くされて子供を産むことが出来ない方の「代理出産」に対する意見を番組の中で紹介したいというご意向でしたので、患者のみなさんの意見も反映させられるよう、当ホームページ内に意見募集の掲示板を設けるたところ、たくさんの意見が寄せられました。(投稿資格は、子宮を無くされて子供を産むことが出来ない方、及びその家族の方のみで、既に子供がいても、子宮を摘出などでさらに子供を持つことができなくなった方も書き込めることとしました)
代理出産に関する意見募集の掲示板は2001年8月31日で意見募集を終了しました。
投稿してくださった皆さん、ご協力ありがとうございました。

●匿名 題名:だれも傷つけたくない 投稿日 : 2001年7月21日<土>19時16分

子宮癌患者です。
子宮はありません。

代理母は命をかけて子供を産んでくれるのだから、大変だと思う。
代理母になる人を危険な目にあわせたくない。
だれも傷つけたくない。
でも、私も幸せになりたい。



●ノリコ 題名:ただの癌で40代で正式に結婚もしていない 投稿日 : 2001年7月2日<月>16時38分

それでも子供は欲しい
わかるだろうか?
13年前の乳癌から完治の時もあったが
代理母なんて情報はなかった

40で癌で結婚してないが恋人はいる
これでは、まったく
資格がないということか?

資格って何だ?

「癌の人間は子供を産むな」と言われた
そうなのか?
薬漬けの体では子供は産めないだろう

代理母も望めないのか?



●ぴょんぴょん 題名:放映日が決まりました。 投稿日 : 2001年7月1日<日>04時42分

この掲示板が扱われる番組の取材が6月29日にありました。
7月8日(日曜日)に、TBSの「JNN報道特集」17:30〜18:30で放送されます。
掲示板に書き込んでくださった方々、ご協力ありがとうございました。

ぴょんぴょんもインタビューを受けたのですが、なんかあがってしまって、言いたいことをうまく伝えられたか心配です。
「代理出産の法律を作る前に、とにかく、不妊の当事者の意見をもっと聞き取って欲しい」ということが一番言いたかったことなんだけど、口べたなもので、すいません。m(_ _)m

信越放送でも、同じテーマで番組を作成していて、こちらは放映日が未定なため、まだ取材続行中です。
代理出産に関する意見募集の掲示板も参考にされると思いますので、引き続き意見を募集しています。
ご協力、よろしくお願いいたします。

http://usaginohontaku.anaina.net/



●みさと 題名:子供が欲しい 投稿日 : 2001年6月28日<木>19時22分/石川県/女性/33才

私は、29歳の時子宮頚ガンで子宮を失いました。
初期でしたので、卵巣は残しました。
子供はいません。
私は、手術直後から代理母に生きる希望を持ちました。
しかし、アメリカでの代理母の莫大な費用に驚き、それでもお金を貯めて目指す!!と言う思いと、子供のいない人生を明るく楽しく生きる努力をするのか迷っていました。
ちょうどその頃の、諏訪マタニティクリニックの報道でした。
心が踊る想いでした。
日本でも出来るんだ!!
難しいことは分かりません。いろいろな問題もあるでしょう。
しかし、子宮を失った当事者として、平成に生きる今、血を分けた子供を授かることが出来るなら、うれしいな・・・と思います。
将来的に、隠すことなく、正々堂々と
「私は病気で子宮を失ったから、代理母で子供を授かった」
と言えるような、社会になって欲しいと思います。
子供がいないことは、半人前、かわいそう、などと感じさせる社会である以上、子供が産めない人間にも、生きやすい環境がほしい。
もちろん、子供がすべてではないのでしょう。
でも、子供が欲しい。
この闇から抜け出す道、代理母を認めて欲しい。
その上で、する、しない、は自分で決める。
子宮を失った者にも、選択肢が欲しい。
以上、私の想いだけを述べました。



●くまぷー 題名:わたしの場合 投稿日 : 2001年6月28日<木>19時05分/三重県/女性/32才

5月17日に子宮体癌のため子宮と卵巣を摘出しました。
代理出産をすることは私の場合全く考えておりません。
卵子を提供してもらって代理出産してもらうなら、人の体を傷つけてまでしなくていいと思っているからです。それなら養子でいいと思ってます。大なり小なり出産は危険を伴うものだし、卵子を提供してもらうのも、その人の体に負担をかけてしまいます。

ただ、考え方は人それぞれだし、御主人の子供が欲しいという気持ちもわかるので、全面禁止にするべきではないと思います。
代理出産という選択肢があるというだけで、救われる方々がみえると思いますから。ひろぽんさんがいうような条件つきで代理出産を認可するというやり方が一番いいのではないでしょうか。



●みぃ 題名:子宮はあるけど... 投稿日 : 2001年6月27日<水>12時21分/東京都/女性/30才

私は27才の時に卵巣ガンで卵巣を片方摘出しました。Drは残った卵巣もガンになる可能性が高いからと女性器官を全て摘出したほうがいいといったのですが、結婚2年目を迎え子供が欲しくなってきた時期なので1つだけにしてもらいました。しかしその数ヶ月後残った卵巣もガンになってしまい、摘出しました。そのときは外科でオペをうけたのですが、外科のDrは子宮を残すといってくれました。子宮があれば出産は可能だからという理由でです。なので今も子宮はあります。
代理母出産については頭ごなしに否定してほしくないです。
婦人科学会ではいろんな議論がされていますが、最悪のケースを考えてばかりいるような気がします。
子供のいない夫婦もいいかもしれませんが、結婚したら愛する旦那の子供が欲しいと思うのは当然のこと。
それを否定しなければならない当人の意思も理解してほしいと思います。
婦人科学会が開催されるときに、女性器官を一部でも失ってしまった方の参加または意見を聞いて、今後のことを考案して欲しいと思います。

http://gate.ruru.ne.jp/mie/cancer/main.html



●ひろりん 題名:私も考えた事だけど・・ 投稿日 : 2001年6月26日<火>13時52分/長野県/33才

私は、30歳で子宮頚癌の為に子宮及び卵巣を摘出しました。
自分としては卵巣を一つ残したかったけど、腺癌と言う種類の為
再発も転移もしやすいので駄目だと言う事で諦めました。

今回と同じ事を私も考えました 私にも妹がおり、妹からそう言ってくれました・・ でも、実現できる事だとは思っていませんでした。
同じ長野でそういう方法で子供を授かった方がいたんだとびっくりしました。
もし、実現できたとしたらどうだろう?考えてみましたが答えが出ません
手術直後は、子供が欲しい!と強く思っていましたが・・・
今は、親になる自信を無くした感じ。
授からない運命?だったのだ・・と思ったり。

でも、少しは希望を・・と私も思います。
医学もどこまで進歩するのだろう? どうなっていくのだろう?



●ひろぼん 題名:誤解をまねいたかも 投稿日 : 2001年6月25日<月>21時03分/女性/32才

昨日は誤解を招く過激発言、すいません。さて、私は無条件に代理母を認めろ!というわけではありません。私自身、医学的理由ですっかりあきらめてるし、凍結卵、代理母の成功率の低さも十分理解してます。

ただ、長野の女性の気持ちが痛いほどわかる分、代理母をむやみに否定するようなことは絶対したくない。

以下は思いつきの条件ですが、例えば、、、
医学的には
@卵子提供者の年齢は35歳まで(MAX40歳)
A代理母の年齢は35歳まで、経産婦で異常分娩の経験がないこと
B子供を望む人間が心身共に健康であること(例えば術後5年以上が経過し、癌再発の恐れがない。精神科医の問診も必須等)
C自然の方法では妊娠が不可能な夫婦にのみ提供
メンタル的には
@互いに2等親内の家族全ての家族の承認を得ること
A術前3回以上の医師、セラピスト同席の話し合いの場を設けること
B何よりも代理母の健康、心情を最優先すること。ETC

以上のような条件は、法的規制(罰則規定含む)やガイドラインを設けたらいい。子供が欲しいという安易な気持ちだけではなく、厳しい条件をクリアすればチャンスがある。というのなら納得できますが、明確な理由を提示せず、「全て駄目」というのは。あまりにもお粗末では??

それと、、生体間臓器移植に関しては、誤解を招く発言でした。別に臓器移植に関してはなんの反対意見ももってません。私は病気持ちでドナー登録できないけど旦那はドナー登録してるし。ただ、健康な人間の腎臓や肝臓の一部を取るより脳死移植!が個人的意見なもので。

それよりも早くクローン臓器を成功させてもらいたいですね。免疫抑制剤いらないし。現在は心筋組織程度というから子宮のような複雑な機構は○十年先でしょうが。



●わらび 題名:あっ、すいません 投稿日 : 2001年6月25日<月>14時53分/東京都/女性

下記の投稿、タイトルと中身が合っていませんでした。

どこまでいくんだろう・・・の意味は、
生殖医療の技術ってどこまだいくんだろう・・・の意味でした。
だって、今は禁止されているけれど、クローン技術が発達したら、
卵子の提供を受けなくても自分の遺伝子を持った子どもを授かることもできるでしょう?
そういう事態になったとき、自分はどうするんだろう? 昨今の動きの激しさに、そんなことまで思ってしまいます。
http://warabinosato.pos.to



●わらび 題名:どこまでいくんだろう・・・ 投稿日 : 2001年6月25日<月>14時48分/東京都/女性

ぴょんぴょんさん、タイムリーで有意義な掲示板、ありがとうございます。
ときどき覗かせていただきますねー。

私は子宮肉腫(1期)で子宮と卵巣・卵管を全摘しました。
退院して近年の医学論文を読み、この病気と病期では卵巣・卵管の
摘出は必須ではないと知り、激しく後悔した経験があります。

代理出産については、自分がその当事者になるとは考えてきませんでした。今回の根津医師の情報公開で、一気に身近になった感じです。先日も、ある新聞記者に「卵子の提供を受け、適当な代理母が見つかったら代理出産をしますか?」と質問され、ウーンと考えて、「いいえ」と答えました。
理由はいろいろありますが、一番大きいのは、生まれや血筋にこだらずに人をみる人間でいたいからです。

ただ、これは私の個人的な考えですから。
もろもろの条件がそろい、代理母や卵子提供者に対しても責任を負うことのできる人が代理出産をすることを非難するつもりはありません。
むしろ、そのようにして生まれてきた子どもが差別されたり、自分の出生の有り様を隠して生きることを強いられるのは、許せないと思います。
代理出産に反対する人には、そのことについてもっと配慮してほしいですね。

けろさんがおっしゃるように、代理出産についてはまだまだ情報不足な部分が多いと思います。
現実に、どのようなことが行なわれ、どんなリスクがあり、可能性はどの程度なのか。
私も自分なりに調べてメルマガに書きましたので、ご関心のある方は下記を読んでみてください。
http://www.marine.ne.jp/scripts/mem/backnumber.asp?id=37696



●フク 題名:こんにちわ。 投稿日 : 2001年6月25日<月>10時47分

代理母…。
Y.Oさんのおっしゃる気持ちが大半だと私も感じます。
子宮を失う人や不妊の人にとっての心の逃げ場…。
子供を持つ可能性がゼロになる絶望感を、代理母という方法もあるんだという、とりあえず残された手段で救われるような。
実際にやる・やらないという事になれば、できない方の方が多いでしょう。
金額的にも成功率にしても…。
その心の逃げ場として、代理母を認めるのも問題だと思いますが、
全く禁止するのではなく、医学の進歩とともに、いつの日か可能になるかもという、希望みたいなものは、残してくれてもいいのでは…とも、
甘い考えかもしれませんがあってもいいかなって感じます。



●Y.O 題名:子宮を失って。 投稿日 : 2001年6月25日<月>01時33分

婦人科メルモでぴょんぴょんさんからのお知らせを読み、こちらに訪問しました。
私は子宮ガンとなり、子宮を摘出しました。
当初は結婚したばかりで、これから子供をというときでしたので、ショックも大きかったです。
ガン、子宮摘出、でも卵巣さえあればまだ代理母出産といった方法で子供が出来る可能性が残っていることを知り、医師には卵巣は絶対取らないで欲しいということをつげ、子宮摘出手術を受けました。
代理母出産、現実に不可能であっても、当時の私には心の逃げ場所でもあったのです。
代理母出産は、私のように病気などの理由で子宮を失ってしまった人、また、先天的に子宮に異常がある人など、自分のお腹で赤ちゃんを育てることが絶対に出来ない人がいて、そのなかでも、自分やご主人と血のつながった子供がどうしても欲しくて、という人が、最後の手段としてこの方法に目を向けるのだと思います。
「そこまでして子供を?」と思う方もいらっしゃると思います。
私自身、病気で子宮を失うまでは、子供は普通に産めると思っていましたので、代理母出産は非現実的で他人ごとのように思っていました。
しかし、実際に子宮を失ってみて、代理母出産といった方法でしか子供を授かることの出来ない人たちの気持ちが痛いほど分ります。
そんな私たちの意見も聞きもせず、一方的に国が代理母を禁止してしまうことに疑問を感じます。代理母出産でしか子供を作ることが出来ない人は、私も含め、国内ではごくごく少数の人達たちです。その少数を切り捨てるようなことはしないで欲しい。



●けろ 題名:凍結卵子の新聞記事 投稿日 : 2001年6月25日<月>00時34分

もう読まれた方も多いかもしれませんが、以下、タイトルと内容の一部抜粋です。

◆「凍結卵子:宮城県の産婦人科医院で出産に成功 国内では初」
(毎日2001年06月05日)

宮城県古川市の産婦人科医院「レディースクリニック京野」(京野広一院長)が、不妊女性から採取し凍結保存した卵子を使って体外受精を行い、今年4月に女児の出産に成功していたことが5日分かった。凍結卵子による出産例は世界で30例ほどあるが、国内では初めてという。

◆<不妊治療>条件付きで未婚者の精子・卵子の凍結保存認める
毎日新聞ニュース速報 [2001-06-16]

日本不妊学会の倫理委員会(委員長・永田行博鹿児島大教授)は
15日、がん治療などで患者が不妊になる恐れがある場合に限って、未婚者の精子や卵子を凍結保存することを正式に認める見解をまとめた。同時に、その精子や卵子の売買を禁じた。

(知り合いの専門家の方が、情報提供してくださいました)



●けろ 題名:代理出産についてもっと知ってから発言しよう!!!(2) 投稿日 : 2001年6月25日<月>00時22分

例えば、ぴょんぴょんさんが
「主治医から、『こういう方法もあるよ』と、卵子の保存を提案されませんでした。多くの病院では、がんの治療にばかり目が行ってしまって、卵子の保存まで考える余裕はないのかもしれません」
とお書きになっていらっしゃいます。
しかし、凍結保存した卵子による体外受精は、ごく最近まで、成功した例がなかったそうです。
手術前に、主治医のドクターから、卵子の保存についての提案がなかったのは、実用化されていなかったためでしょう。
(関連記事は後送します)

また、ひろぽんさんが、
「一生免疫抑制剤を必要とし、ドナーにも多大な負担をかけ、成功率も低い生体間臓器移植がOKで、なぜ代理母や卵子提供がだめなのでしょうか」
とお書きになっていらっしゃいますが、ある生命倫理の専門家が、私に次のように話していたことを思い出します。
「臓器移植は、移植を受ける人の命がかかっています。
一方、代理出産は、卵子の提供者は命がかかっておらず、代理母に出産という命がけの行為を託す。そのため、同次元で語ることはできないことです」
と。うーむと、考えさせられてしまいました。

ぴょんぴょんさんや、ひろぽんさんのせっかくのご意見に、水を指して、ごめんなさい。
おふたりの「当事者の意見が聞き取られていないような気がします」というご意見には、私も同感です。
また、子どものいない人に対する差別には、私も憤りを感じます。不妊で悩む人に対する理解が、少しでも広がって欲しいと思います。などなど。
生意気言って、すみません。



●けろ 題名:代理出産についてもっと知ってから発言しよう!!!(1) 投稿日 : 2001年6月25日<月>00時20分

私も初めておじゃまします。
ぴょんぴょんさん、お世話になっています。

子宮体がんで、子宮と両卵巣を摘出しています。
今回の代理母報道で、私のまわりの婦人科がんで両卵巣の摘出術の体験者のなかにも、「卵巣をひとつでも残しておけばよかった」と後悔を口にする方や、「子供をあきらめていたのに、動揺しちゃった」という方がいらっしゃいました。
そのお気持ちは、すごくわかります!
私も、一瞬、そう思ったひとりです。
でも、でも、ちょっと待って!
「代理出産」というのは、手を延ばせば、実現可能なものなのでしょうか。
子宮がない人にとって、実子を持つことができる、“夢の技術”なのでしょうか?
関連学会や政府が、子宮のない人に、意地悪して、あるいは無理解ゆえに承認しないのでしょうか?
私たちは、子宮のない当事者として発言する前に、まず、「代理出産」について、もっと知る必要があるのではないでしょうか?
私も最近この問題に関心を持つようになって、付け焼き刃ですが、生殖医療の体験者の方々や、生殖医療の臨床医、生命倫理の専門家などから情報収集を始めました。
だから、まだ、正直なところ、「代理出産」問題の若葉マークなんですが…。
そんな知識が乏しい自分がいうのも、さしでがましいことですし、思い違いがあるかもしれませんが、貴掲示板でお書きになっていることで、それは誤解じゃないかと思うことが、いくつかあります。



●きょうこママ 題名:そこまでは出来ないよ・・・ 投稿日 : 2001年6月24日<日>23時54分/東京都/女性/38才

お産は危険で苦しいものです。まさに自分の命をかけて産む事にだってなりうるのです。代理母が不幸にして亡くなったりしたら・・・こちらにも責任はあるのです。子供を産めない事を不幸と感じないようにサポートする機関が必要です。子宮を摘出する手術を受けたら必ずサポートグループのカウンセリングが受けられように病院で手配すべきです。
いえ、手術の必要があったらすぐにでもカウンセリングが必要なのです。手術さえ済めば後は知らないのではあまりにもひどいのでは・・・
産婦人科病棟では、若くして子宮を摘出した患者さんの隣の部屋に妊婦がいるのが当たり前なんです。扱う臓器が一緒だからって、あまりにも無神経だと思います。
代理母の現実は、貧しい国の女性がビジネスとして代理母をするようになる・・・現実はそんな所ではないのでしょうか。子供のない夫婦が子供を授かり、貧しい人が経済的に助かる、それで双方が救われる事もあるかもしれませんが、自分の子供だから命をかけて苦しいお産を乗り越えられるのですから、10ヶ月の間に母性が生まれる普通の精神ならば心も体もボロボロになってしまうと思います。
私は子供がいれば幸せになれるとは思いません。



●いと子 題名:誰のための法律なのでしょうか… 投稿日 : 2001年6月24日<日>22時59分/東京都/女性/30才

平成10年12月 27歳の時に子宮頚癌のため、子宮・卵巣の全摘術を受けました。 結婚して4年半目でしたが子供はいませんでした。

今回諏訪マタニティクリニックで姉妹間での代理出産が行われたとTV報道で聞いた時、素晴らしい事であると思いました。 現在、不妊で悩んでいる方、私達のように子供を産む可能性を絶たれた人達は沢山いらっしゃいます。 その一方で少子化≠ナあると言う報道をかなり耳にしています。 ただ闇雲に代理出産をしているわけではなく血縁関係のある姉妹間で双方納得の上での今回の件がきっかけになって代理出産禁止≠ニいう流れになるのはとても悲しい、私達のような子供が欲しくても自分たち夫婦の子供を持つことが出来ない人がいる事をもっと考えて欲しいと思う。 

ぴょんぴょんさんの言う通り卵子の保存であるとか、代理母出産について耳をふさがず、色々な方向からもう1度考えて欲しいと思う。
問題が起こらないように禁止をする≠フではなく起こりうる問題をどう解決していくのか≠考えて欲しい。 卵巣のない私には自分の子供を持つ事は出来ないけれど同じ思いをする人が少なくなること、病気であっても子供をどうするかの選択を治療のひとつとして欲しい。
当たり前に子供が出来る人には分らないかもしれないが、禁止≠ニいう言葉で縛り付けないで!

反面、根津医師の立場はどうなるのだろう…との考えが浮かびました。 



●ひろぼん 題名:代理母出産について 投稿日 : 2001年6月24日<日>20時57分/神奈川/女性/32才

はじめておじゃましますぴょんぴょんさん。ひろぼん@子宮体癌です。ぴょんさんと同じく去年子宮を摘出しました。ただ、私の場合は代理母に一理の望みをたくし、卵巣を残しました。今回の報道では、「妊娠がビジネスにつながる」という懸念ばかりが報道され、憤慨している人間です。去年癌を告知されたとき、結婚がきまったばかりでした。当然子供はいません。
今回の厚生省の方針についてはかなり憤慨しています。確かに代理母出産の問題は認めます(メンタルな面やフィジカルな面も)。しかし、一生免疫抑制剤を必要とし、ドナーにも多大な負担をかけ、成功率も低い生体間臓器移植がOKで、なぜ代理母や卵子提供がだめなのでしょうか。あちらは命がかかって、こちらは贅沢な悩みとでも言いたいのでしょうか。じゃあ、厚生省がチャンスをくれないので、危険をおかして子宮や卵巣を残そうとしている人達は?ただの我侭なのでしょうか。
確かに、「生殖ビジネス」には疑問があります。優秀な遺伝子の売買や、健康な人間が妊娠をお金で買うようなことは人道上問題があります。しかし、そのようなことはいくらでも法で規制できるはず。私達のように子宮や卵巣を失った人間のチャンスを厚生省が奪う権利がどこにあるのでしょうか。日本は養子縁組さえ簡単にはすまない国です。「子供がいなければ半人前」と夫婦ともども中傷されるこの国で、私達のような人間は一生我慢しろということでしょうか。
・・・いきなりげきってすいません。私もぴょんさんと同感。不妊に悩む当事者の意見をもっと聞きいて欲しいのです。こんな私達の苦しみを少しでも理解していただけたら幸いです。



●ぴょんぴょん 題名:当事者の意見が聞き取られていないような気がします 投稿日 : 2001年6月24日<日>17時05分

私は既婚の30歳代女性ですが、去年、子宮体がんになり、子宮と卵巣を摘出しました。
妊娠する前にがんになったため、子供はいません。

「代理出産」の件ですが、最近、ぴょんぴょんが考えていたテーマでした。
以前から日本国内では、不妊の理由が男性側にある場合は、第三者からの精子提供で妊娠・出産している例があるのに、女性側に不妊の理由がある場合、卵子の提供や代理出産などは行われていませんでした。
精子の提供はいいのに、何で卵子はもらっちゃだめなの?というのが正直な感想です。

第三者からの精子・卵子の提供、代理出産に関して、日本は今、黎明期だと思います。
代理出産自体は、代理母になる人の負担や、アメリカでの訴訟問題などを考えると、簡単に肯定できることではないと思いますが、法改正などの話し合いの場に、不妊で悩む当事者の意見があまり反映させていないようで、国のおごりを感じます。

男性器のがんの場合は、術前に精液採取という方法が提示される病院もあるようですが、ぴょんぴょんは主治医から、「こういう方法もあるよ」と、卵子の保存を提案されませんでした。
多くの病院では、がんの治療にばかり目が行ってしまって、卵子の保存まで考える余裕はないのかもしれません。
それから、日本では代理母はまだ認められていません。
医療側には、「認められていないのに、卵子を保存するのか?」という考え方もあるように見受けられます。
でも、どうしても子供が欲しい人は、卵子を持って、外国へ行ってでも、子供を作る方法を探すだろうと思います。

代理母を認めるかどうかの件は、あまりにも討論がされなさ過ぎに見えます。
もし、最終的には国内ではダメとなってしまうとしても、納得できる理由を提示してもらいたい、決める前に不妊に悩む当事者の意見をもっと聞き取って欲しいと切実に感じます。

http://usaginohontaku.anaina.net/


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