子宮がん・卵巣がん患者サイト「うさぎの本宅」

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術後4年3ヶ月目

■2004/07/01 (木) ………

明日は注腸なので、今日は前処置日。
指示書には「三分粥」だの、野菜、海藻、乳製品厳禁だのと書いてある。
わたくしはもう面倒なので、なんとかinゼリーの繊維分入りじゃない方を買ってきて飲んでいます。

別の病院で注腸をやった時には、前日は「注腸食」というのを渡された。
朝、昼、晩の食事がレトルトパックで入っていて、2000円くらいしたような気が…。
中身は、お粥、スープ、クラッカー、形がほとんどなくなるまで煮込んだ筑前煮など。
「こんなの、スーパーで買えば全部で500円くらいじゃないの?」と思った。

前の病院も、今回の病院も、注腸前の下剤はしっかりかけさせられる。
開腹オペ前日とほぼ同等の激しさ。
さっき、マグコロール(レモンスカッシュみたいな味の飲む下剤)を飲んだので、これからピーコちゃん攻撃が始まるんだろう。
ふ〜。
寝る前に、アローゼン1包。明日は、検査前に浣腸なんですと。
前の病院では、当日は坐薬の下剤だけで浣腸はなかったんですが、これは「施設による違い」なんでしょう。

へたな腸内洗浄よりはいいかもね。
健康保険が効くし。

マグコロールは、オペや以前の注腸の時にも飲んだけれど、今回は味が良かったような気がする。
味の改良がされたのかしらん。
飲み慣れただけなのかなぁ。


■2004/07/02 (金) 一応、終わり

今日の午前中に注腸検査が終わった。
スムーズに終わってよかったぁ。
ナースにも検査技師さんにも、処置ごとに「大丈夫?」って聞かれたけれど、わたくしはほんとに大丈夫よん。

注腸造影では、普通はバリウムを使う。
さらに別の、腸の中で固まりにくい検査薬もあるそうだ。
わたくしのお腹の状況を知っている内科主治医は、気を利かせて、固まりにくい薬の方を使うオーダーをしてくれていた。
ところが、それはバリウムより映りが悪く、また、注入処置などが面倒らしい。
使う指示が出ることも少ないらしい。

疑問を感じた放射線科の技師さんが内科に問い合わせしたら、主治医は今日いなかったので、別の内科医が来た。
月曜に胃カメラやってくれたDrだった。

Dr「ああ、貧血の人」

ぴ「はぁ? 私、貧血あるんですか?」

こいつ、本当にきらいだ。
ケアレスミスされそうで怖い。
関わり合いになりたくない。
月曜は「妊娠してますか?」だったし、今日は「貧血の患者」にされちゃったよ。

カルテ、ちゃんと見ろや。

Dr「あ、違う。再発かも、って人でしたね。月曜に胃カメラやった…」

ぴ「そうです」

うんたらかんたら、うんたらかんたら…。

あのねぇ。
思い込みが激しいのにも問題あるけれど、人を小馬鹿にしたようなその表情と物の言い方も、どうにかなりませんか?
臨床医に向いてないんじゃないの?とか思っちゃった。
患者の話を聞くのが苦痛だったり、患者がみんな阿呆に見えたり、患者をバカにしないと自分の存在意義を見出せない人は、臨床にいるべきじゃないと、わたくしは思うのでございますよ。

こいつ、どうしてくれようか…。

なんでバリウムじゃない造影剤を使うことになったか聞いてる?と質問されても、わたしゃ知りません。
あなたね、月曜の胃カメラの時も、前回の胃カメラで使った薬をわたくしに聞いたし、ど〜なってるの?

カルテの記載不備などは、わたくしがどうこうできることじゃないので、Dr同士でゆっくり話すなり、闘うなりしてちょ。
ポスト争いでもあるのかと、勘ぐりたくなるのでございます。

今回の「がんの再発疑惑」でやることになった大きな検査は、これで一応全部終わり、後は結果を聞きに行くだけ。
全部の結果が出揃うまでに、10日くらいはかかるみたい。


■2004/07/03 (土) 何で今さら…

月曜の検査で血管確保するために点滴を打った。
両腕とも血管がなかなか出ず、左手の甲に刺したんですが、ホリゾンを入れた時、手の甲側の手首よりちょっと上まで血管痛がした。
検査終了後、特に異変はなかったのに、な〜んと今日になって手の甲が痛くなり、青タン出現 (ToT)
血管痛がした場所も痛くなって来た。

何これ〜?

手を下げていると痛みが増す。
心臓より上にあげておくと、まだラク。
仕方がないので左手で右肩を触るような形で上げておく。

何でいまさら痛くなる?


■2004/07/04 (日) ランバダ

元々、日焼けしやすい体質のわたくし。
いきなり黒くなる。「カチカチ山」のように赤くはならない。
昨日お散歩したら、夫が夜、「ぴょんぴょん、少し黒くなっていない?」と。
うん…、なんかそんな気がする…。
今朝になったら、落ち着いた素敵な黒さになっていた (ToT)
気をつけててもこれだ。

もうイケマセン。
サングラスかけたら、こりゃ、日本人ではありません。
Rさん、今年もランバダになりつつあります〜。

膠原病専門医に怒られるだろうけれど、もう日焼けについては諦めよう。
焼かないメリット・デメリット、焼いたデメリット・メリットとも、自分が受け取るものだし。
あれもだめ、これもできない、こうしなければならない、ということが多過ぎて、何のために生きているのかな〜って思う時がある。

五十三次は、もうすぐ庄野宿に到着します。


■2004/07/06 (火) リンク

うさぎの本宅はリンクフリーではないので、時々、無断リンクが貼られていないかチェックしている。
今日チェックしたら、1件発見。
患者さんのサイトらしいのですけど…。

病気になって偏見がどうのこうの、傷ついた、うんたらかんたら。

そうですねぇ、婦人科がんには偏見とか、誤解とかあるんですよねぇ。
それで傷つく患者さんも多いんですよねぇ。

インターネットの世界には、「リンクに許可は不要」「リンクは自由」(フレーム内リンクは除く)、だから「無断リンクというもの自体が存在しない」という考え方もある。
けれど、婦人科がんは、あなた様がおっしゃるところの偏見や誤解が招くトラブルがものすごく多いので、わたくしは、どこでもリンクされるのは好みません。
えっちなサイトにリンクされたり、健康食品業者サイトで「がんの治療はこんなに大変で悲惨。だからウチの商品使ってね」みたいに叩き台にされたらやだもん。
そのためにサイト開いてるんじゃないんだもん。

と、まぁいろいろあって、サイトトップにも、リンクフリーではありませんと書いているんですが。

「無断リンク禁止」の記述には法的根拠はなく、あくまでもお願いレベルらしいんですが。

ということは知ってはおりますので、あくまでもお願いなのですが、「うちは、どこにでもリンクされるのはいやでございます」と、意思表明はしてるわけです。

患者さんであっても、連絡くださるとありがたいんですが。

今まで、患者さんで無断リンクしたサイトオーナーさんはいらっしゃらなかったので、婦人科がん患者サイトにおいては、それが一般常識だと思っていたんですが。

同じ患者であり、同じくサイト管理人でもあり、嫌な思いもいっぱいしているはずなのに、そこらへんのことをご理解いただけないようで残念と言うか…。

あなたのなさったことには傷つきました。
うちのサイトの紹介文もまじでカンベンですわ。
わたくしは、読んだら不安になるサイトを運営しているつもりはないのです。
何をもって「不安」かっていう問題はあるけど、何も知らない人の恐怖心をただ煽るようなことだけはしないように、ものすごく気を遣っているつもり。

特定URLからのリンクを弾く方法もあるけれど、CGI入れなくちゃならないから手間はかかる。
しばらく様子を見て、抗議するしかないのかなぁ。
ケンカになっちゃうんでしょうかね?
先に手を出してきたのは向こうだと思ってるんですが、トラブりたくないなら、わたくしが我慢するか、時間を費やしてCGI書かなくちゃならないのでしょうか???
ひとこと連絡くれれば、お互い嫌な気にならずに済むことなのに…。

なんか納得行かない。
うん、全然納得行きません。

わたくし、今日はかなり怒っておりまする。

****************************************************

無断リンクやめて〜と言って、「はい、わかりました」という返事が返ってくる確率って、どのくらいなんだろう。
「すみません」より、「無断リンク禁止って言葉に拘束力ないの知らないのかっ!」と言われる方がはるかに多いと思われ。
水掛け論、または遺恨を残すやりとりをする気力もなし、時間ももったいなし。
対応策を考え、「こうしたい」というものを考え、説明サイトを探して読む。

Java Script、.htaccess、CGI、SSI、mod_rewrite。
うわぁ、頭がクラクラするぅ〜。

でも、まぁやってみるものです。
どうにか完成しましたっ!
これからは、無断リンクにイライラすることはなくなる。

満足。


■2004/07/07 (水) 七夕

仕事が忙しくなってきた。
今月いっぱいで終わらせたいという客先の希望があるので、徹夜して、土日も休みなしでやるしかなさそう。
がんばりま〜す!
長時間座りっぱなしになるので、足の浮腫みに気をつけないと…。


■2004/07/08 (木) またごりごりして来ました。

丸1日、精出して仕事したら、夕方から左鼠蹊部が痛くなってきた。
う〜ん、ごりごりができてる…。
座りっぱなしはまずいと思い、1時間に1回程度、立ち上がって歩いたり、ちょっと横になってみたりしてたんだけれど、それだけでは不十分だったみたい。

しかも、仕事はま〜だ終わらない。
今晩は徹夜のようです (ToT)


■2004/07/09 (金) ………

仕事は相変わらず忙しい (ToT)
たぶん今晩も徹夜でしょう。
鼠蹊部がこれ以上、痛くならないといいのだけれど。

夕方、思ったより早い時間に夫が帰ってきた。
今晩は、タイ風カレーにする予定で下ごしらえまでしていたのに、ヤツは勝手にステーキ肉を買ってきて、「今晩はこれを食べよう」と。
ぴょんぴょん、一気に不機嫌モードへ突入。
殺意すら覚えたのでございます。

そういうことは電話して先に言え!

結果的に無駄となった下ごしらえに費やした、わたくしの時間を返してよ。
サイドメニューなどは全然考えていないお気楽さにも怒り爆発。
栄養バランスとかって言葉、聞いたことはありませんかね。
肉だけ食べていたら、バランス悪いっしょ。

うちの夫婦喧嘩は、ほぼすべてが食べ物に起因する。
さらに、そのほぼすべてはヤツが悪いと、わたくしは思ってる。
いいかげん、学習してくださいよ。

食べたい物を食べて飲みたいだけ飲む。
そんなことやってるから痛風は治らないし、ぶよぶよしてくるんです。
会社でやった健康診断の結果表、見せてみれ!
たぶん今年から、肥満度はプラスになってるはず。


■2004/07/09 (金) がんが再発していたら

「腫瘍マーカーが上がっているから検査」ということは、「がんが再発しているかもしれません」ということ。
もちろん、たまたま上がっていただけで、再発ではない場合もある。
わたくしが腫瘍マーカーの異常でやった大きな検査一式の結果がそろそろ出る。
来週か再来週の頭にでも、病院へ聞きに行かなくちゃ。

外科のDrが見つけた甲状腺の腫れも、血液検査の結果が出る頃だ。
腫瘍マーカーのオーダーも出ていたようだったので、外科のDrは、もしかして甲状腺のガンを疑ってる?

坂の上病院の血液検査はいくつかの項目がセットで、Aセット、Bセット…の中から、Drが選ぶシステム。
定食みたい (;^_^A
血液検査を1つだけの項目でオーダーするってことはあまりないようなので、腫瘍マーカーを調べたかったというより、甲状腺の血液検査セットに腫瘍マーカーがたまたま含まれていたという方が妥当なのかもしれない。
以前、「これとこれも調べてください」と希望したら、セットオーダーに項目追加する操作が大変そうだった。
Drが「こういう時、面倒くさい」とこぼしていたっけ。

さて、結果が出ていない現在、わたくしは、がんが再発しているかもしれない疑惑状態なわけです。
で、もしも再発していたら、何をどうしようか一応考えてみようかと思ったのですが…。

医療保険に入っているので、積極的な根治治療を希望しても費用の心配はなさそう。

根治治療するなら坂の上病院ではなく、がん専門病院で受けたいので、転院はしなくちゃならない。

受ける治療の内容によっては、子宮がんの根治治療を受けたなぎさ病院へ帰ることも考えたい。

坂の上病院は「セカンドオピニオンや転院は患者の希望に従う」という運営理念を掲げているので、揉めることはないだろう。

がん専門病院と、なぎさ病院のどちらにするかの分かれ目は、がん治療可能な、どの病院でもできる治療なら入院設備のいいなぎさ病院、その他の場合はがん専門病院って感じかな。
でも、先方の都合で、転院受け入れまで少し待たなくちゃならないかもしれないですね〜。

あ、昔買ったかつら、お姉さんにあげちゃったので、抗がん剤治療を選択したら、かつらだけは買わなくちゃ。

治療を希望しなかった場合、または余命告知されたら、近い将来、わたくしは死ぬことになるだろうけれど、行きたいホスピスは決めてあるので、いざと言う時に「どこにしよう? どうすりゃええの?」状態にはならないだろう。

遺言はすでに正式なものを作成してあり、弁護士が執行人になっている。

葬儀と遺骨の埋葬方法についても、わたくしの希望を述べた書面は作ってある。

遺影は、45歳になったらTの写真室で撮って、以後、何歳で死んでもそれを使おうと思っていた(あは…。ある意味では詐欺?)のでまだ撮ってない。

う〜ん。
ほとんど何も考えることがない。
事務的なことは、転院の手続きと、医療保険の手続きと、遺影撮影をすればいいだけっぽい。

一度しっかり決めておくと、こういう時に肉体的にも精神的にもラクチンだと思う。ほんとに。


■2004/07/10 (土) だるだる

最近は、だるいのにも慣れてきたし、それほどひどいだるさもなかった。

でもっ!
今日はかな〜りだるい。
熱はないのに熱っぽいし。

仕事は待ってくれないので、30秒に1回ずつ溜息をつきながらやる。
座ってるだけで苦しい。
まぁ、こんな日もあるでしょ。


■2004/07/11 (日) お子さまごっこ

今日一日だけは、子供で過ごす。
それは、なぜか?
答えは、選挙投票日だから。

鳴っている電話をとる。

女「もしもし、こちらは○○を応援している××と申します。もう選挙には…」

ぴ「もちもち」

女「あら……。お父さんかお母さん、いらっしゃいますか?」

ぴ「もちもちぃ」

女「あ、またお電話します」

ぴ「あい〜」

ガチャッ。

選挙の投票依頼(?)をこれでやり過ごすことにする。
もうちょっと大人になって、相手の言うことを柳に風の如く、はいはいと聞き流していればいいのだろうけれど、どうもその域に達せません (;^_^A

だいたい、うちの電話番号は電話帳に載せていないのに、なぜ苗字を知っているのだろう?
個人情報をどうやって入手したか、考えるだけで腹立たしい。
正規に入手したとはどうしても考えられないわけで。

そして、こちらの都合などお構いなしに、自分の都合だけで電話してきて、自分たちの要望を喋りまくるそのずうずうしさが激しくいやだ。
まったく面識ない人の俺様ルールを聞く義理は、こちらにはないわけで。
そこんとこ、まずよろしく。

こっちは、日曜日でも仕事してます。
忙しいのでほっといて。
入れたい人に入れますよ。
ってか、「具合悪い人は、仕事しなくても生活はしっかり保障する日本を作ります!」という政治家がいたら喜んで入れたい気分。
民主主義では、そうも行かないのだろうけれど。
はぁ〜。

電話が鳴る。

ぴ「もちもちぃ」

客「あれ…。ぴょんぴょんさん…のお宅ですか? ■■社の△△と申しますが…」

ぴ「あ、はい、ぴょんぴょんです。いつもお世話になっております」

びっくりした〜。
時々、こういう失敗は、ある (;^_^A

ちょっとだるくて、ちょっと左鼠蹊部が痛くて、ちょっとお腹が痛くて、ちょっと耳たぶパサパサで…。
みんなちょっとずつなんだけれど、すっきりしない。
暑さに慣れたら軽快するかな?


■2004/07/12 (月) 夕食で

夫と夕食を食べていたら、どうも様子がおかしい。
いつもの半分も食べない。
「もう、いいです」とか言っちゃってる。

はは〜ん…。

ぴ「あなた、会社の健康診断で体重が○○キロ超えたんじゃない?」

夫「うん…」

ぴ「やっぱりね。その体型で○○キロ以下ってことはないと思ったわ」

夫「超えちゃったんですよ」

超えたじゃなくて、肥えたでしょ〜!
あれほど警告してきたのに。

ぴ「ふんっ」 (鼻で笑ってやった)

一日1食で頑張っているわたくしでさえ現状維持が精一杯なのに、いつもおかずだけで満腹を追求し、好きなだけ飲んで食べているあなたの体重が増えないわけがない。
そんなうまい話があるはずがない。

夫「これからは、腹八分目にします」

ぴ「お酒飲んでるなら、それじゃ不十分。腹五分目くらいにしておかないと減らないよ」

夫「じゃあ、そうします」

ぴ「ってか、しばらくお酒やめたら? そしたら、すぐに体重は減ると思うよ。酒、やめれ。今度の健康診断の結果表、肥満度プラス付くわね」

夫「うるさい!」

げ…。いきなり逆切れしてるし…。
ここで引き下がると、「ウチの女房は大きい声を出すと怖がって黙る」とナメられるので、受けて立つ。

ああじゃこうじゃ。
うんたらかんたら。

ぴ「ぶよぶよ、あ〜、ぶよぶよしてるぅ〜」

最後は、子供の喧嘩みたいになって、我ながら情けない。
次回からは、もうちょっと高尚なディベートを試みよう。

ぴ「とにかく、そのぶよぶよ、どうにかしなさいよ。5キロ減らせ、5キロ! 日記に書いてやる。みんなに言ってやるぅぅ!」

というわけで、今、ここに書いています (;^_^A

努力しても結果が出ないなら、わたくしは何も言わないし、言う権利もない。
ずっと前から、わたくしは警告してきたけれど、「大丈夫、大丈夫」とだけ言って、あなたは今まで、何もしていないじゃないの。
その部分が許せない。

頑張れや。

明日から、一汁一菜にしたる。


■2004/07/13 (火) いぢめ

わたくしは、蠍座でB型で、動物占いではゾウ。
これでもかぁぁ、って感じですよね…。
陰湿でしつこくて、めったに怒らないけれど、もしも怒らせたら手がつけられないらしいです。
ホント?

夫「夏用のスーツでだめになったのがあるから、数着欲しい」

ぴ「ちょっと痩せてから買えばぁ?」

夫「………………」

いぢめてやった (;^_^A

数日前から左鼠蹊部がごりごりしていた。
昨夜からは、左足そのものが痛くてなんだかな〜。
左膝から上が重苦しい。
鈍痛があるのでうっとうしい。
腫れてはいないのだけれど、思いっきりヤな感じでございます。

しか〜し、納品が明日なので、うだうだしてもいられない。
その後の予約スケジュールもぎっちぎち。
寝込んで納期を守れなかったら、フリーランスの私はすぐに失職することもありうる。
代わりの人間はいくらでもいる世界。
時間通りにやってナンボ、いいもの仕上げるのが当たり前の世界。
失敗したら、たぶん次はないでしょう (ToT)
やります、やります。できるだけのことはします。
もう午前4時近いので、今晩も徹夜ですね…。
突撃〜!


■2004/07/15 (木) ………

相変わらず左鼠蹊部の調子は悪いけれど、仕事キツキツで、ゆっくり寝てもいられない。
明日納品があるので、今日中にある程度の形にしないと…。
どうにか調子に乗ってきた夕方、雷雨到来。
落雷で異常電流が流れてPCが昇天し、データが消えると困るので、雷雨が収まるまで電源を落とす羽目に。
仕事中断 (ToT)
ま、いいか。ちょっと寝ちゃお♪
時間は有効に使わないとね。


■2004/07/16 (金) 自分はどうなのよ?

お中元を贈ったので、ぽつぽつとお礼の電話がかかってくる。
今日は、年老いた叔母からかかってきた。
痴呆気味なので、話を合わせるのが大変だったりする。
お礼を言われた後、ひょんなことから実家のお墓の話になった。

ぴ「永代供養したいとは思っているんだけれど、数百万単位のお金がかかるの。仕事も今は無理できないので儲からないから、供養はまだ先だわ〜」

叔「そんなにお金かかるの? 大変ねぇ」

ぴ「1銭も残さずに死んだバカ親父の心がけが悪かったんだから、しょうがないよ」

叔「永代供養したら、お墓なくなっちゃうの?」

ぴ「しばらくはスペースを残してくれるって。私たちが生きている間は、たぶん墓石あるよ。でも、うちの家名も私で終わりだわ」

由緒ある家柄でも財産家でもないので、家名もへったくれもないんですが (;^_^A

叔「○○さんところも子供いなかったけれど、夫婦養子を取ったって」

ぴ「うちは、養子に来てもらったところで、借金しか残してやれないからかわいそう」

叔「そうだよね。しょうがないよね。ただ、ぴょんぴょんの旦那さんには申し訳ない」

わたくしたち夫婦に子供がいないので、わたくしの夫はかわいそうだという意味みたい。

ぴ「ああ、それはいいの。病気になった時、一応『離婚したいですか?』って聞いてあるから。彼は離婚したくないって言ったの。彼に子供がいないのは本人が選んだことです」

がんになった上、子供がいないことで夫と揉めるのではたまらないので、わたくしが子宮摘出することになった時、夫には、わたくしと離婚して再婚し、子供を持てるかもしれない選択肢を提示したわけです。
夫は「離婚したくない = 子供はいなくていい」を選んだので、納得済み。
文句は言わせない。

ちなみに叔母夫婦にも、子供いません。
養子は取っていません。

わたくしたち夫婦のことを大きなお世話する前に、自分はどうなのよ?
叔母はなぜ養子を取らなかったのか、叔母の夫は子供がいなくてかわいそうなのか、心ゆくまで問い詰めてみたいものだ。

わけわかんね〜。

わたくしに投げかける言葉が、自分にすべて当てはまることに気づいていないのは痴呆のせいなのか、もともとオメデタイ人だったのか…。
自分が言われたら、どう答えるつもりなんだろう。

人のことだと、いろいろ言えていいやね。

けっ!


■2004/07/17 (土) ああ…

仕事が忙しくて、曜日の感覚ズレまくり。
今回の「がん再発疑惑」でやった検査の結果を婦人科と内科に聞きに行かなくちゃならなくて、甲状腺の病気の検査結果も外科で出ているはず。

すべての科の主治医がいるのは月曜日。
その他の曜日は、全員揃わない。
だから、月曜に病院へ行こうと思っていたわけでございます。

がび〜ん!

今度の月曜って、祝日じゃん (ToT)
わたくしって、わたくしって…。

まぬけだ (ToT)

去年の暮れに胃カメラをやった時、上腕にセルシンを筋肉注射した。
結果的に効かず、しかも注射を打った場所が1ヶ月以上痛くてまいった。
今回の胃カメラでは、ホリゾンを左手の甲から静脈注射した。
これまた、打った周辺が今でも痛い。
針を刺した部分は、「ここに血管があります!」と今でもはっきり触れられる。
血管そのものが固くなってるようで、皮膚の下にチューブがある感じ。
腕時計の文字盤があたる部分まで痛いので、時計バンドをゆるゆるにしてます。

なにこれ〜?

セルシンとかホリゾン(同じ薬だとDrは言ってたけど、なぜ薬剤名が違うの?)は、打った部分をしばらくの間、固くする作用でもあるのかいっ?
ということを内科主治医に聞いてみたかったのに、月曜はダメじゃん。

さらにさらに、下剤の残りがあまりない。
これは非常にマズイです!
次の診察日まで持つかなぁ。
市販薬でも代用は効くけれど、買い置きは切らしているから調達しなくちゃ。
薬を使うことでイレウスは避けられているみたいなので、これだけは絶対に飲むのを止められない。


■2004/07/19 (月) 連休最終日

今回も、レジャーなし。
夏、年末年始、休日など、世間さまの多くがお休みの時に限って異常に忙しくなる仕事のスケジュールをどうにかしたい。
と願いつつ、いつか引退した後は、今の忙しさを懐かしく思い出したりすることもあるんだろうな。

左鼠蹊部がゴリゴリしていて、かな〜りつらい。
両足とも、重だるい。
蜂窩織炎やリンパ浮腫の可能性を考えてはみたけれど、目立った腫れや変色はないし、熱もないので、まぁこんなもんなのかな。
ここ数日、仕事で座りっぱなし。
歩いてないので、筋力の低下もあるんでしょうね。

今月初旬は母の祥月命日。
明日はバカ親父が死んだとされる日。
法事をしろとか、供養しないとまずいんじゃないとか、外野がうるさい。
なにがまずいんだか、よくわかんない。

外野には何度も言っているけれど、わたくしの親は1銭も残さず、と言うか、借金をたっぷり残して死んだので、法事だの供養をやるとしたら費用はすべてわたくしの持ち出しなわけ。
生きている方々への借金返済が優先されるのは、当たり前の話でしょう。

まったくもって、バカ親父が作ってくれちゃった借金の総額を考えると、いつも機嫌が悪くなる。
時々、150万円の借金を苦に失踪したとか、300万円の負債に悩んで自殺したっていう報道がある。
わたくしの親が残した借金をそれで帳消しにしようと思ったら、わたくしは数十回失踪して、数十回自殺しても足りない。
十数回じゃなくて、数十回なのでございますよ…。
なんだかな〜。

で。
法事しろという外野。

うるせ〜。ほっといてくれ!

親の作った借金を返して、さらに法事の費用を稼げってか?
いやん。
激しく無理ですね。
こっちがお墓入りになっちゃうよ。

わたくしは、親に「ありがとう」「本当に申し訳ない」と言われこそすれ、法事ができないことで祟られたり、成仏できないと泣きつかれる筋合いはありません。
以前、夫が苦笑しながら「ぴょんぴょん父もぴょんぴょん母も、ぴょんぴょんが怖くて、バケてなんて出てこられないだろうね」と言った。
まったくその通りで、もしも出て来たら、願ったり叶ったりかも。ギタギタにしてやる!
ボコボコにしたら、わたくしの気持ちも少しはすっきりするかもしれない。
と激しく怒っているので、向こうも本気で怖がっているのか(?)、出て来ません (;^_^A


■2004/07/20 (火) ………

いつもの下剤を切らしているので、薬を変えたら、効き目のコントロールがうまくできなかった (ToT)

渋滞中。
意識して水分摂って、下剤も追加。

ぐっはぁ。
お腹痛い。
気持ち悪い。
今はまだ、我慢できる程度の苦痛なので様子見。
もっと痛くなる or 吐くようなら、イレウスやばいので、病院へ駆け込みます。

午後になったらかなり復調。
よかった〜。


■2004/07/21 (水) あらら、そう来たか

午後、坂の上病院の内科を受診。
薬がなくなっちゃったし、胃カメラと注腸の検査結果も出ているだろう。

内科主治医に、胃カメラでホリゾンを打った手の甲がまだ痛いと言ったら、しばらくは固くなるけど、いずれ治るからって。
ふ〜ん、そういうもんなのかぁ。

検査の結果、胃は問題なし。
でも、大腸は許してもらえなかった…。
検査結果表に書かれてあったのは、

下行結腸にポリープ(?)数ヶ所。CF施行してください。

ひょえ〜ん。
CFは大腸内視鏡検査のことでございます。
大腸ファイバースコープとか言われてる、アレですよね…。
大腸・直腸がん関係の検査は、検便による便潜血検査より注腸、注腸よりCFの方が精度が高いとは知っている。
初めからCFやったほうがいいと、わかってる。
でも、開腹経験のある患者はCFがつらいことが多いと聞いていたので、開腹を2回しているわたくしは今まで「とりあえず注腸!」と、CF検査を逃げ回ってきたわけでございます。

CF時の痛みは穿孔のサインかもしれないから、強い麻酔は使えないとも聞いていた。
完全に無痛にしてしまうと、穿孔に気づかないことがあるからと。
穿孔はえらいこっちゃですが、わたくしは痛いのを我慢する気もないのです。

CFをやるかやらないか、Drとわたくしの合意点を探ってカンカンガクガク。
結果的に、

1.できる限りの麻酔使用で坂の上病院で行う。1泊2日か、2泊3日の入院。

2.CFが得意な病院で行う。たぶん新患扱いになるので実際の検査まで多少時間がかかりそう。

3.もしもがんだったとしたら死亡責任はわたくし持ちで、CFは行わない

の選択肢に絞り込んだ。

Dr「普通でも、軽い麻酔は使うんだよ。そんなに痛くないはずだけどなぁ」

ぴ「Drが痛くないっていうレベルと、患者が痛くないっていうレベルには、かなりのズレがあるんですっ!」

検査を受けるのはわたくし、痛いのはわたくしなので、そこんとこよろしく。

Dr「うちの病院でやらなくてもいいから。行きたい病院があるなら紹介状は書くから」

ぴ「ここらへんでCFの評判いいのは、ぶっちゃけどこなんですか?」

Dr「○○大学病院。すごく評判いいよ」

ぴ「少し考えさせてください」

外科で甲状腺の腫れを指摘され、検査したことを話すと、Drは検査結果をPCで呼び出した。

Dr「異常値出てたりしてネ。あはははは」

ぴ「具合はあまり良くないので、悪くないはずがない」

Dr「あははは あら…」

なによ?

Dr「甲状腺に異常値出てる…」

ぴ「亢進症ですか、低下症ですか?」

Dr「低下症。橋本病だね」

ふ〜ん。そんなにあっさりと確定しちゃうものなのかなぁ。
3年前、この病院の外科で甲状腺の触診をしてもらっている。
その時には異常なかった。
わたくしの甲状腺機能低下は、ここ3年以内に起こったと言えるだろう。

ぴ「外科のDrが気づいたのですが、この病気の治療は外科? 内科?」

Dr「外科でもいいし、内科でも。むにゃむにゃ」

病気になるメカニズムがよくわからないから診療科はどこそこって一概に言い切れない、ってことで、むにゃむにゃなんでしょうかね?
医師同士の力関係もあるのかな。
外科のDrは病気の発見に貢献してくださいましたが、「切らないのは病気じゃない。自分は外科医だ!」って感じの人だったので、甲状腺の治療はお断りしたい。

ぴ「病名確定のため、セカンドオピニオンは取りたいな〜。■■病院(甲状腺疾患専門病院)行こうかな」

Dr「はいはい。今、紹介状書く?」

ぴ「う〜ん。少し考えたいので今日はいりません。低下症って言っても、すごく悪いとか、正常に近いってあるでしょう? 私はどの程度?」

Dr「中ぐらい」

ぴ「だいたい、機能低下症って、どういう症状が出るものなんですか?」

Dr「まず、だるさ、かな」

思い当たることが多過ぎ (;^_^A

ぴ「治療しなかったら、どうなりますか?」

Dr「顔が腫れたり、身体が浮腫んだり」

ぴ「だるさとか足首や指の浮腫みって、以前、申告しましたよね。カルテに書いてあるでしょう? そう言えば、先生が暮れにやった胃カメラで使った薬剤名や量が書いてなかったって、この前の胃カメラの検査Drに私が文句言われちゃいましたよ」

思いっきり、ぶーたれた。すっきり〜♪

それは置いといて。
だるさは「なんちゃって膠原病」から来ているのかとばかり思っていたけれど、甲状腺機能低下症のせいもあったのか…。
もう慣れちゃったので大して苦しくはないのですが、甲状腺機能低下なのだから、だるくて当たり前だったのかも。
そして、やっぱり薬は飲まないとダメでしょうかね?

ぴ「甲状腺って、薬飲んだら一生モノ?」

Dr「うん、たぶん。今の状態は甲状腺ホルモンが足りないので、身体でどんどん作ってるわけだから…」

膠原病は自己免疫疾患で、橋本病も、いわゆる自己免疫疾患に含まれるはず。
治療は、膠原病専門医の方がいいのかな。
それとも、甲状腺専門医?
今ここでは、よくわからない…。
たぶん、Drもはっきり言い切れないだろう。

ぴ「少し考えさせてください」

Dr「わかった。でも、薬は飲んだ方がいいよ」

ぴ「はい」

Dr「CFも甲状腺も、そんなに待てないからね。別の病院でもいいから、検査や治療は絶対にしてよ。腫瘍マーカーが高いから検査してるんだから」

はいはい。
ちょっと調べて、来週までに結論出しますので、先生、少々お待ちを。

帰宅して、甲状腺関係で異常値のあった部分を調べてみた。

サイロイドテスト
100>(基準値は<〜100)
高値を示す病態は、橋本病(慢性甲状腺炎)、バセドウ病、特発性粘液水腫、原発性甲状腺機能低下症、甲状腺腫瘍、SLE、その他の膠原病など

マイクロゾーム
25600(基準値は100)
高値を示す病態は、橋本病(慢性甲状腺炎)、バセドウ病、特発性粘液水腫、甲状腺腫瘍、SLE、その他の膠原病など

TSH
9.946(基準値は0.35〜4.94)
原発性甲状腺機能低下症、クレチン症、下垂体性TSH産生腫瘍、異所性TSH産生腫瘍、慢性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎

ふ〜む。
TSHが高いので、「膠原病とは別」と判断したのかなぁ。
F-T3とF-T4が正常値内に収まっている意味も、いまいちよくわからない。
これはやっぱり、絶対にセカンドオピニオンが必要だ…。
しかしまぁ、マイクロゾーム25600ってどうよ?


■2004/07/22 (木) あっさり

CFと甲状腺機能低下症の検査や治療をどうするか、内科の主治医に「少し考えさせてください」と言ったけれど、ある程度の情報・知識を揃え、わたくしの価値観とライフスタイルという「ふるい」にかけたら、取るべき行動はあっさりと決まった。

CF関係の今までの決定事項を羅列すると、

1.なぜCFをするかと言えば、ポリープが良性か悪性かを確定するため。
2.わたくしは、今度がんになって根治治療を希望した場合は、がん専門病院に行きたい。

となる。

坂の上病院でCFをやって、がんが確定した場合、転院はたぶん容易。
坂の上病院で紹介状をもらって○○大学でCFをやって、がんが確定した場合、そこからがん専門病院に回してもらうことは容易とは思えない。
○○大学は「なぜ、うちで治療しないの?」と思うだろうし、では、いったん坂の上病院に帰り、そこからがん専門病院に転院させてもらうとか、考えただけでめんどいよぉ。

よってCFは、主治医にぎゃあぎゃあ主張して麻酔使ってもらって、坂の上病院でやりまする。

痛かったら、ただじゃおかないからねっ。
枕が変わるとたぶん寝つけないので、入院中は眠剤も出してネ。
同室になった患者さんに「あなたはどこが悪いの?」と聞かれたり、ひまひましてるオババの話相手にとっ捕まるのもタルい。考えただけでウザい。
個室入っちゃおうかな〜。

甲状腺機能低下症の方で、わたくしが投薬を拒否った理由は、「今ある症状が本当に甲状腺から来ているのか?」という疑問が払拭できなかったから。

ちょっと調べたら、甲状腺ホルモン剤は個人個人の適量を確定するのがまぁまぁ難しいらしい。
なんちゃって膠原病から来ている症状、甲状腺から来ている症状、その他の要因から来ている症状を読み違えて、すべて甲状腺機能低下症のせいと判断され、本当は必要のない薬を出されたり、必要以上の量の薬を飲むのは避けたい。
それで具合が悪くなったら元も子もないから。

よってまず、外科を受診して結果を聞く形を取り、仁義を通す。
検査結果はもう知っているのでめんどくさいけど、これから外科にお世話になることがあるかもなので、やっとくことにする。
その上で甲状腺の検査結果を膠原病専門医に持って行き、膠原病(全身性エリテマトーデス)と関係あるかないか、ジャッジをもらう。
全身性エリテマトーデスと関係あるなら、そこで治療となるでしょうね。

関係ないのなら、今日の結果と膠原病専門医でやった検査結果を持って、甲状腺疾患専門病院を受診。
病名の確定と、薬の種類や量を決めてもらいたい。定期的に経過観察もしてもらいたい。
でも、できれば投薬は、通院が便利な坂の上病院、それも内科で受けたい。
そういうのって可能なのでしょうか、ということを含めて話してみたい。
甲状腺の悪性腫瘍の可能性も、専門医にもう一度チェックしてもらいたい。

どうするか決まったので、あとは行動のみ。
とつげき〜!
しばらく忙しくなりそ (;^_^A

そうそう。
CFを渋るわたくしに、内科の主治医が言ったこと。

Dr「最近は、いい大腸内視鏡が出たらしいよ」

ぴ「どんなのですか?」

Dr「口から入れるらしい」

げぇぇ。やめてくれ!

CFで一番痛いことがあるとすれば、腸の曲がったところを通過する時らしいけれど、口から入れたら嘔吐反射の問題もプラスされるじゃないのよっ!
ダメダメ、ダメッ。

オエオエがひどいというわたくし固有の事情を知っているのに、どうしてあなたは、口からの大腸内視鏡を提案するかな〜。
それとも、わたくし、何か聞き違いしたのかな???
もしかして、ジョーク???

反撃開始。

ぴ「この前の胃カメラやってくれた先生が言ってたよ」

Dr「なんて?」

ぴ「どうしてぴょんぴょんさんの主治医がやらないんだろう。あの先生うまいのに。って」

Dr「たはっ…」

主治医の肩がかなりガックリ下がったように見えたのは、わたくしの気のせい?


■2004/07/23 (金) 暑い〜

毎日暑い。

甲状腺の病気を持っている友人Tちゃんが日記を読んで、電話でいろいろと教えてくれた。感謝、感謝 m(_ _)m
わたくしが行こうと思っている甲状腺疾患専門病院は、検査や病名確定のために数回通院して、投薬量が決まった後は、薬の処方をかかりつけ医でやってもらうことも可能みたい。
検査もやっぱり、専門病院ならではのがあるらしい。

専門医と内科医では、必要と考える検査や病名確定が違うということは、「なんちゃって膠原病」の発覚時によくわかったので、甲状腺もやっぱり一度は専門医に診てもらっておきたい。

子宮体がんで、骨粗鬆症で、なんちゃって膠原病で、大腸ポリープがあるかもしれなくて、橋本病かもしれないわたくしでございますが、今一番辛いのは、だるいことでも、お腹が痛いことでもない。

左鼠蹊部が痛い…。
かなりゴリゴリ (ToT)

それでも、生活に支障があるほど痛いわけじゃないので、ま、いいか…。


■2004/07/24 (土) 入院

近々、入院することになると思う。

大腸内視鏡検査だけのはずなので、たぶん短期で退院できるだろう。
けれど、その間の仕事を先に終わらせておきたいので、スケジュールはいつにも増してぎっちぎち。
もう慣れてしまった感はあるけれど、だるい、左鼠蹊部が痛いなどのNo good conditionで通常よりタイトなスケジュールをこなすのは、そこそこ大変でございます。
入院に必要なものも買いに行かなくちゃ。
短期だからできる限り持って行かないようにするけれど、まったくの手ぶらで入院ってのも無理がある。

甲状腺機能低下症は、どんな症状が出るのか調べてみた。
むくみ、脱力感、疲労、寒がり、便秘、食べないわりに体重増加、憂鬱、コレステロール上昇、肝障害、脱毛、貧血、皮膚乾燥、記憶力・集中力の低下、傾眠など。
全身の新陳代謝が悪くなるので、いろいろな症状が出るようだ。

内臓障害はない。
膠原病でも内臓障害が出ることがあり、わたくしが一番警戒している事項だけれど、今のところ腎臓も肝臓も心臓もセーフ。
貧血もなし。
がんで3ヶ月以上出血していても貧血にならなかったので、そこらへんは丈夫にできているのかもしれない。

しかし今まで、体重コントロールには苦労していた。
「これだけやっているのに、どうして結果を出せないのだろうか」とすごく不思議だったわけです。
1日1食なのに現状維持が精一杯 (ToT)
努力しているのにも関わらず結果が出せないと思っていたけれど、結果はバリバリに出せていたんですね。
代謝が落ちて、浮腫みもあった。
本来は太ってもおかしくないのに、現状維持できてたんだもん。

甲状腺機能低下の治療では、甲状腺ホルモン剤の投薬が入るはず。
その結果、新陳代謝は正常に近づくはず。
そうすると、特に何もしなくても消費カロリーは増えるよね?
おほほ。
痩せるのか?
痩せちゃうのか?

うう、マンモスラッキ〜!

疲労しやすいだの集中力の低下だの、確かにあったさ〜。
あまりにもだるくて、ただ座っていることさえ努力を要する日もあったさ〜。
それでも普通の活動レベルを目指して「とつげき」し、それなりにこなしてきて、努力した結果が見えなくてもメゲなかった自分を、今日だけは誉めてあげたい。

今日だけネ。
明日は今日とは別の日なので、それなりに頑張れ、と自分を励ましてみる。(他人から言われたくはありません)


■2004/07/25 (日) ………

朝から激しいぴーこちゃん攻撃を受け、よれよれ。
単に脱水しているだけなのか、別の原因なのかよくわからないけれど、ものすごくだるい。
さらに、脱水による電解質異常を起こしているのか、両足のふくらはぎの筋肉が「もうすぐ攣っちゃうんだもんね〜」と主張するように張って痛い。

脱水が心配で水分を摂る → ぴーこちゃん攻撃 → 塩を少々なめる → 喉が乾く → 水分を摂る → ぴーこちゃん攻撃 → 水分を摂る → ぴーこちゃん攻撃 → 水分を摂る………と、メビウスの輪のようにエンドレスで攻撃を受け続け、かな〜り消耗中 (ToT)

電解質異常対策としては、スポーツドリンクを飲んだほうがいいんだろうけれど、あの味がだいっ嫌いなので、塩をなめて代用とする。
カルシウムは処方薬で摂ってるけれど、カリウムの補充も考えなくちゃということで、煮干し噛っときます (;^_^A

いつもならどうにかやり過ごせるだるさも、ぴーこちゃん攻撃との相乗効果で今日はなかなかえらいこっちゃです。
だるくてだるくて、息するのが精一杯。
でも、仕事は待ってくれないので、やります。シャキーン。
何事も極論はアレよ、「やる」か「やらないか」のどっちかしかない。

しか〜し、あまりにだるだるで、資料を見ても、インターネットを見ても、メールを読んでも、掲示板を見ても、書かれていることを脳みそが受け付けて理解するまでに信じられないほど時間がかかるん (ToT)
こうなったら、根性と気合だけで終わらせるしかなさそ…。
ズレた仕事してないか、それがちょっと心配ではあります。


■2004/07/26 (月) 次はそっちか〜

昨日はぴーこちゃん攻撃で、今日はお腹がものすごく張っています。
ぐるぢい…。
ぴーこちゃんの最中も下剤はちゃんと飲んだんですが、なぜ詰まる?

朝一で坂の上病院へ。
今日は、整形外科と外科と婦人科を受診する予定。

整形で、前回やった骨密度の検査結果を聞く。
73パーセント。
おお、上がってる!
ビスフォスフォネート剤を約半年使って、3パーセントのアップ。
効果は出てるし副作用はないしということで、薬を3ヶ月分処方してもらえた。
これで頻繁に受診する診療科がひとつ減った。

と、ちょっと嬉しかったんだけれど、そうは問屋が卸してくれなかった。
最近、固い床の上に不用意に座ると、尾底骨?のところがゴリッとして、ものすごく痛いことがあったので、整形のDrに言ってみたわけです。
即座に尾骨周辺のレントゲン撮影を申し渡されました。

レントゲン室で台に寝て2カット撮ったら、放射線技師さんが「ここで寝たまま待っててください。画像を確認してきます」って。
戻ってきた技師さんは、さらに3カット撮った。
何なの?
出来上がったフィルムを見たDrのお顔は、厳しかったっス。

Dr「う〜ん。普通ならちゃんと映るはずの尾骨先端がぼやけて消えています。本当はあと2、3個、骨の固まりが映るはずなんですが…」

だから、何度も撮り直したのね。
はじめは、わたくしが動いたからブレたんだとか、思われていたんだろうな。

ぴ「それは、どういうことですか?」

Dr「悪いものではないと思うのですが…。骨が炎症を起こしていたりすると、こういう映り方になったりします。念のため、MRIを撮りましょう」

ほよほよ…。

今度はそっちなのか〜。
3月に骨シンチをやっている。
その時には、悪い所見はなかったんだけれど…。
子宮周辺や内臓などにがんの転移巣が見られないのに、いきなり骨転移する可能性は低いだろうし、骨密度は上がってるんだから骨粗鬆症の進行ってこともないだろうし、いったい何なのよ?
けれど、検査する前から騒いでもしょうがない。
MRIの結果を待ちますわ。

そして、整形のDrは言った。
がん、膠原病、骨粗鬆症、甲状腺機能低下症、大腸ポリープ疑い、額の骨の突出、そして尾底骨と、わたくしが次から次へ問題を抱えているようだと。
各々の治療や検査が一段落したら、体質そのものの改善を考えたほうがいいのではないかと。
そして、ある提案をしてくれた。

黙って聞いておいたけれど、却下!

わたくしは、それ、やる気ないの。
それをやってまで生きていたいと思ってないの。
Drに勧められると断わりにくいので、もう2度と勧めないでいただけるとありがたい。

婦人科では、骨盤部CTの結果を聞いた。
問題なし。
リンパ嚢腫のような所見もなし。
来年で術後5年になるので、HRTの開始を検討して欲しいと言ったら、わたくしがリスクを覚悟できるならやってもいいというニュアンスの返事。
わたくしの場合は、どうしても、がんの再発リスクは上がるらしい。
そして、黄体ホルモンを使わないエストロゲンの単独使用でも、血栓はできやすくなるんだそうだ。

ほよほよ…。

生まれたからには何らかの理由でいつか死ぬので、いちいち気にしちゃいられない。
わたくしは、HRTするデメリットより、メリットを選びます。

次の検診は10月頃でいいけれど、大腸内視鏡などで異常があったら婦人科にも報告に行くことになった。
そうそう、この前、内科の主治医が言ってた「口からの大腸内視鏡」は、キューブみたいなのを飲むタイプのことらしい。
管じゃなくて、コロッと1つを飲むだけで、胃から大腸まで撮れるって、そう言えばテレビでやっていた。
それなら楽でいいやね。

でも、まだ実用化されてないってば!

外科では、甲状腺の検査結果の説明を受けた。
Drいわく、

慢性甲状腺炎です。
薬は一生モノです。
甲状腺腫瘍マーカーはやっていませんが、あなたの場合、腫瘍の心配はありません。(マーカーを調べてると思ったのは、わたくしの勘違いだった…)
身体だるいですか?
薬、処方しましょうか?

「自己免疫疾患なので、膠原病を診てもらっている専門医と相談したい」と言ったら、あっさり承知してくれた。
検査データもくれた。

ほよほよ…。

帰宅するころには疲れてぐったり。
でも、明日納品の仕事がある。
少し寝てから取り掛かりましょうかね〜。

身体がだるくて、暑さがこたえる。でも、体重は減らないのよねぇ (;^_^A


■2004/07/27 (火) どうにか終了

仕事、片付いた…。
ぶっ倒れなくて済み、ありがたい限りである。
気力や体力って、ゴムに似てると思う。
伸びはする。ただし、個体差はある。
○○産のゴムは伸縮性に富むけれど、それに比べると☆☆産のゴムは伸びが悪い、みたいな。
そして、伸縮性に富むゴムでも、無限大に伸びるわけじゃなく、限界点はある。
切れないようにしないとネ。

これから本腰を入れて、病気の治療を考えなくちゃ。
明日は美容院へ行き、明後日は膠原病専門医と、坂の上病院の内科へ行く予定。
内科でCFの入院の話を詰めて、甲状腺低下症の治療の紹介状を書いてもらうつもり。
でも、台風来てるんですってね。
もともとが出不精(デブ症じゃないよっ!)なので、天気が悪いとか聞くと、心の底から出かけたくなくなる (;^_^A

紹介状の宛名書きって、「○○先生御机下」とか「○○先生御侍史」って書かれてたりしない?
机下(きか)は、「恐れ多いので、机の下に置いてください」って意味らしい。
侍史(じし)は、身分の高い人に仕える書記のことで、つまり「○○先生はえら〜いお方でしょうから、直接お手紙を差し上げるのは何とも恐れ多い。お付きの方宛てにお出ししますので、よしなに」と、へり下る表現になるんだろう。
Dr同士の慣用句と言えばそれまでなのだけれど、身内でヨイショし合って、どないするの?と思ったりする。

封筒の中身は、わたくしのことが記載された診療情報提供書なのでございます。
宛名に「机の下に置け」だの、「お付きの方へ」という意味のことが書かれてるって、なんだかな〜。
本当に机の下に置かれちゃうことはないのだろうけれど、その程度の内容、その程度の患者ですって言われてるようで、気分よくはございません。


■2004/07/28 (水) 予習

明日は、膠原病専門医に会いに行き、前回の検査結果を聞く。
実は、5月にやった検査結果、まだ聞きに行ってなかったのです (;^_^A

甲状腺機能低下について相談したいことがあるので行く気になったけれど、何事もなかったら、次の検診時に前回の結果を聞くってパターンになるところでした。反省。
その後、坂の上病院へ行って、内科で大腸内視鏡(CF)をどうするかも決めなくてはならない。
よって、ちょっと予習しておく。

膠原病は自己免疫疾患で、本来は外部から侵入した菌とかを排除するはずの免疫システムが、自分の身体を「敵」と誤認識して攻撃してしまう。簡単に言うと、そんなとこ。

わたくしの甲状腺が機能低下しているのも、免疫システムが暴走して、甲状腺を攻撃してるから。
外科のDrに「この病気は治るのでしょうか? 甲状腺が元通りの働きをするようになるんでしょうか?ということなんですが…」と尋ねたら、「いえ。時間をかけて甲状腺が徐々に破壊されていきます」と言っていた。
ふ〜ん、そんなもんなのか〜。

甲状腺機能低下は、少なくなった甲状腺ホルモンを薬で補ってやればいいので、死に至るとか、ものすごい難病というわけではない。わたくし的な感覚としては、の話だけど。
で、甲状腺の治療というか、投薬を受ける気はあるんですけどね。

わたくしが疑問を持っているのは、現在、治療は必要とされていない膠原病だけど、何らかの治療をすれば、膠原病も甲状腺も軽快するのでは??って部分なんです。
下っ端(甲状腺機能低下)を叩くのではなく、親分(膠原病)を叩けば、下っ端は自動的につぶれるのではないかなと、思っちゃったりしたわけです。
わたくしは親分と子分と位置付けたけれど、その考え方でいいのかどうかも確認したい。

などなど、そこらへんのことをまず膠原病専門医に心ゆくまで質問して、納得行くレクチャーを受けてみたい。

どちらにしても、甲状腺の専門医も一度は受診したい。
その時たぶん既往症は聞かれるだろうし、「なんちゃって膠原病です」と言えば、検査データは見たがるだろう。
コピー、もらってこなくちゃ。

坂の上病院の内科では、「この病院でCFをお願いします」と返事するつもり。
どこまで麻酔を使ってもらえるかも、よ〜く確認しないと…。


■2004/07/29 (木) 今日は長文

午後、膠原病専門医を受診。
5月の検査結果を聞いた。
相変わらず「なんちゃって状態」ではあるけれど、悪化はしていない。
もちろん、良くなっているわけでもない。
このまま時々受診して検査を受け、経過観察を続けることで合意。

ぴ「坂の上病院で、甲状腺の機能に異常があると言われました。これが検査データです」

Dr「ちょっと見せて。うん…。橋本病だね」

Drは念入りに甲状腺を触診してくれた。

Dr「ほら、ここ。コリッとするでしょ。これが腫れているところ。でも、そんなに大きくないよ」

ぴ「先生に診ていただいてる膠原病も、甲状腺の異常も、自己免疫疾患ですよね? 現在、膠原病は治療が必要ないと診断していただいてますが、治療することによって甲状腺も治っちゃうということはないのでしょうか?」

Dr「膠原病は全身疾患です。甲状腺も自己免疫疾患ではあるけれど『甲状腺に異常がある』と、悪い場所がターゲットできているので、そこを治療すればいいわけ。だから、膠原病と甲状腺の治療は別です」

はい、よ〜くわかりました。
さて次に、甲状腺専門医へ渡す検査データを請求しなければならない。
いろいろな病気の疑いで、今までにセカンドオピニオンは何回も取った。
言い出し方にコツがあるということがわかってきたような気がする。

「セカンドオピニオンを取りたいと思っていますが、先生はどう思われますか?」って申し出るのはNG。
Drに「必要ないと思います」と言われてしまったら、それ以上押せなくなり、「データください」とはなかなか言えない。
Drが「必要ない」と判断したとしても、こちらは「それじゃ納得できません」状態になっていることがほとんどなので、セカンドオピニオンをあきらめることは難しいだろう。

だからセカンドオピニオンしたい時は、「どうでしょうか?」ではなく、「私は受けると決めてるんです!」と宣言するに限る。

とは言え、申し出の言い方には注意が必要。
Drも人間ですのでね。
わたくしは、雪隠詰め方式を取っている。
わたくしが今日、膠原病専門医に言ったことを再現すると、

坂の上病院の外科で乳がん検診を受けた時、たまたまDrが甲状腺の触診もしてくださり、腫れていることがわかりました。
血液検査をしたら機能低下でした。
私はこちらで診ていただいている膠原病疑いの他にもいろいろな疾患があり、坂の上病院で投薬を受けています。
投薬はなるべく一本化したいので、甲状腺も投薬は坂の上病院でしてもらいたいと思っています。
ただし私は、特定の病気が判明した時、一度は専門医を受診すると決めています。
そこで、甲状腺専門の■■病院を受診してみたいのです。
■■病院は投薬量が決まれば、かかりつけ医で投薬してくださるのも可能らしいです。
■■病院を受診するにあたり、既往症は聞かれると思います。
それで、こちらでやった検査データも提出したいのです。
データのコピーをください。

こう申し出ることで、膠原病専門医に「うちの病院で治療すれば?」と言われる可能性を排除。
そして「患者が自分の診断を疑っている」という誤解はされにくい。
さらに「この患者は、自分が何と言ってもセカンドオピニオンを受ける気のようだ」と、こちらの決意を察してもらいやすい。
Drに「セカンドオピニンはいらないでしょう」と言われてしまう要素を先回りして取り除き、データを出すしかなくなる「雪隠詰め」でございます。
セカンドオピニオンを希望するのに患者が気を遣うのはなんだかな〜ですが、患者と医師間で円滑な関係を構築・維持するためには、戦略も必要だと思う。

Dr「あなたが■■病院に行ってみたいのなら…。じゃ、データをお渡ししますね」

話は、済んだ。 (プロジェクトX風)

Dr「あなたの場合ですが、私は治療がいらないか、チラージンを半錠でいいと思います」

ご意見として聞いておきます。

ぴ「私も自分の病状をそれほど深刻には考えていません。だるいのはどうにかしたいんですが…」

Dr「じゃあ、薬は飲んだほうがいいかもしれないね」

膠原病専門医は封をした文書をくれた。
こんな手間をかけなくても、検査表のコピーをくれるだけでよかったのに。
は〜、すいませんねぇ。

宛名には、○○△△先生と、個人名がフルネームで書いてある。
いったん帰宅して調べたら、そのDrは■■病院の院長だった。
あら、先生方、もしかしてお知り合い?
びっくり〜。

■■病院は、全国から患者が来る超有名病院である。
わたくしの甲状腺疾患は、自分でも認識している通りたいしたことないような気が…。
重篤な患者さんで院長先生の診察を希望する方はたくさんいらっしゃるはずので、その方たちの待ち時間を増やしてしまうのは申し訳ないと思うのですが…。

しかし、この膠原病専門医はお顔が広い。

Dr「ぴょんぴょんさん、体がんだったんだよね? 治療はどこで?」

ぴ「なぎさ病院です」

Dr「パンダ先生?」

ぴ「そうです」

Dr「あはっ。パンダ先生は大学で僕の1年先輩。☆☆(きりんさんの主治医)は、同級生だよ」

ぴ「ああ、そうだったんですか〜」

これまたびっくり〜。
☆☆って呼び捨てにするほどなんだから、よっぽど仲がいいと思われ。
Dr同士どう繋がっているかわからないので、あまり変なことできないな〜。

それにしても、甲状腺機能低下症と慢性甲状腺炎と橋本病って、どこがどう違うの?
漠然としたイメージでは、慢性甲状腺炎と橋本病はイコールで、甲状腺機能低下症は甲状腺の機能が低下する病気の総称で、慢性甲状腺炎は、甲状腺機能低下症が出現する病気の一つって感じなんですが、この件は、近々受診する甲状腺疾患専門病院のDrに説明を求める予定。

夕方、坂の上病院の内科へ。
診療受付時間の最後の方に行き、さらに受付のナースへ「先生にご相談したいことがあり、時間がかかるかもしれないので、一番最後の順番にしてください」と申し出る。
待ち時間は長くなるけれど、今日は主治医としっかり話し合い、決められることはすべて決めてしまいたいので、後に患者さんがいないほうが、お互い気にならなくていいでしょ。

甲状腺はセカンドオピニオンを受け、投薬量が決まったらこの病院で投薬してもらいたいこと、CFはこの病院で受けたい、ただし麻酔はばっちり使ってくださいと希望を述べた。
うんたらかんたらと話し合いの末、1泊2日入院で坂の上病院でCFを行うことに決定。

ぴ「麻酔は可能な限り使ってください」

Dr「でも、無痛にしたら痛いのがわからなくなっちゃう」 (そんなん当たり前じゃん)

ぴ「穿孔しなければ、麻酔で無痛になっても問題ないですよね? 穿孔は私の問題ではなく、Drの手技の問題です」 (きっぱり)

Dr「たはは…」

ぴ「病気で死ぬのはある意味仕方がないと思いますが、痛いのはダメ。私は、検査で痛いのはもう一生許さないと誓ったんですッ!」

一部、むちゃくちゃな言い分だと自分でも思うけれど、こちらの決意はしっかり述べておく。
可能かどうかは別として、わたくしの必死さが少しは伝わるだろうて。
おねいさんは、死ぬのは怖くないけれど、痛いのはものすごく怖いんだよ〜ん。

Dr「CF、予定が詰まっていて、1ヶ月待ちくらいになっちゃう」

お盆休みとかあるから、それは仕方ないかと。
この時期に検査しなければならなくなったのは、わたくしが悪いわけではないけれど、そちらが悪いわけでもありませんので、順番はおとなしく待ちます。

Dr「月曜日どうだろう? 前日から入院だけど、日曜は入院できないから土曜から入院してもらうことになるけど」

ぴ「却下!」

入院中は、それでなくても検査食でたいした食事が出ないはずなのに、さらに病院の事務上の都合で1泊余計に泊まらせられるのは承服しかねると、はっきり申し述べましたわ。

Dr「土曜入院で、外泊すれば?」

ぴ「なんのために入院したんだか、意味がありません」

Dr「う〜ん」

ぴ「月曜以外の検査日ないんですか?」

Dr「胃カメラやってもらった先生に頼みたいからな〜。あの先生うまいからな〜。木曜にも検査があります」

ぴ「ということは、水曜入院ですね? じゃあ、それでお願いします」

予約は取れたけれど、9月なんですよね〜。
まぁ、これはしょうがない。

Drは、甲状腺専門医へ渡すデータもくれた。
診療情報提供書の形が取られていて、宛名に御机下と書かれてありましたよ〜。
「机の下に置いてください」か、とほほ…。
最後に、この前の血液検査で高くなっていた中性脂肪値対策の薬をもらって帰宅。
今日は暑くて病院のはしごはちょっとこたえたけれど、わたくしの希望は叶えられたので満足です♪

サイト内のあちこちで書いているけれど、病院やDrが向こうから来てくれることはまずない。
家でああじゃこうじゃ考え込んでいたら、誰かがすべてお膳立てしてくれるってこともまずありえない。
診察や治療に希望や疑問があっても、それを口に出してDrに告げなければ絶対にわかってもらえない。

いつも動いていたら疲れてしまうから適当に手を抜くべき。
けれど、ここ一番の踏ん張りどころは、文字通り踏ん張ってちゃんと決めないとダメですね〜。

甲状腺専門医へは来週行くつもり。
週末は、ちょっとのんびりしたいかも…。


■2004/07/31 (土) う〜ん…

またウイルスメールが多くなってきた。
正確に言うと、ウイルス添付メールが送られてくるのではなく、どなたかの感染PCのアドレス帳にわたくしのメアドが登録されているみたい。
感染PCがいろいろなところへせっせとウイルス添付メールを送り続ける際、送信元としてわたくしのメアドを偽装して使っている。
ウイルスメールを送りつけられた先のウイルス対策システムが、わたくしの方へ「おめーから来たメールにはウィルスが付いてたよ。気をつけろ!」と、アラートメールをくださるのでございますが、わたくしのPCが感染しているわけじゃありせんっ!

アラートメールの送信名から、感染PCの持ち主がどんな人か、おぼろげながら想像がつく。
まず、感染PCのアドレス帳にうさぎの本宅のメアドがあるのは確実なので、患者さんご本人か、患者家族っぽい。
または、患者の本音などを調べている(?)医療関係者か…。
不動産会社からもアラートメールが来るから、そういう仕事をしているか、引越しなどで住居を探している、または過去に探していた。
食材宅配を使っている様子があるので、ご本人は仕事を持っているけれど、一家の主婦的立場でもあるようだ。
家族と住んでいるけれど、姑と同居はしていない。
一人暮らしだったら、たぶん食材宅配は使わないだろうし、仲のいいお姑さんと同居なら食事のサポートが期待できる。
仲が悪かったら、食材宅配を頼んだ日には「あんたは手を抜いてる」とイチャモンつけるかもしれないので、頼まないような気がするし。

今日は、横浜R病院のメンタル相談サイトから、アラートメールが来た。
仕事が医療関係じゃないとすると、ご本人かご家族が相談先として使っているのかな?
う〜ん、あなたもなかなか大変そうですね。

でもっ。
自分の悩みだけじゃなく、わたくしの悩みにもそろそろ気づいていただきたいものです。
あなたは仕事か病気のことで悩みがあるのかもしれないけれど、わたくしの悩みは、そのものズバリあなたのPCですわ。

ウイルス感染をどうにかしておくれ。
よろしくお願いいたしますよ (ToT)


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