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術後2年目

■2002/04/01 (月) どうしよっかな〜

がんの術後検診の予約を取るため、なざさ病院に電話。
受付時間開始直後に電話したのに、もうけっこう埋まっていて、7月19日の予約しか取れなかった。
人気のコンサートチケット並みである。
まったく、この病院はどうなっているんじゃ??

先週、「身体がだるい」と坂の上病院で血液検査したので、今日、その結果を聞きに行った。
ついでに産婦人科も初受診。
7月まで、検診しないわけにいかないものねぇ。

内科では、精神科Drがカルテに書いてくれた「仮面うつ病とは思われない」というコメントについて、内科Drから「そう書いてあるし、肝臓も平気なので内科的には問題ない」とイヤミ一発。
はいはい、わかりました。

ただ、「コレステロール値が高いので注意するように」って言われた。
内科Drは、「栄養指導の予約を入れようか?」って言ってくれたけど、何を食べちゃいけないかとかは、もう聞かなくてもわかっているので丁寧にお断りした。
「これとこれとこれは食べちゃいけないんですよね? 食べてないんですけど…」と一席ぶったら、「そっか。じゃ、3ヶ月くらい後に、もう一度血液検査してみて、まだ高かったら薬を考えよう」ということになり、内科はそれで終わり。
こんなに食べ物に気をつけているのに、何で高いのかなぁ?

次は産婦人科。
こっちは受診するまでにいろいろと聞かれてちと面倒だったけど、検診を受ける気は充分にあること、オペした病院の予約は試みていること、7月まで取れなかったこと、とにかく7月まで待てないので今回はここで検診したいこと、こっちの先生もやりにくいだろうけどそこを何とか〜と淘々と訴えて、診てもらった。
ナースに、「なぎさ病院での通常検診メニューは、術断裂面の細胞診、内診、直腸診、腫瘍マーカー、胸のレントゲンです」と伝えたら、「ここの産婦人科では直腸診はやりません。外科の扱いです」というので、ちょっとほっとした。

産婦人科Drは「3ヵ月毎に検診しろって言われているなら、3月にしなくちゃいけなかったんじゃないの?」と言ったけど、その通りなんです。
さっきから言ってるでしょ。予約が取れないから、検診受けられないんだって!
わっかんない人だな〜。

ナースに「クスコはS!」と力説して、内診台へ。
細胞診やって、触診してから、プローペも入れてた。
プローペを入れた後、Drが「う…」と言って、「尿、溜まってます?」と聞くので、「いいえ」と答えたんだけど、何が「う…」なの?
何なんだよ〜。気になるなぁ。

その後、ナースは「しない」と言っていた直腸診をやった。
やっぱり何かあるの?
「う…」に関係あるの?
若い先生だったけど、手技はうまかったな。

ま、手技がうまい(痛くない)のと、診断が的確というのは別物だろうけど…。
現在のところ、所見では問題なく、細胞診やマーカーの結果は10日後くらいに出るので、また来てくださいって。

帰りに、産婦人科のナースから「うちの病院でも術後検診はできます。オペした病院の予約を取るのがそんなに大変なら、主治医から紹介状をもらって、こっちに移れば?」と言われた。
「予約が取れなくて、結局、ほったらかしみたいにされてるわけでしょ?」って。
まぁ、言われてみればそうなのよね。
ナースからみても、ぴょんぴょんの状態は「ほったらかし」なのか…。
う〜ん、どうしようかなぁ。

正直言って、心は動く。
坂の上病院はうちから近いし、すいてるし、予約もいらないしな〜。
反面、すいているということは、「患者が少ない=扱い症例が少ない=的確な対処は望めない」ってことなんじゃないの?とも思うんだけど、そこのところはどうなんだろ?

紹介状や診療情報提供書をもらうにしても、パンダ先生には7月まで会えないんで、じっくり考えてみることにいたしましょう。


■2002/04/02 (火) 「う…」について

1日に坂の上病院の産婦人科でプローペ(エコー)を入れた時、Drが発した「う…」が気になって気になってしょうがない。

今日、チャットで以前から知り合いの産婦人科Drと話せたので「どう思う?」と聞いてみたら「リンパ嚢腫が映ってたんじゃない?」とのこと。
そっか、だから「尿、溜まってます?」って聞かれたのか。
ふーむ。
外科で撮ったCTでも、右卵巣のあった部分にリンパ嚢腫らしきものが出来ているのは指摘されていたので、話のつじつまは合う。
今度、細胞診の結果を聞きに行った時、確認してみよっと。


■2002/04/03 (水) 期待はしてないけどさ。

今晩、ふと思いついて、夫に「ぴょんぴょんの病名と、ステージと、取ったリンパの数、言える?」と聞いてみた。
夫の答えは、「子宮頸がんで、取ったリンパは36個」。彼の覚えていたステージに至っては、もうめちゃくちゃだった。
夫婦と言えども、所詮は他人で、まぁこんなもんでしょ。

しょっぱなから最後まで、相手に過大な期待をかけると、すごくがっかりすることになると思う。
ぴょんぴょんの場合、期待はしてないけどさ。

でも、やっぱり気分悪いぞ!


■2002/04/06 (土) いつもお世話になっております m(_ _)m

東京で、けっこう大きな産婦人科学会があって、ネットで知り合ったDrや医療従事者の方が何人かみえたので、オフ会やった。
ほとんどが医療従事者だし、初めて会うDrもいるので「話、合うかな〜」っていつも心配なんだけど、こちらに合わせていただいているようで感謝。
午後7時から始まって、3次会までやって、終わったのは午前3時だった。

最後の方には、みんなよっぴ〜になって、

ぴょん「(自分の腕を見せながら)あなただったら、留置針どこに刺す?」
ナース「ここ、かなぁ?」
Dr.「僕はその脇のとこだな」
ナース「え…??」
Dr.「そこに1本隠れてるんだよ。触ってみ」
ナース「どれどれ、あ、ほんとだ!」

地下にあるお店へ行くために階段を降りる先生に
ぴ「今、このメンバーに整形はいないから、こっから落ちちゃダメだよん」
D「ははは、人に整復してもらうんだったら自分でやるもん!」

D「僕はぴょんぴょんだけは診察したくなーい」
ぴ「なんでぇ?!」
D「うるさそうだし、蹴られそうだもん」
ぴ「あは…(激汗)、ひっど〜い。ケモ(抗がん剤治療)やることになったら、先生のとこにかかって騒いでやるぅ! でも内診はさせてあげないんだ!」

テーブル下に落としたポーチを、産婦人科医何十年の先生に
ぴ「かがむとお腹の傷が痛いから、先生が拾って!」
D「はいはい」

産婦人科を開業している先生に
ぴ「先生のとこ、患者さんすっごく多いでしょ?」
D「え、それほどでもないけど、何で?」
ぴ「だって、先生かっこいいもん。アブラギッシュな先生よりやっぱ若い先生に診てもらいたいって! ホームページに顔写真載せた方がいいよ〜」

とか、言いたいことを言ってた気がする… (;^_^A
あ〜、毎度のことながらすいません m(_ _)m

今回も、これまたしつこく首のぐりぐりを診てもらって、オペ傷の形成についてもどういう縫い方が一番きれいに仕上がるかとか、いろいろと相談にも乗っていただいちゃって感謝♪

子宮がんについての、欲しかった資料もいただいたので、これからちょっとお勉強してみます!


■2002/04/08 (月) く〜っ (ToT)

月曜までにどうしても終わらせてしまいたい仕事があって、ここ数日睡眠時間少なめ。
それはまぁいいいんだけど、座っている時間が長いので、足が不穏な雰囲気。
時々立ち上がって、足をぶるぶる揺すってみたりもしてたんだけど、鼠蹊部がだんだん張って来て、なんかやな感じだなぁ。
左右の下腹部も痛くなって来たぞ。

こういう状態になると毎回書くんだけど、足、腫れるのか? 腫れちゃうのかっ!?

取りあえず現在のところは痛いだけで腫れてはいないので、わたくしの足に傷を作らないよう、予防措置として飼い猫の爪の先っちょ、尖がっている部分を爪きりで切った。
引っ掻かれて → 傷ができて → ばい菌入って → 蜂窩織炎 → 入院治療 という図式は極力回避したい。

と、ここまで書いてから、病院の予約があったことを思い出し、ジーンズはいたら…。

げ!
脚の部分は入る。ウエストもきつくない。
でも、足の付け根周辺がかなりきつい。鼠蹊部マジヤバ〜。
むりやりはいて行ったけど、きつくて食い込む、痛い、その結果腰痛という三重苦になってしまった。病院の椅子に座るのもイヤ。
服地に圧迫されて、いったいよぉぉぉ!
これは脂肪なの? それとも腫れてるの?

一度、外科医に診てもらわないとダメだね〜。
水曜日に行く予定にした。
それまでは、脚のあちこちを押して、むくみをチェックしまくることになるんだろうなぁ。


■2002/04/09 (火) これはまじヤバなのかも…

足の付け根というか、お腹というか、そこらへんが痛いよぉぉ。
正確に言うと、へそ下から鼠蹊部にかけて、前面全部が痛い。
表面が、「かみそり負け」したみたいにチリチリする。もちろん剃ったわけじゃないし、なーんにもしてないのに、何で?
外陰部が腫れて、熱っぽいような感じがする。両太ももの前面も重だるい。身体もちとだるい。腰も痛い。
これって、あれか?
蜂窩織炎(ほうかしきえん)の前兆??
体温を測ってみたけど、35.7度。熱はない。

明日、絶対に坂の上病院の外科へ行くぞ!
ついでに坂の上病院の産婦人科へも寄って、1日にやった術後検診の結果も聞いて来ようっと。


■2002/04/10 (水) 努力が報われて来たような気がする

ここ数日の足と下腹部の痛みにビビって、坂の上病院へ行った。
外科と産婦人科の診療申し込みをし、最初は、待ち時間が少なそうだった産婦人科へ。

今月の1日にこの病院で、無理やりのように術後検診をしてもらった時、帰り際にナースから「がん関係なら、水曜日の先生がいいですよ」って言われていたので、どんな先生なのかな〜って思っていたんだけど、うん!
向うはどう思ったか知らないけど、ぴょんぴょん的には非常に気に入った!
なぎさ病院から移っちゃおうかな〜。

D「1日にやった細胞診の結果はクラス1です」

それからDrは言った。

D「なぎさ病院で予約が取れないのはおかしいんじゃないの? やりっぱなし(手術しっぱなし)じゃない」

ぴょんぴょんが呼ばれた時、待合室に患者さんがいなかったので、ここでじっくり聞いてみてることにした。

ぴ「私もそう思います。でも人気のある先生のようで、予約がなかなか取れなくて…」

D「あの病院は、でかいからなぁ。人気のある先生って、パンダ先生でしょ?」

ぴ「そうです…」

これだけの話でピンと来るとは、このDrは、なかなかイケてるのかもしれないな。

ぴ「私は現在、術後検診のみでいいと言われてます。でも、なぎさ病院ではなかなか予約が取れないので、検診だけなら、こっち(坂の上病院)の方が私は便利でいいんです。パンダ先生ともめごとを起こさずに転院するには(データをもらう)にはどうしたらいいか、同じDrとしての思いとか、うまい方法があったら聞きたい。先生は、自分がオペしていないぴょんぴょんでも診てくれますか?」

D「なぎさ病院での治療データをもらって来てくれれば診ます」

ぴ「もめずにデータがもらえればね…」

D「ちなみに、なぎさ病院では、どんな治療をやったの?」

ぴ「体がんで準広汎して、郭清では61個取っています。Endometrioid Adenocarcinoma(類内膜腺癌)と言われました。郭清数については、『数では数えられない』というDrもいることは知っていますが、私は、術後のムンテラ(説明)では61個と聞いているんです。後治療は必要なしとされました」

D「ムンテラ…(笑)。ずいぶん取ったネ。ま、そんぐらいの数になることもあるでしょう。ステージなんかは聞いてない?」

ぴ「ステージ○○です」

D「ふむ…。61個取って、転移はゼロ?」

ぴ「はい」

D「ちなみにG(グレード)は? あ、わかんないよね…」

ぴ「G1です」

D「腹水は?」

ぴ「オペ時の腹水細胞診はマイナスです」

D「(病歴把握)完璧じゃない! なぎさ病院で全部教えてくれたの?」

ぴ「こっちから聞いたんです」

ぴょんぴょんは、「ぴょんぴょん徒然草」でも、掲示板でも「これだけは確認しておこう!」ってしつこく書いてきたけど、こういうことなのよ。こういう時、話が早いのよ!
それが実証できたんじゃないかなって思った。

ぴ「ここ数日、足と下腹部が痛いし、1日にやったがん検診でプローペを入れた時、Drが『う…』と言ったので、リンパ嚢腫があるんじゃないかと心配しています。外陰部も腫れている気がします」

D「検診したDrはカルテに何も書いてないけど…。郭清数が多いと、外陰部はやっぱり腫れっぽくはなりますが…。もう一回診ましょうか?」

ぴ「お願いします」

内診して、プローペ入れて、外陰部もしっかり診てもらった。

D「リンパ嚢腫は映っていません。腹水も溜まっていません。取った数にしては、外陰部は腫れていません。心配ないよ。足も腫れてないね。腫れてないよ、うん!」

最後にDrは、「なぎさ病院での治療データがあるのが一番いい。だけど、なくてもいいよ。こっちに来たいなら診ます」みたいなことを言ってくれた。
がんの病歴をちゃんと言えたのが効を奏したのかな?

私は人間として、先生のことが非常に気に入りました。
これからは、診察は先生にお願いします。
で、お願いがあるんですけど、プローペはもう少し優しく動かしてくださいな。

一応、7月になぎさ病院の予約が取れているので、そっちへ行ってデータは請求してみることになった。
もらえるものならゲットしとかなきゃネ。ま、やるだけやってみましょう。

他にもいろいろと話をして、診察室から出る本当に最後、Drに聞いた。

ぴ「先生、先週にフォーラムでやった学会に行った?」

D「え…、あ…、昨日まで行ってた」

そか。行ったのね。
ぴょんぴょんとしては、先生が行っても行ってなくてもよかったんだけど、何で聞いたかっていうと、

「そういうこともちゃんと調べてるよん。私は『すべて先生におまかせします』っていうタイプの患者じゃないですよ。患者としてぴょんぴょんをなめんなよ!」

っていうジャブね (;^_^A

足が腫れてないということはわかったし、外科はすごく混んでいたので、そっちはキャンセルしてまだ今度出直すことにした。
本日のお支払いは110円。

なんか、すっごい気分いいぞ!


■2002/04/11 (木) ……

昨夜は徹夜で、今日も一日中仕事。

坂の上病院の産婦人科Drは、「足は腫れていない」と言ったし、自分でも腫れているようには感じられないんだけど、座りつづけたせいか重だるい。

こうやって毎回、足痛いとか、お腹痛いとか書いていると、これからオペの人や、オペしたばっかりの人は「ずーっと痛いのね(ToT)」って悲観的な気持ちになっちゃうかもしれないけど、これでも、退院直後、術後1年目の頃を思い起こして比べてみれば、かなり良くなったと思う。
ほんと、まじで。


■2002/04/12 (金) ……

納品が重なって、今週もなかなか忙しかったなぁ。

シンガーソングライターの平松愛理さんが乳がんになって、温存手術を受けたんだって?
で、コンサートで病気を公表して、少し休業するみたい。
今回のコンサートも、身体的には辛かったんじゃないかと思う。
休めるなら、少しゆっくり休んだ方がいいよ。たっぷり英気養ってください。

がん手術後の生活理想形って、みんなそれぞれ違うとは思うけど、もし、ぴょんぴょんが今度オペするなら、術後1年ぐらいは、まったく無理しない生活、気ままにできる生活を選ぶかな。

ただこれも良し悪し、人によりけりだと思う。
何にもしないで退屈が過ぎると、自分の身体にばかり目が行って、傷が痛かったり、体力が落ちていると言った「術後には当たり前のこと」「時間が経たなくちゃ治らないこと」をも心配したり、くよくよ考え込んだりする人もいるかもしれないよね。


■2002/04/16 (火) 保険

午前中に宅配便が来る予定になっていた。
インターホンが鳴るので、「宅配便だ〜」と思い、確認もせずにドアを開けたら、生命保険の勧誘のオバちゃんが立っていた!

お「この地区を担当しております○○生命の××と申します」

ぴ「あ、すいません。うちはみんな病気があって、保険には入れませんからけっこうです」

お「え…」(ぴょんぴょんの頭から足の先までジロジロと見る)

ぴ「………」

お「そうですか…。一応、こちらのパンフレットを置いていきますので、ご覧になってください」

ぴ「けっこうです」

パンフを受け取った日にゃ、数日後に「ご検討いただけましたかぁ?」って来るでしょ?
ジロジロ見られようが、元気そうに見えようが、今のぴょんぴょんは、新規加入の審査では、はねられるに決まってるんだから。
日帰り手術でも給付金が出る生命保険に入りたいと思っているので、入れてくれるんなら、もう一口、喜んで入っちゃうよ。

オバちゃん、ここらへんではっきりさせとこう。

ぴょんぴょんが生命保険に入りたくないんじゃなくて、あーたの会社が断わるんです。
そういうわけなんで、勧誘してもムダです。


■2002/04/17 (水) ……

昨日、バスルームの掃除をした。
いつもは適当に流すだけだったんだけど、今回は天井、壁、床ぜーんぶゴシゴシこすって、けっこう時間かかったわぁ。

んで、今日は腰痛が… (;^_^A
左足の調子も再び「何だかな〜」状態。
メイドさんが欲しいじょ〜!


■2002/04/19 (金) けんか part1

キッチンに立ちっぱなしだと足がだる〜くなるので、毎日でも店屋物取りたい気分。

でも、そういうわけにも行かないので、今日の夕食は、
キャベツと豚肉のホイコーロー風炒めもの(手作り)
はるさめと野菜のサラダ(手作り)
魚介類のスープパスタ(ソースは市販品)

夫が「ぴょんぴょんの料理は最近、手抜きが多い」と文句を言い、大喧嘩になった。
パスタソースが缶詰だった点が気に入らなかったらしい。
確かに、病気になる前はパンも家で焼いていたし、「缶詰を使う=素材缶を使う」だったけど。
今はね、やりたくてもできない。
で、調理缶詰1つ使って「手抜き」と言われるのは、非常に心外。

売り言葉に買い言葉で、夫は「市販品には何が入っているかわからないのに、そんなものを食べていて何かあったら、君は責任取れるのか?」と言う。

取れません。
で、お惣菜も缶詰品も買わないようにしています。
ただ、現状では「すべて一から手作り」というのは不可能ですので、サポート的に市販品を取り入れています。

他の患者さんはどうしているか、よく知らない。比べるつもりもない。
わたくしは、自分ができる範囲内で120%の努力をしているので、それでも気に入らないなら、あなたの食事は明日から作らないから好きにしなよ。
今回の件では、「手抜き」発言を撤回するまで一歩も引かないからね。
これは、夫婦喧嘩なんてレベルじゃなくて、わたくしの尊厳、プライドに関わることです。
こういうことについて、わたくしは「なぁなぁ」で済ますことはいたしません!

夫に理解がないと言えばそれまでのことなんだろう。
もともと「理解して〜」と期待していなかったので、彼が、私のがんの病名やらステージを忘れちゃってても、診察の時について来てくれなくても、「今度の検診いつ?」「結果どうだった?」と聞いてくれなくても、それはよしとしていた。

しかし、今回のは何? いくら何でも、あんまりじゃないの?

超猛烈激爆怒!

体調不完全で、徹夜仕事もして、洗濯やって簡単に掃除して、すべて手作りの料理を出すのは、わたくしには無理ですので、そういうことを完璧にできる人が望みなら、どうぞ探してください。
見つかるといいネ。

ぴょんぴょんは「君がいてくれるなら、毎食お弁当でもいいです」っていう人、探すから。

バカバカし。


■2002/04/20 (土) けんか part2

昨日のけんか、どうしても「手抜き」と言われたのが納得できないんで…。
そういう発言を許す気分にもなれないんで…。

マヨネーズも、ケチャップも、自分で作ったものじゃないから「手抜き」と言えるでしょう。
これからは、使わせないぞ〜。

または、使う場合は「これ、手抜きのマヨネーズだけど…」「カレールウ、市販品なの。手抜きだから食べるのやめる?」「この漬物、買って来たやつだから、手抜きだよね。あなたは食べないよね?」と一言添えることにした。

徹底抗戦じゃ。

向うが謝るまで、絶対に許さん。

ぴょんぴょんは、完全に怒っているのだ!!!

この前、病院で眠剤を処方してもらった時、「薬の効き目が出るまでに3時間ぐらいかかるので、できればもう少し即効性のあるタイプにして欲しい」と訴えたら、処方が変わった。

で、その薬を使ったところ、どうも様子がヘン。
わたくしとDrは、私の睡眠パターンをじっくりと検証した結果、

1.自分に効く中で、一番弱い効力の眠剤
2.睡眠導入部に効く、短期型の眠剤
3.翌朝、残らない眠剤

を使うという点で、意見が一致している。

ところが今度の薬は、どうも翌日丸一日残っているようだ。
朝になっても、身体がだるい。
いろいろなことに対し、やる気はあるのだけれど、集中力が長続きしない。
少しやるとイヤになってしまい、休憩ばっかりしてる。
ついでに、横になると寝てしまう。
ふだん昼寝の習慣がないわたくしには、超珍しいことだ〜。
目をつぶると、全身麻酔の醒めかけみたいに、ぐるぐるしたマーブル模様が見える。
寝ると、身体は動かない、目も開かない。でも回りの音は聞こえ、胸の上にものが乗ったように重く、息苦しい。
霊的なものを信じる人なら「金縛りに遭った」と言う状態みたい…。
わたくしは、薬が身体に合わず、呼吸抑制みたいなものが起きていると判断することにした。
これは、効き過ぎである!

とりあえず服用をやめ、月曜日に病院へ行って、「こんな症状出るんですけど…」と処方の見直しを求めることにした。


■2002/04/21 (日) けんか part3

土日、夫は休みであった。
食事は、なぜか彼が「僕が作ります」と言ったので、好きなように作らせた。
わたくしは黙って食べた。少しくらい手抜きだったとしても、調理缶詰使ったとしても、文句は言わないよん。
作るのが大変なのは、身を持って知ってますので。

お皿も、洗おうとカチャカチャやっていたら「僕が洗うよ」と言うので、洗ってもらった。どうもありがとう。

それはそれ、これはこれで…。
こんなことでわたくしの怒りがおさまると思ったら、大間違いなの。
自分でできる限りのことをやって、それで手抜きと言われるのは、どうしても、どうして〜も納得できない。
あーたが「手抜き」発言をきちんと撤回するまでは、わたくしはお食事作りません。ストじゃ、スト。

何だか、すべてのことに対し、やる気なくなって来ちゃったよ。
数日ぐうたらしてみる! 気分が変わるかもしれない。

なぎさ病院の産婦人科は混んでいて検診の予約がなかなか取れないし、坂の上病院の産婦人科Drはかなり感じ良かったので、今度から検診は坂の上病院で…と思っていたのだけれど、坂の上病院の系列というか、グループというか、その手の病院で安楽死疑惑が起きて、新聞などで大騒ぎになっている。
坂の上病院で起きたわけじゃないし、診てもらおうと思ってたDrが事件を起こしたわけでもない。
ただ、患者としては、こうなるとひよってしまい、病院変えて平気なもんなのかどうか、頭痛いじょ。

春のがん検診は終わったので、今度受けるのは夏。
それまで、自分が納得行くまで、じっくり考えてみることにいたしましょう。


■2002/04/22 (月) けんか part4

もうすぐゴールデンウィークになるので、病院の正規の診療時間は限られてくる。
で、眠剤を出してもらうために、坂の上病院の精神科を受診。
前回、眠剤が効くまでに時間がかかると言ったら、薬を変えてくれたんだけど、それが身体に全然合わず、どえらい目にあった。
その報告をして、薬の処方を考えてもらい、新しい処方で2週間分出してもらう。
わたくしは、次の日の午前中に予定がある時だけ、眠剤を飲んで早めに寝ちゃう。
毎日使うわけじゃなく、前回もらった分もほとんど手をつけていないので、これで3ヶ月くらいはもつだろう。

眠剤については、いろいろとどえらい経験をしているので、他の患者さんの参考までに、いつか「ぴょんぴょん徒然草」に私の経験をアップしたいと思っている。

やっぱり、どうしても納得できない「手抜き発言」。
夜、夫が帰ってきたところで再々度、猛烈に抗議!
彼は、「身体のことを考えたら、何が入っているんだかわからない調理済み食品を食べるのは控えた方がいいんじゃないの?という意味で言った」と弁明。
そんなことは、わかっとるわい!

それでも、向うが和解の意らしきものを表明してきたので、今回はこれで手打ちとする。
ふぅぅぅぅぅ。


■2002/04/23 (火) 順番

病気がわかるまでには順番があって、受診しない限り、病気かどうかはわかりません。
検査もしないうちから診断はつきません。

心配なら、まず病院へ行きましょう。
医師から指示された検査等をやらずに、うちに相談に来ても、何も解決いたしません。

最近、「病気じゃないかと心配です」という相談が多いの (ToT)
「こうで、ああで、こんな状態で…」と症状を説明していただいても、わたくしには「病院へ行きましょう」としか答えられないんで…。

病気の診断は、お医者さんの仕事です。
ぴょんぴょんに聞かれてもわかんないよ〜ん。


■2002/04/24 (水) あなたの自尊心

ぴょんぴょんは、今月で術後2年になる。
ホームページとチャットを運営しはじめてからは約1年半。
ネットと実生活上で言葉を交わしたことがある子宮がんや卵巣がんの患者さんは、んーと、たぶん「何百人」っていう数になると思う。

時々、本当に時々なんだけど、「あなたねぇ…」と言いたくなるような患者さんに出会う。
名前を変えて、いろいろな患者サイトに出没し、あるサイトでは徹底的に「いい人」なのに、別のサイトでは、落ち込んでいる別の患者さんに八つ当たりのようなものすごい暴言を吐いてみたり、ぴょんぴょんにわけわかんないメールを送りつけて来たり…。
愚痴に終始する人の扱いにも困るけど、こういう「あたしは周囲に迷惑かけるよ、それがどうした、文句ある?」タイプも扱いに困る〜。

本人は、行く先々で名前を変えているからバレないと思っているのだろう。
でも、そこそこサイト管理をしている経験者たちには、ピンと来るものがあるのですよ。

八つ当たりのような暴言を受けた患者さんの方は、当分立ち直れないだろう。
もしかしたら、一生立ち直れないかもしれない。
同じ患者同士、病気の辛さは身に染みて知っているはずなのに、他の患者さんをわざと傷つけるようなふるまいをする人を見ると、「あなた、どうしちゃったの?」と思う。

いい人になれ!なんて言わない。
ただ、いつでも、最後まで、自尊心は捨てずにいて欲しいと思う。
ま、あなたの人生なんで、私には口出しする権利ないけどね。
って感じで、あなたの人生を尊重しますので、私の人生や、他の人の人生も尊重してくださいな。

病気の辛さが彼女を奇行に走らせているのなら、本当に気の毒だ。
体調が思わしくなく、イライラ気味でうっぷん晴らしをしているのかもしれない。

あなたにもし、攻撃すべきもの、戦うものがあるとしたら、それは他の患者さんなんかじゃないの。
自分の弱さと戦うべきなんだと思うよ。
体調が悪くて気分も落ち着かなくて自分の弱さを持て余す時や、戦えない時もあることでしょう。
だから今は、そっとしておいてる。

いつかきっと、あなたの自尊心が長い眠りから目覚める時が来ることを信じてる。


■2002/04/25 (木) はばのり

「はばのり」というものをいただいた。

見た目は、わかめを「大き目のざく切り」にして、海苔として乾かしました!って感じ。
普通の海苔みたいなシート状になってはいるものの、元が「ざく切り」なので、隙間がいっぱいある。
かるくあぶって、もんでバラバラにし、ご飯にかけたり、お味噌汁に入れたりするものらしい。

いただきま〜す。

あ、ちょっとあぶり足りなかったみたい。
もんでも細かいバラバラにならないや。

ま、いいか…。
ん〜、香りが良い食べ物じゃ。
そして…。

食後、お腹が痛いぃぃぃ!
胃も重い。
よくよく考えてみれば、これ、海藻じゃん (ToT)

細かくせずに食べた私は浅はかであった。
イレウスになっちゃうのかなぁ…。
詰まるのか? 詰まっちゃうのか?!

ドキドキしたけど、今回はセーフだった。よかったよ〜。

教訓:腸閉塞が怖かったら、消化の悪い物や繊維質のものは、細かくして食べましょう。


■2002/04/29 (月) 焼肉

今日は、夜、焼肉を食べに行った。

食べに食べたり、夫と2人でお会計12000円!
だは〜 (;^_^A
たまにはいいか…。

腸閉塞を警戒して、お食事前に下剤を飲み、帰宅してからも飲み、就寝前にも飲んだ。
ちょっとかけ過ぎかもしれないけど、明日、どうかな〜。


■2002/04/30 (火) ……

体調はまずまず。

体重もあまり増えなかったし、腸閉塞にもならなかった。
昨日ちょっと歩いたので、恒例の左足付け根痛はあるけど、これはまぁ、こんなもんでしょ。


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