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術後5年5ヶ月目

2005年09月01日 「夏バテしたんじゃないの?」「体重は減っていません!」

昨日、坂の上病院の内科受診をシカトしてしまったので、本日、重い腰を上げて行ってきた。

Dr「具合、どう?」

ぴ「変わりありません。良くもなく、悪くもなくです」

Dr「今日は元気ないね」

ぴ「身体がだるくって…」(だいたい、元気だったら病院へは来ませんわ)

Dr「夏バテしたんじゃない?」

ぴ「………。体重は減っていませんけど? でもだるくって、昨日は着替えるのも面倒でここの予約をキャンセルしちゃいました」

Dr「食事はちゃんと食べられてるのね?」

ぴ「はい。それにしても、なんだか物忘れもひどくって、アルツ入ってるんじゃないかと思う時がある…」

Dr「知能テストやってみる?」(ニヤリ)

Drとわたくしの「ははははは…」という乾いた笑いが診察室に響いた。
ムナシイ。

Dr「甲状腺の病院へは行ってる?」

ぴ「まだ…」

Dr「暑いし、遠いからねぇ。チラーヂンは出してあげるけど、近いうちにちゃんと行ってよ」

ぴ「はい」

Dr「血液検査、最後にやったのいつだっけ?」

ぴ「3ヶ月位前じゃないですか? 婦人科Drもオーダー入れないし、誰も私の腫瘍マーカーや血液検査には興味ないみたい」

Dr「わ、わかった。じゃ、今日はやろうね」

ぴ「ウン」(なんか、なだめすかされている気分になってきた)

血圧96/62。
採血した後で血がなかなか止まらず、脱脂綿がまっかっかになっちゃった。
少しびびった (;^_^A


2005年09月11日 明日は病院

朝一で、整形外科と婦人科の予約を取ってある。
寝坊しないようにしなくちゃ。

もうずっと、身体がダルい。
なんちゃって膠原病と橋本病があるのでダルくても当たり前だとは思うけど、最近、ほんの少しの飲酒でもそこはかとなく気分が悪くなったり、翌朝に二日酔いのような症状を覚えることがあり、肝臓が悪いんじゃないかとこっそり疑っている。
この前、内科でやった血液検査の結果、明日は見られるはず。
どんなもんだか。

ってか、6月の血液検査の表を今見たら、γ-GTP51。
すごく悪いってほどではないけど、正常値上限は超えているわな。
なんだかな〜。


2005年09月12日 乳がん検診受けたらば…

朝一で坂の上病院へ。
整形外科と婦人科は予約を取ってある。
8月にやらなければならなかった乳がん検診も受けることにし、外科の受診も申し込んだ。

整形外科で骨粗鬆症の薬を処方してもらい、骨密度検査のために手のレントゲン撮影。
結果は後日。

婦人科では、この前やった胸のレントゲンと骨盤部CTの結果を聞く。
異状なし。
もうずっと痛い左鼠蹊部のCT画像をもう一度重点的に見てもらったけれど、ヘンなものは何も写っていない。
画像的には異状がないと言われた。

ぴ「今日はこれから外科で乳がん検診受けるんです。左足の調子がイマイチなんですが、リンパ浮腫だったとしたらやっぱり治療は外科ですよね?」

Dr「そうですね。婦人科ではないです」

まぁ、こんなもんでしょ。

ぴ「あ、そうだ。この前、内科を受診して血液検査をしたんですが、今日婦人科を受診することがわかっていたので、腫瘍マーカーのオーダーも入れておいてもらいました。結果を見てください」

Dr「助かるわぁ。血液検査するなら一度にやっちゃった方がいいですものね」

腫瘍マーカーCA19-9は17、CA125は3で異状なし。
CEAは5.1。わずかに上限を超えているけど、これはまぁこんなもんでしょ。
わたくしはいつも、CEAは高めだ。

他の項目もDrと一緒に、ざっと見て説明を受ける。

TTT(チモール混濁反応)8.1。
毎度のことながら高いです。
肝機能の目安の一つでもあるけれど、アレルギーのある人でも高くなる。
今回、γ-GTPは21と正常値内だった。

ぴ「膠原病気味だから、TTTはまぁこんなもんでしょ」

Dr「そうですねぇ」

他の項目で、正常値内に収まっていなかったのは、
CRE 0.81。
TG(中性脂肪) 201。
Cl 112。
HDLコレステロール 43。
好酸球 6.9。

こんなとこ。
どれも、ちょっと正常域をズレてるだけなので、まぁこんなもんでしょ。

今日の婦人科は、内診なかった。
骨密度を上げるためにはじめたホルモン補充療法(HRT)の薬を処方してもらった。

外科は少し待ちそうだったので、ついでと言っちゃ何だけど待っている間に、空いていそうな眼科にも寄ってみることにする。
もうずっと、視力検査とかしていないし、コンタクトをつけた時の目の渇きが気になる。
待合室に座っていたら眼科ナースが出てきて、「今日はどうしました?」と聞かれた。

ぴ「最近、視力検査を受けていないし、コンタクトした時に目が乾くんです。私は膠原病気味なので、シェーグレンとか平気かなと思って…」

ナ「糖尿病や高血圧、アレルギーはありますか? 大きな病気をしたことがありますか?」

ぴ「糖尿病はありません。血圧は高くありません。アレルギーはヨードがだめです。大きな病気は、カルテの一番最初に既往症が書いてあるので見てください」

わたくしはこの病院に初めてかかった時、問診票に既往症やアレルギーを書かされたのだ。
がんだったことも、ヨードがだめなこともちゃ〜んと書いたし、それがカルテの1枚目にあるのも見て知っている。
ナースに聞かれたからって、隣に人が座っている待合室でわざわざ「大きな病気? がんやりました」なんて、個人情報をペロッとしゃべるもんですか。
カルテ見ろや。

視力検査、眼圧測定、ドライアイ検査etc.
結果は「異状ありません。緑内障も白内障もありません。ドライアイもありません。シェーグレンだったらもっと乾いちゃいますよ」とのこと。
ふぅむ、そうなのか…。
ま、異状ないならそれでいいです。

外科で乳がん検診。
触診の後、エコー。
Drがエコーしながら「左胸に何かがある…」とボソッと言った。

ぴ「何がぁ?!」

Dr「何かが映る…」

はぁ〜。
以前、このDrに乳がん検診やってもらった時、頼みもしない甲状腺触診もしてくれて、その結果、橋本病が判明している。
いい(?)センスしてるんだよなぁ。

Drは再度念入りにエコーしている。
その時にわたくしが考えていたのは、「もしも乳がん疑いだったら、これから穿刺なのか? 今日ここでやっちゃうのか? 普通は局所麻酔でやるんだろうけど、わたくしはもう痛いのはこれっぽっちも我慢する気はないので、全身麻酔でやってくれないだろうか。ヘタレと思われるかな? このDrをどうやって説得すればいいんだろう」ということで (;^_^A
ぶっちゃけ、再発も転移も原発がんも死ぬかもしれないことも、別に怖くない。
わたくしは、痛いかもしれないのが、ものすごく怖いんだよ〜ん。

Dr「9ミリある。でも、これはきっと悪いものではないよ。形から言っても悪いものとは違うみたい。触診でも触れなかった。経過観察でいいと思う。こういうのができることがあるけど、そのうち吸収されてなくなることもあるし」

わたくしは早起きして寝ボケ気味の脳みそに鞭打って、乳房関係の良性と悪性腫瘍についての医学知識を絞り出した。

ぴ「シスト(Cyst)とかって言うのですか?」

Dr「うん、そんな感じ」

ぴ「私、母が乳がんでした。BRCA1とか2とか調べてもいいぐらいだと思っています。それに、4月にHRTを始めたばかりなんですけど…」

Drはちょっと考えた後で言った。

Dr「6ヶ月ごとに検診すれば大丈夫だと思う。今回は4ヶ月後に見せてください」

へぇへぇ、わかりました。

ぴ「先生、足も見ていただけますか? 左鼠蹊部がずっと痛いし、左足が腫れているんじゃないかと思うんです」

Drが「ここ、痛い?」と触ってきた場所、ぎぇ〜!
痛いっちゅ〜の。
鼠蹊部のリンパをピンポイントで押してくる。

Dr「ここは、動脈と静脈が交差する場所でうんたらかんたら」

と説明してくれたけど、痛くて頭に入ってこなかった。
押すのをヤメロ!
ぎぇ〜。

Dr「手術すると、どうしてもねぇ」

ぴ「はい。でも、もしもリンパ浮腫なら圧迫しなくちゃなりませんから。腫れていますか?」

Dr「左が若干腫れているかなぁといった感じですが、でもこれはリンパ浮腫とは言えないよ。圧迫は必要ありません。椅子に座ることが多いなら、1時間に一回は立ち上がって屈伸運動してください。それでかなり違うから」

ふ〜む、そういうモンなのか〜。
今回もリンパ浮腫とは診断されなかった。

4科回ってくたびれた…。
午後は昼寝。
くたくたで、起きていられなかった。


2005年09月17日 おわった〜!

うさぎの本宅のリニューアルがやっと終了。

苦闘約3週間。
正直なところ、今回はかなり無理をしました。
サイト運営が仕事ではないので、生業をほっぽり出すわけには行かず。
余分な時間を捻出するとしたら、

食事時間を削る
趣味や休息にあてていた時間を削る
睡眠時間を削る

くらいしかなく、はい、すべてしっかり削りました。
睡眠3時間、テレビも見ず。
朝は4時起き。

わたくしにできることはやった。
満足。
納得。

でも、しばらくまったりしたいかも…。


2005年09月21日 秋めいて来ましたが

気温が下がったせいか、関節が痛くなって来ました。
右手薬指の痛みが顕著です。
しかもだるだる。

金曜はお墓まいりに行くので、お寺へ渡すお布施を用意しなければならない。
腰に10キロの重りをつけ、四肢の1本1本にも特大のペットボトルをくっつけたように重くだっる〜い身体を引きずって銀行へ。
お金は、おろした。
それだけやったら、もう何も考えるのが嫌になって帰って来ちゃったけど、新券に換えた方がいいんだった。
明日また出かけなきゃ。
転んで怪我しないよう、ステッキ使ったほうがいいかな。

今日より明日、明日より明後日と、どんどん具合悪くなりそうな気がする。
でも、ピンピンしていたら、お彼岸に会う親戚に余計な期待をされそうなので、具合悪そうでもいいか。


2005年09月22日 わたくし、ちゃんと歩いてますか?

ちゃんと歩いているんだろうと思う。

だけど、気分的にはスライム。
地球の重力にぺったんこにされて軟体動物化し、ズリズリと地面を這っている気がするぅ。

だるっ。

今日、スライムちゃんは再び銀行へ這って行きました。
帰りに、和菓子屋さんで「おはぎ」を買いました。
よくわからないんだけど、お店の人が「おいなりさん」3個をおまけでくれました。
スライムサービスデー?
ラッキー♪
スライムで良かった。(意味不明)
また、ズリズリと這って、お家に帰りました。

はぁぁぁぁ。
だるっ。

ドラクエには、メタルスライムや、キングスライムっていたような…。
スライムはスライムでも、せめて、硬そうなメタルスライムになりたい。
経験値も多いしね。(再び意味不明)


2005年09月23日 お墓

よくよく考えてみると、春と秋のお彼岸の時期は、いつも体調が良くないような。
季節の変わり目だからかもしれないし、ご先祖さま、とくにバカ親父に対する怒りが再燃して具合悪くなるのかもしれない。
どうにか返済を続けられているけれど、残された借金の多さを思い出してイライラするし、「金は出さないけれど口は出す」を地で行く外野との接点もありで、精神衛生上あまりよろしくございません。

でもそれはバカ親父や外野に問題があるのであり、お寺はまったく悪くないので、今日も墓参り。
お布施を渡さなくっちゃならない。
だから行かなくっちゃならない。

はぁぁぁ。

わたくしの実家の墓所滞在時間5分。
それ以上いたら、わたくしの胃に穴が開くか、墓石を叩き壊したくなってしまうだろうと思う。

その後、夫の実家へ行き、義父をピックアップして婚家の墓参り。
全部終わったところで会食と、ここまではいつも通りである。

食事していると、義父が「あ、そうだ」と話し始めた。
曰く、「自分が突然死んだり痴呆になってしまった時のため、どの銀行にいくら入っているかや暗証番号などを一覧に書き出して○○に隠したから、何かあったら見てくれ」「遺言は作っていないけれど、夫と弟の兄弟2人で仲良く分けてくれ」とのこと。

義父も、そういうことを考えるようになったのかぁと思った。
その流れで、夫の家の墓所をどうするかという話にもなった。
長男である夫が後をみるのが筋だけれど、うちには子供がいないので、わたくしたち夫婦が死んだらそこで絶えてしまう。
夫には弟がいる。
弟夫婦には女の子が一人がいるので、わたくしとしては「使うならどうぞ」って思っていた。
このご時世、お墓探しも大変だし。
わたくしは嫁の立場なので、こちらから言い出すことはできなかったけれど、話が出たのでいい機会だと思って、思うところを述べさせてもらった。

お父さんやお母さんと一緒に入るのが嫌なわけではないんですが、私は夫の家の墓所に入る気はありません。
入ってしまうと、法事などをやらなければならなくなってしまう。
私が先に死んでも、お父さんや夫が生きているうちはいい。
どちらかがやってくださることでしょう。
けれど、みんないなくなったら、法事の役目は夫の弟の子供A子ちゃんがやることになる。
私は自分自身が今、会ったこともない祖父まで入っている実家のお墓を継承することになり、正直言って「なんだかな〜」状態です。
いろいろと大変なので、A子ちゃんには同じ苦労を味わわせたくない。
彼女に、血の繋がっていない伯母である私、数回しか会ったことのない私の法事までやらせるのは気の毒だ。
だから、私は散骨を希望しています。

義父は黙って聞いていた。
夫は、「戒名をつけなければ葬式は出せない。だからお寺には連絡しなくちゃならない。戒名をもらったらお墓に入らなくちゃならないだろう?」とか何とか、わけのわからないことを言っていた。
わたくしは、戒名なんていらないよ。

遺体をそのまま置いとくわけにはいかないのだから、誰かが葬儀はやらなくちゃならない。
わたくしは、それだけで充分満足ですわ。


2005年09月27日 だるいし、痛いし

なんちゃって膠原病と橋本病から来るものらしいけど、だるい。
でも毎度のことなので、置いといて。

水で食器を洗ったら手が冷えてしまい、関節痛が(ToT)
これから春までは、お湯を使わないとだめみたい。


2005年09月30日 だいぶリカばったので

昨夜は、友人と飲みに行った。
久々の外出だったので、いい気分転換になったし、楽しかったし、疲れなかった。
この分なら、ウォーキングも再開できるかも。

真夜中近くに帰宅してドアを開けたら、猫が玄関にぽつんと座っていた。
夫はまだ帰っていない。

喜んで足にまとわりつく猫を従えて家の中に入っていったら、1匹の蚊が低空飛行していた。
最近、朝晩は涼しくなったので弱っているのだろう。
すかさず叩いた。

パチン

次の瞬間、ぐぇぇぇぇ、なにこれ?

手がかなり赤くなった。
蚊は弱っていたのではなく、血を吸い過ぎた満腹状態で飛べなかったみたい。

家にいたのは猫だけなんだけど…。
ワタシ、こんなに吸われるまでじっと座ってたんかい?
刺されたところ、痒くありませんか?
猫は身体中が毛で覆われているのに、蚊はどうやって刺したのだろうと、ちょっと不思議ではある。
犬が罹るフィラリアは蚊が媒介するので、犬は蚊に刺されるという認識はあったけど…。
犬や猫の毛皮なんて、蚊にとってはないに等しいものなんだろうか?


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