術後の便秘と腸閉塞 <Page4>
開腹手術後は、多くの患者さんが便秘になりがちです。皆さん、いろいろと対処法を考えられていますので、掲示板からこちらへ移しました。
はじめまして 投稿者:勝田修一 投稿日:2004/02/07(Sat)
15:55 No.3475 ブラジルのサンパウロに住んでいる勝田です。 小生67歳、家内は55歳で昨年の4月26日にリンパ節を残す準広汎摘出手術で子宮、卵巣、付属臓器を切除しました。 小生は男性ですがぴょんぴょんさんの許可を得て掲示板に投稿させていただきます。 ゲストブックではうっかりして居住地を「北海道」としましたが正しくは「外国」なので訂正願います。それと削除キーというのがよく分からないのでブランクにしてあります。 小生PCに向かうのは一年に一回所得税の申告をするときだけでインターネットも昨年はじめて所得税申告に利用しただけで(以前はフロッピーとかCD-ROM)いろいろ不手際があると思いますが了解願います。 今回は家内の問題で本ではどうしても解決できず、ひょっとしてインターネットで情報を得られるかもしれないとかすかな期待を込めて二週間ほど前にいじりだしたのですが幸運にもぴょんぴょんさんに出会いとても喜んでいます。 ぴょんぴょんさんの日記は量が多くまだ全部読めませんが関心の深い「こんなもんで書」のほうから重点的に読んでいます。 家内は準広汎性摘出手術と放射線照射(体外ーリニアック・アクセレーターと体内ー小線源治療)の後遺症がひどく腹部膨満、激しい痛み、下痢などであまりの痛みに失神寸前に至り救急車を呼ぼうとしたことが何回かあります。 子宮、卵巣、付属臓器を切除したので大きな穴ができ、腸管が競って無秩序になだれ込み、癒着が方々(特に小腸部)に起こりさらに放射線照射が癒着部を拡大し腸管に狭窄が起こりガスが充満し腸圧が非常に高くなって、膨満、痛みが起こり、癒着そのものは傷口を塞ごうとする体の自然の治癒力によるものなので、特に癒着を防いだり、癒着を切り離す有効な手段は無いという(小さな傷口で癒着部分がごく小さいものであれば再手術で切り離すことができる)医師の説明です。 しかし単純に考えると、手術の時に傷口は自然治癒力にゆだねてそのままにしておき他の部分には癒着阻害剤を塗布し、阻害剤は時の経過と共に消滅し正常な機能に戻るというようなことができるだろうと思うわけです。 家内の場合は癒着部分が広汎にわたっているので切り離しのための再手術をすれば切り離し手術そのものが難しく不測の事態が発生するリスクがあり、仮に手術が成功したとしても、新規の癒着をさけることは、不可能ということです。癒着の問題を解決する方法があれば教えてくださるようお願いいたします。 矢張り、YAHOOの検索欄に「癒着」と入れて検索したところ、三重大学の教授陣の「術後の腸管癒着は宿命的な合併症」という言葉にに出会い、がっかりしましたが、まだ希望は捨てていません。 医師が処方してくれた薬はいずれも副作用はきついのにそれほどの効果は見られないので腸内に充満しているガス泡の泡を砕く一般名「DIMETICONA」以外は全て中止し毎回の食事を記録し、痛みの激しくなる食物を除くようにする食物コントロールに変更したらやや落ち着きました。 豆類、牛乳、ブロッコリーなどは厳禁で(ガス発生源)肉と野菜のスープはミキサーにかけて液状にして食べています。魚は問題ないようなのでよく食べるようにしています。脂肪の多い食べ物は非常に悪いようです。この掲示板から名案が飛び出すよう祈っています。 ぴょんぴょんさんはビスフォスフォネート製剤を服用されているようですが、家内の経験では今まで呑んだ薬の中で最も効果があり大腿骨頚部(FEMUR NECK)では8.5%、大腿骨上端突起(TROCANTER)では14%の骨量の回復がありました。 家内は米国のMERCK SHARP & DOHME社がメキシコ工場で生産しブラジルに輸入された一般名ALENDRONATEというビスフォスフォネート製剤を呑んでいます。一週間に一回の服用なので非常に楽です。 ぴょんぴょんさんの日記の2002/07/01「私とブラジル」楽しく拝読しました。 フェイジョン・マホンの豆は煮る前はうっすらと明るい茶色のベースに赤がかった筋が入っていてそれを煮ると全体に明るい茶色になりデイリーの食事に出てきます。この豆はカリオッカ(リオッ子の意ー江戸っ子に対応)といいますがどうしてカリオッカというのか知りません)。 黒いほうのフェイジョンはフェイジョアーダというブラジルの代表的な料理を作るのに使われます。奴隷時代に主人が食べた残りを集めそれに黒いフェイジョンを入れてグツグツ煮て食べていたのを、ある日主人がつまみ食いしたところこれはいけるということで主人も食べるようになったと聞いています。昔のフェイジョアーダは豚の鼻とかつめ、毛のついた足とか入っていましたが、現在はスマートになり腸詰、干し肉、舌、ソーセージなどと一緒に煮込んでいますが、さらにスマートになってフェイジョアーダ・ライト(軽い)もできていますが高カロリー食です。 なお、家内の手術時の状況はいかのとうりです。 ADENOCARCINOMA ENDOMETRIAL(内膜外分泌腺上皮癌)でステージはIcです。 腺癌は粘膜層(内膜)を出て筋層(MIOMETRIAL)厚0.7センチの半分近くの0.3センチまで浸潤していたので厳格にはIbですが実質的には1cと言う判断をしています。 術後の生検では一応リンパ節への転移は見受けられませんでした。 四月二十六日から三日間入院して準広汎摘出手術を受けたあと、五月八日に抜糸その後体外(リネアー・アクセレーター)・体内(ブラキテラピーまたは小線源治療)を受けました。 術後後遺症に対する名案をお待ちしています。 Re: はじめまして ぴょんぴょん@体がん - 2004/02/07(Sat) 18:58 No.3478 はじめまして、こんにちは。 まず、ご投稿内容を一部修正させていただいたことをお詫び申し上げます。 勝田さんご自身がお書きになった本のご紹介でしたが、閲覧されているかたの中には「商用投稿」と考えられるかたもいらっしゃるかもしれませんので…。 すみません m(_ _)m 奥様、お辛そうですね (ToT) 当サイトは患者サイトですので、「こういう治療をすることになったけれど、それはどんな感じ?」とか、「こういう後遺症があるけれど、皆さん、どう対処されていますか?」という患者自身が注意できる点に関しては、経験者がいればレスが付くことはあります。 ご投稿を拝読すると、「いい治療法がありますか?」ということになると思うのですが、治療法は医師が患者の状態などを診て考え、患者に提示するものですので、当サイトのような患者サイトでの解決は困難かもしれません。 もちろん、名案が出てくればベストなのですが、今回のようなケースでは、残念ですが患者サイトではご期待に添えない場合も多いです。 消化器系のDrが相談に乗ってくれるサイトがあればご案内したいのですが、あいにく、リンク許可をいただいているサイトが現在ありません。 http://www.google.co.jp/ で「消化器 医師 相談 掲示板」というキーワードで検索をかけると、ネットで相談できる掲示板がヒットしたりしますので、お試しください。 なお、ゲストブックの地域は修正できませんので、コメントに付け加えておきました。 当サイトは、患者さんのご家族が投稿されることもあり、その「ご家族」がご主人や息子さんなど、男性の場合もありますので、投稿は女性に限るとはしていません。 そこらへんのことは、気になさらないでください。 奥様の苦痛が解決する方法が早く見つかることをお祈り申し上げております。 どうぞお大事に。 google の件深謝 投稿者:勝田修一 投稿日:2004/02/08(Sun) 07:20 No.3482 ぴょんぴょんさん早速のご連絡有難うございました。 拙著の件、実のところ、ぴょんぴょんさんと同じ理由で小生も随分迷い結局ぴょんぴょんさんに下駄を預ける形で投稿しました。ぴょんぴょんさんの判断は的確です。当方に異存はありません。 googleには即刻アクセスし、情報収集をやっています。日本だら高価な専門書を取り寄せても事前に内容を検討できないので不本意な結果を招くことがよくあり、当地の本屋で吟味して買うものはブラジル語か英語なので日本語で聞いてもよく分からないものを他国語で読むのは悪戦苦闘です。インターネットは範囲が広く情報量が多く且つ日本語となれば非常に助かります。 ぴょんぴょんさんも頑張ってください。イレウスの痛みは強烈なので軽視されないほうがよいと思います。 今後とも宜しく 有難うございました 投稿者:勝田修一 投稿日:2004/02/14(Sat) 08:42 No.3504 ぴょんぴょんさん:お元気そうで何よりです。 インターネットのことがよく分からなくてぴょんぴょんさんのところへ迷い込みましたが、ぴょんぴょんさんの誘導のおかげでしかるべき入り口に到達し、素晴らしいお医者さんに出会い、真摯な態度で接していただき、いろいろ助言をいただいています。 暗然としてすごした悪夢のような夜も遠のきつつあります。相談相手を得て、リラックスしたことが事態をプラスの方向に進めています。 以上、ご報告と御礼まで 勝田修一 Re: 有難うございました ぴょんぴょん@体がん - 2004/02/14(Sat) 19:02 No.3508 こんにちは! 当サイトが少しでもお役に立てなのなら光栄です。 奥様、どうぞお大事になさってくださいね。 |
子宮ガン後の腸閉塞 投稿者:こにゃn 投稿日:2004/04/24(Sat)
22:46 No.3959 はじめまして、こにゃんと申します。ここを覗いて初めてこんなにがんの後遺症について語られていると知り少し心強くなりました。 私の母は15年前に子宮ガンの手術をしました。うちは母子家庭でしたので母一人で働いて養ってくれていましたので、手術後、早く仕事復帰しようと尿の訓練?もそこそこに、かなり焦ってリハビリをし、放射線治療もしたそうです。(私は大人になってから聞きました。) 今、母は排尿障害、腸閉塞、リンパ浮腫、などの後遺症を抱えて戦っています。今も排尿障害を伴う腸閉塞で入院中です。私達子供の為にした昔の無理が母を何度も繰り返し苦しめているのは、見ていて堪りません。 しかし、なにをしてあげればいいのかも分からず、お医者さんに任せていますが年に3回ほど、激痛を起こしては導尿と絶食だけの入院・・・。なにかスッキリと良くなる方法はないのでしょうか?ご存知の方がいらっしゃいましたら是非アドバイスいただきたく投稿しました。 また、若い方の投稿も多いようですので何卒、術後はゆっくりとリハビリを行っていただきたいと思います。母のようにならない為に・・・。その時、自分が子供であったことがどうしようもないのに、どうしようもなく悔しい今日この頃です。 Re: 子宮ガン後の腸閉塞 ぴょんぴょん@体がん - 2004/04/27(Tue) 16:57 No.3975 はじめまして、こんにちは。 お母様、お辛そうですね (ToT) こちらは患者サイトのため、症状から「この治療法はどうですか?」というレスが付くことは、残念ですが多くありません。 インターネットにはDoctorが相談にのってくれるサイトさんもありますので、検索なさってみてはいかがでしょうか? 一日も早く退院の日を迎えられますよう、お母様のご快癒をお祈り申し上げております。 |
こんにちは 投稿者:りる - 2005/06/24(Fri) 16:22 No.5369
書き込み3回めのりるです。6月1日に子宮と卵巣の摘出手術を受け、二週間の入院予定が三日ほど早く12日に退院しました。 退院してから何かトイレが近くなったような感じがしてはいますが、皆の体験談を読んで私だけじゃなかったんだと安心しています。 ほとんどぴょんぴょんさんの日記どうりに進むので安心して治療を受けることができました。 Re: こんにちは 投稿者:ぴょんぴょん@体がん - 2005/06/24(Fri) 18:51 No.5373 こんにちは、治療お疲れ様でした。 まずは、退院おめでとうございます! 私の日記が少しでもお役にたったのでしたら幸いです。 トイレが近いような気がすると水分を控えがちになっちゃうかもしれませんが、私の場合は水分を取らないと、てきめんに便秘気味となり、腹痛も出て、イレウスやば〜状態 (ToT) 夏場は、1日2リットルの水分を確実に摂るようにしています。 りるさんも、どうぞお大事になさってくださいね。 |
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