海外での治療体験・アメリカ <Page5>
うさぎの本宅には、海外で治療・手術された患者さんも来訪されます。
このページは、アメリカ在住の方の投稿集です。
細胞診の際の痛みについて 投稿者:さくら 投稿日:2004/01/14(Wed)
09:41 No.3293 はじめまして。 子宮ガンについて調べていたところこちらのサイトにたどり着きました。 ここ数年不正出血が多く、いまでは毎月排卵日近くや生理前後に茶褐色の出血があります。 病院にも何度か行き、ガン検査も受けましたがすべてノーマルでした。 医師には「ホルモンバランスの異常とは簡単に診断したくないので、来月また出血があったら次は子宮内膜の組織診(バイオプシー)をしましょう」と言われました。 その際に、若干の痛みがあるので痛み止めを2、3粒飲んでくるようにといわれたのですが、とても不安です。 結局1ヶ月ほど先送りしているのですが、気ばかりあせっています。 この検査をすれば、ガンかそうでないのかはっきるするのでしょうが、どのくらい痛い検査なのか体験した方にぜひともお話を伺いたいです。 宜しくお願いいたします。 Re: 細胞診の際の痛みについて ぴょんぴょん@体がん - 2004/01/15(Thu) 03:13 No.3306 はじめまして、こんにちは。 ゲストブックへの投稿にご協力いただきましてありがとうございます。 アメリカと日本では医療の仕組みが異なるので、さくらさんの受けられる「バイオプシー」が日本の組織診と全く同じかどうかわからないのですが、日本の体部組織診には、一部掻爬と子宮内膜全面掻爬があります。 日本では、一部掻爬の場合、通常では麻酔は使われません。 子宮内膜全面掻爬の場合は、日帰りor数日入院で、麻酔使用で行われます。 組織診の体験談については、Your Voiceの「組織診・内膜掻爬」と「子宮内膜掻爬体験談」に詳細がありますので、どうぞご覧ください。 現在、リンクの問い合わせ中で、ちょっとフライング気味になってしまうのですが、 「海外で受ける女性医療」 http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Oasis/4846/ というサイトさんも、参考になるかもです。 当サイトのゲストの方の中には、アメリカで体ガンの治療を受けられた患者さんもいらっしゃいますので、ご覧になられていらっしゃったら、またレスが付くかもしれません。 ちなみに、そのかたがたの手術治療体験もYour Voiceにあります。 検査の結果、問題ないといいですね。 どうぞお大事になさってくださいね。 |
腹腔鏡 投稿者:あい 投稿日:2004/02/24(Tue) 01:39
No.3595 こんにちは。アメリカ東部在住です。 10日前、子宮体がんと診断されました。D&Cをする前からこのホームページにたどり着きいろいろ勉強してきました。 海外で治療を受けられた方のレスとかを読んでいたので 病理のレポートを理解するのに役立ちました。 ドクターには、最初 膣式子宮全摘と言われ、次は腹腔鏡と膣式と組み合わせた方法を言われ、今セカンドオピニオンを求めています。確かハワイの方で腹腔鏡で手術をなさった方がいらっしゃいましたよね(Rさん?) 私は、今のところ子宮およびリンパを切除と言われているのですが(リンパをどこまで切除するのかは不明)どんな手術になるのかよくわからないのが現状です。もし、そのような手術を受けれれた方がいれば教えていただきたいと思っています。 治療方法もいろいろあること、このホームページでも知りました。 ホルモン療法もあるんですね。でも、私の場合、年齢も40台でこれ以上妊娠ものぞまないのだから手術です。とドクターにいわれました。 皆さんもそうですが、検査の結果待ちとか手術前ってほんとうにどうしようもないほど不安ですね。 Re: 腹腔鏡 シーナ - 2004/02/24(Tue) 19:52 No.3609 ぴょんぴょんさん,ご無沙汰しています。シーナです。お陰様で多少の痛みは残るものの,経過は良好です。 私はあいさんとステージも違うし,全摘も腹式だったのでいわゆる経験談はお伝えできないのですが,またアメリカとイギリスでは事情も異なると思いますが,自分なりに調べたり,こちらの子宮ガンの権威の先生にセカンドオピニオンを聞きに行って得た情報をご参考までに紹介しますね。 あいさんの言われているのはLaparoscopicfally-assisted Total Hysterectomy(LATH又はKey-holeともいう),所謂腹腔鏡下膣式子宮全摘術で要はお腹に小さい穴を開け,ここに,先端にライトと拡大鏡のようなものが付いた非常に細いチューブをを通し,これで体内を見ながら子宮の摘出及びリンパを取り出すという手術方法です。 欧米の比較的若いお医者さんが積極的に取り入れているらしく,メリットは術後の負担が少ないということと,従来の膣式より手元を見ながら,または病巣を見ながらできるということらしいのですが,その分手術時間が長いこと,また従来の術式にはない技術を要するということはリスクもそれなりに伴うと言われました。 また手術時間が長いということは出血も通常よりは多いらしいです。 私の会った先生は,子宮摘出は従来型でも身体への負担が他の手術に比べて少ないのだから,敢えて複雑な方法を取る必要はないというLATH消極派でした。 私は子供を産んだことがないのと子宮の位置が悪く,最終的には腹式でしたが,執刀医の手術ミスで同日に2度も手術となってしまった割には,手術から2ヶ月半なのですが結構元気になりました。 私は術後の病理の結果0期だったのでリンパは取っていないのですが,術前にリンパは腹腔鏡を使って取ると言われていましたので,これについては一般的な方法と思われます。 海外にいると情報も限られてしまうし,医療自体も日本とは異なる点が多く戸惑うことが多いと思いますが,どうぞお大事に。 以上,ご参考まで。(あまり役に立っていないと思いますが…) Re: 腹腔鏡 あい - 2004/02/25(Wed) 00:50 No.3620 シーナさん、お返事有難うございました。 私は、日本と違って細胞診の3、4,5とかは示されていなくて、病理のレポートには、 ほとんどが atypical hyperplasia,数パーセントが true adenocarcinoma と書かれています。 ドクターも early stageと言ってくれたので、 前ガン状態からガンに移行しているのかな? と、勝手に解釈。 求めていたセカンドオピニオンは、膣式子宮全摘といわれたのですが、 手術するなら、 完全にとりきれたほうが後の事を考えるといいような気がするし、 腹腔鏡で見ながら? の方がいいのか 自分で決めなくてはいけないのでしょうか? それにしても、腹腔鏡のほうが、出血が多いというのはドクターに質問するべきところですね。 輸血の必要性とかもきいてみます。 ここ1年ぐらい過多月経で貧血なのです。(それが、自覚症状だったのですが)とにかくご意見ありがとうございました。 明後日、診察日のなので ドクターにきいてみようと思います。 あーあ、英語でうまくきけるだろうか... Re: 腹腔鏡 シーナ - 2004/02/25(Wed) 04:47 No.3623 あいさん,私の説明が悪く誤解があるといけないので付け加えさせて頂きますが,膣式も腹腔鏡下術も子宮の全摘という意味では結果は一緒のはずです。 ただ転移の可能性があり,卵巣や付属器官を摘出する必要がある場合は有用であったり,以前は膣式を基本的には使えないとされていた未産婦にも,腹腔鏡下であれば膣式を使えるというのが違いなくらいです。 私も組織診の結果はステージでは表されておらず,Severe Atypical Hyperplasiaとその部位が書かれていただけです。 あいさんはTrue Adenocarcinomaの描写があったようなので,リンパ郭清は標準治療になってしまうかもしれませんね(私はそう言われました)。 術式を決めるのであれば各術式のPros & Consをしつこく聞くことをお奨めします。 執刀医は自分の得意なものを押しつける可能性もあるので,もしあいさんが勧められているのと違う術式を希望するのであれば執刀医を変えるというのも念頭に置く必要があるかもしれませんね。 術後のことも考えると,疑問は残らず質問しておくといいですよ。 欧米の先生は訴訟のリスクなどもあるせいか,比較的情報はストレートに開示してくれる傾向があるような気がします。 明後日の診察日,納得のいくものとなるようお祈りしています。 腹腔鏡 あい - 2004/02/25(Wed) 12:28 No.3626 シーナさん、再度のお返事有難うございました。 出来るだけ疑問点をクリアーにして、 治療を受けたいと思います。 腹腔鏡手術 投稿者:あい 投稿日:2004/04/02(Fri) 09:19 No.3877 ぴょんぴょんさん、そして前回お返事をいただいたシーナさん、2月後半にご相談した「あい」です。 結局3月中旬に腹腔鏡下で子宮、卵巣 リンパの切除手術を受けました。今、術後3週間になります。 術前の診断で、最初、子宮のみ摘出ということだったのですが、実は、3ヶ月半前(ちょうどシーナさんが手術なさったころでしょうか)に乳癌で片方の胸の全摘と再建手術を受けた後だったのです。 その病歴から、卵巣を残さないほうがいいと言われ、(たしか乳癌も体がんもエストロゲンとの関わりがあるからとか)乳癌の手術をしてくださったドクターとも話をして、卵巣もとることになったのでした。 今は落ち着きましたが、短い期間に二つのがんが発覚して手術が終るまでは本当につらい毎日でした。 体がんの方の手術は、海外の体験に書いてあったように私も3泊4日の入院でした。 前日 朝食のあと、下剤をかけ、そのあとは、ジュース、スープなどの流動食、夜12時より何も口にしてはいけない。 当日 手術時刻2時間前に病院へ行く。手術(約4時間弱かかったもよう 輸血なし) 術後、麻酔が覚めて部屋に戻り、ストローで水を飲む。 1日後 座るように言われる。 食事は、スープ、ジュース、ゼリー、ヨーグルト 麻酔のせいか顔や手がむくんでいるのと眠かった。 2日後 普通食 尿管、点滴はついたままだが歩くようにいわれる。体のむくみはずいぶんとれた。 3日後 点滴等をつけたまま病院内を歩く。 4日後 尿管、点滴をとってもらい 尿がきちんとだせることを確認後、退院。 と、いった具合です。 以前にも体験談であったようにお腹の傷は、私の場合はお臍の上を含めて5個のあな? ばんそうこうがペタっとはってあるだけで、退院後シャワーを浴びたらすぐにとれてしまいました。下腹部が重く突っ張った感じがありましたが、普通に歩けました。 2週間はなんとなくお腹にひびく感じがありましたが、3週間たった今ではずいぶんましになり、車の運転等もしています。ただし、重いものをもつのはやめています。 病理の結果は1aとのことでした。 今後2年間は3ヵ月毎の パップスメアと1年毎のCTスキャン、2年以降はその間隔が長くなる。と言われました。 皆さんも心配なさっているように私も両方の卵巣をとってしまったので、更年期が起こらないかと心配していますが、今のところ、ホットフラッシュはないもののドクターはホットフラッシュ対策にEFEEXORという抗うつ剤を処方してくれました。 抗うつ剤???と言って質問してみましたが、私の場合、ホルモンは取らない方がいいので、この抗うつ剤は最近のデータでホットフラッシュにも効果があるとのことです。 あと、骨粗しょう症の予防の為、サプリメントでカルシウム500mgとマルチビタミンをとることをすすめられました。 ただ、今ホットフラッシュがおこっていないので、その抗うつ剤は飲んでいません。 痛め止めを飲むほどではないのですが、偏頭痛を感じることがあるとドクターに言うと、それはやはり卵巣を取ったことに関係するのではと言われました。 骨粗しょう症に気をつけ、カルシウムを取ってウォーキングをしようと思っています。 乳癌のことでインターネットを検索したときもこのホームページほど生の声をきけるサイトはみつかりませんでした。 とても参考になりました。 次々に病気になり、友人達も私にどう声をかけていいかわからないみたいです。でも、どなたかも書いていらっしゃったように悲劇のヒロインになるのはやめようっと... 辛い事は辛いけど、そればっかり思っていてもしかたがありませんものね。季節は春。これからよい季節ですし、明るい気分でやっていこうと思っています。 あと、蛇足ですが、私の乳癌は、まったくしこりなどなく、触診ではわからない マンモグラフィーで写ってきたケシ粒ほどの石灰化でした。0期でした。日本でも今、触診に頼らずマンモグラフィーを導入するようなことをききましたが、年に1度のマンモグラフィーを友人に勧めています。 それでは、情報を有難うございました。 これからも、卵巣欠落症状など参考にさせていただきたいと思います。 Re: 腹腔鏡手術 ぴょんぴょん@体がん - 2004/04/02(Fri) 11:42 No.3878 こんにちは、お久しぶりです。 治療、お疲れ様でした。 短い期間に2つのがん治療をされたこと、心身ともにきつかったと思います。 どうぞお大事になさってくださいね。 腹腔鏡の体験談、とても参考になりました。 以前、腹腔鏡ではリンパ郭清できないような話を聞いていまして、腹腔鏡体験のない私は、今でもできないんだろうと思ってたのです (;^_^A 患者さんにもしも聞かれた時、とんちんかんなことを言わずに済みます (^o^) 医療技術は本当に日進月歩ですね。 どうもありがとうございました。 |
<<前へ 次へ>>