子宮がん・卵巣がん患者サイト「うさぎの本宅」

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術後5年10ヶ月目

2006年02月02日 病院へ行って病気になりそうなこの季節

橋本病の薬チラーヂン、なんちゃって膠原病(?)による皮膚症状対策のビオチン、イレウス対策のアローゼン、高脂血症の薬、身体の浮腫みをとるための利尿剤ラシックスなど、常用している薬がなくなりそうなので、坂の上病院の内科を受診。

病院正面玄関に「インフルエンザ予防のため、マスクを着用してください」と張り紙がしてあった。
あぅぅ。
言いたいことはわかるんですが、そういうのは家を出る時にわかっていないとダメでしょ?
いきなり用意なんてできません (ToT)
張り紙のそばでマスクでも売ってりゃ別ですが。

内科の待合室は、ものすご〜く混んでいた。
熱っぽい顔をした人、マスクをした人がやたら多い。
わたくしは、インフルエンザの予防接種がピークとなる11〜12月にヘバってて、接種を受けていない。
しかもほとんど外出しないので、いろいろな菌に対する免疫が弱くなってるかも。
去年の冬は病院へ薬をもらいに来て、ひどい風邪ももらい、寝込んだっけ。
ヤバい…。

ナースが「今日はとても混んでいるので、1時間以上待っていただくことになります」とオソロシイことを言う。
薬だけ処方してもらって早々に退散。
また出直します。

婦人科でがんの術後検診受けなくちゃならないし、整形で骨粗鬆症の診察も受けなくちゃならない。
両方とも本当は去年の11月に受けるスケジュールで、予約も取ってあったのに、だる過ぎてシカとしました。
せんせい、ごめんなさい (ToT)

そして、わたくしは左胸にアヤシイものがあり、本当は1月に外科で経過観察のための検診受けなくちゃならないんでした。

橋本病を診てもらっている甲状腺の専門医へは確か、去年の夏に行かなくちゃならないんでした。

今月は病院行きまくりの月になりそうです…。

坂の上病院は患者にカルテを持ち歩かせる。
移動中にパラパラめくって読んでいたら、ずいぶん前に膠原病専門医が坂の上病院の内科主治医に宛てたメモをみつけた。
「あなたが書いた紹介状を持った患者が来ました。診察しました。こういう結果でした」という報告みたい。
膠原病専門医で受けた検査結果が書いてあり「以上の結果から、3つのSLEと思われます。引き続き診させてください」とのこと。
SLE(全身性エリテマトーデス)は病名なので、「3つのSLE」は「3つの風邪」みたいな意味になり、ちょっと???だけど、「SLEを示す異常値が3つありました」ってことなんだろう。
紹介状をもらうと、結果報告するんだ…。
Dr同士のお付き合いもなかなか大変そうですねぇ。


2006年02月15日 スパム投稿対策その後

掲示板を改造したところ、スパム投稿がピタッと、本当にピタッと止まりました。
改造以来、一件もありません。
うぅ、神様ありがとうございます!!!

でも…。
TPOズレ、掲示板利用規約無視の投稿は、依然としてあります (ToT)

「ゲストブックに自己紹介なし」
誰だかわかんないよ〜ん。

「細胞診クラス3なんですが〜」
うさぎの本宅掲示板は、がんという確定診断が出た方向けであり、細胞診クラス3は、がんじゃありません。
あなたは、がんではないんです。

「円錐切除で、うんたらかんたら」
うさぎの本宅掲示板は、子宮全摘や抗がん剤、放射線治療を受ける方向けです。

「自分は患者ではないんですが、家族が〜」
うさぎの本宅掲示板の利用は、患者ご本人限定です。
患者さんご本人じゃない方の投稿は、話があやふやだったり、「それって患者さんご本人が知りたいことなんですか?」と思う内容だったりするんですよねぇ。
患者さんご本人にはできる限り(と言っても限度はありますが)の情報提供はしたいと思っていますが、患者さんの周囲の方の面倒まではちょっと無理。
こちらも、患者なんです。
そこんとこよろしく。

「円錐切除しても、妊娠できますか?」
子宮全摘している人が集まる掲示板で、なんとまぁ、自分のことしか考えないデリカシーのない内容の投稿かと思う。
こういうのでいつもいつも揉めるんですよね〜。

って、規約に書いてあるでしょうが。
読んでないのかなと思ったりするけど、アクセス解析を見ると、規約ページにも足跡のあることが多い。

規約は読みました。でも私は大変なんです。私だけはいいでしょう? 特別扱いしてもらえるでしょう?

って思っているのかな…。
うちのサイトは子宮がん・卵巣がんの患者サイトなので、来訪される方はほぼ全員、がんと確定診断が出ている患者です。
残念ながら、みんな大変なんです。
「特別」は、めったにございません。


2006年02月17日 可哀想な姪

週の初めに母方の伯父が亡くなり、週末に通夜、告別式。
わたくしの母は8人兄弟で、母自身はもう20年近く前に亡くなったけれど、残りの伯父伯母は今まで全員健在だった。
今は三人に一人の死因が癌で、二人に一人は癌に罹ると言われている。
でも、母の兄弟で癌に罹ったことがある人は、母以外に一人もいない。
今回の伯父の死因も、癌ではなかった。
母の兄弟が癌になる確率は、今のところ1/8だ。

わたくしは五人家族だった。
その中で、母も父も祖母もわたくしも、癌を患っている。
うちの家族は癌になる確率4/5だ…。

伯父のお通夜の席で、集まった母の兄弟の一人がぽつりと言った。
「いい人から亡くなってしまう」

堰を切ったように、母の兄弟が口々に言う。
「ぴょんぴょんのお母さんはいい人だった」
「みんなにあんなことをしてくれた、私にこんなこともしてくれた。生きていれば…」
「面白い人だった、楽しい人だった」

みんなはわたくしの母賛辞を語るけど、一緒に暮らした家族としては「ええ〜っ??」って感じなんです。
特に、母の癌が悪化してからは修羅場としか言いようがなく、ぶっちゃけ家庭崩壊でございました。
わたくしにとって家庭や家族という言葉は、つらい場所、嫌な人たちという意味とイコールな部分がある。

いい思い出なんか、何にもないよ。

と言いたいところだけど、それも大人げないので、母への賛辞をがるがるしながら聞いていた。
わたくしの場合は、こうやってストレスが溜まっていく。

毎回こんなん聞かされたらたまらないので、浪花節作戦(?)発動。
伯父伯母はわたくしの母を称えると共に、わたくしのことを「早くに親を亡くし、苦労を重ねた末、癌になってしまった可哀想な姪」とも思っているようなんですよ。
苦労した人が全員癌になるかというと、そんな統計見たことないんですが…。

そもそも、わたくしは自分が大変な境遇だとか、可哀想なヒトとは思っちゃいないんですが、まわりが可哀想と思っているなら、せいぜい活用させていただきましょう。

よいか?
行くぞ?
行っちゃうぞ?

ぴ「皆さんは母にいろいろとしてもらったとおっしゃるけれど、それと同じくらい、私たち子供に対しても、母がいろいろとしてくれていたらと思います。私は何のために生まれて来たのでしょうね? 私は、親の後始末をするためだけに生まれて来たんだと思う時があります。でも、それが私の運命なのでしょう」

心にもない言葉を並べ、諦観を漂わせて力なくフッと笑ってみせた。
はい、誰もな〜んにも言わなくなりましたっ。
こういうの続けたら、女優になれるかもしれない…。

「可哀想な姪」をイライラさせるのはやめてね〜。


2006年02月20日 もう立ち上がらないメッセンジャー

東京で学会がある時は、ネットで知り合った医療従事者が全国からやってくるので、オフ会をして皆で集まる。
彼は看護師で、がん専門病院に勤務していた。
オフ会で何回も会い、わたくしと夫が行った地引網にも来てくれて、わたくしの友人たちとも知り合いになった。
結婚していて、二人の子供のパパだった。
数年前、地引網で会った時は、上の子が幼稚園だと言っていた。
奥さんには頭が上がらないんだよ〜と恥ずかしそうに笑っていたのを思い出す。
人の良さそうな笑顔だった。

ここしばらく、皆で集まる機会がなかった。
今月、ネット仲間のDrが開業するので有志でささやかなお祝いを贈ろうということになり、彼にもメールしたけれど、返事は来なかった。
まめな彼にしては珍しいことである。
ナースとして中堅の立場だったので、かなり忙しいんだろうなと思った。

日曜日、ネット仲間の一人から知らせが届いた。
彼は去年、亡くなったのだそう。
わたくしに知らせてくれた人も土曜日に知ったばかりとのこと。
どうして亡くなったのか、詳しいことはわからない。
事故だったらしいけれど…。
「なんで!?」という言葉しか出なかった。

病気だった方や年齢が高い方の訃報は、残念だなぁと思うことはあっても、驚愕はさほど感じない。
でも今回の彼の死は、とてもびっくりしたし、本当に凹んだ (ToT)
ショックです。

わたくしのバカ親父は文字通りのろくでなしで、死んだ時、口の悪い親類は「どうせなら、もっと早く死ねばよかったのに」とはっきり言うほどだった。
この世にいる間はもちろん、死んでからも人に迷惑しかかけないバカ親父が還暦過ぎまで生きて、人を助ける仕事をしていた彼がこんなに早く逝ってしまうなんて、不条理だなぁと思う。
彼には、夫と父という大切な役目もあったのに…。
その役目を全うできなかったことを、彼自身が一番残念に思っていることだろう。
そして、残されたご家族の気持ちを考えると、記す言葉が見つからない。

彼とはメッセンジャーを繋げていた。
彼がログインして、名前が立ち上がることはもうないんですね…。
でも、彼はきっと渚で待っててくれると思う。
たぶん数年か数十年先になると思いますが、またお会いしましょうね。

合掌。


2006年02月26日 確定申告

まったくな〜。

そもそも、自他共に認める理数系オンチのわたくしに、こんなことさせちゃいけないんだって。
脱税する気はまったくございませんが、計算間違ってたらごめんなさいって感じ。
夫に「ぴょんぴょんは、もんのすご〜く機嫌が悪いので、あまり刺激しないように」と言ったら、「はい」と素直なお返事。
数学嫌いなわたくしが本気で暴れ出しかねないと、びびってるのかもしれない。

確定申告のラビリンスをうろうろ。
数字を見ているとクラクラ、イライラしてくるので一計を案じ、コンビニでグミを買ってきた。
誰かに当たる代わりにグミを噛みしめていると、イライラが少しは治まる。

合ってるか自信ないけど、とりあえずできましたっ!
検算もしました。
終わってよかったよぉ、嬉し泣き。

ちなみに、2005年度分の医療費は12万弱でございました。


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