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術後4年9ヶ月目

■2005/01/01 (土) 年賀状

いただいたものにしか返事を出さないことにしたら、年々減ってきた。
エラソーで申し訳ないなと思うのだけれど、他に方法がないっぽ。
それでなくても忙しい師走、一般的に健康な方々と同じことをしていたら、わたくしは早晩ノビてしまいます m(_ _)m

今年は、年賀状で神経直撃弾を食らい、なんだかな〜。
子宮がんの患者さんの中には、「二世が生まれました」とか「こんなに大きくなりました」というような、子供の写真がプリントされたはがきが耐えられないという方もいる。
わたくしは、そのテは平気なんですが…。

「お元気ですか?」と一筆添えられているのも、まだ耐えられる。
ぶっちゃけ、元気なんかじゃないんですけど、常套句なんだろうと、相手に悪気はないのだろうと、そう素直に思える。
気に障ったとしても、こっちが過剰反応気味なのかなと冷静に受け止められるんで、そこらへんのフレーズはいいんですが…。

「連絡がないので気にしています。忘れられてしまったのかと」

わたくし的には、これがきつかったです。
忘れたわけじゃなく、わたくしの体調のいい時にお電話は差し上げたんです。
いらっしゃらなかったんですよね…。

相手がつかまるまでしつこく電話しなかった理由として、「具合はどう?」って聞かれることが挙げられます。
その答えは2通りあるんですよね。

その1は「とってもいいです」と嘘をつく。
その2は「骨粗鬆症になって、全身性エリテマトーデス一歩手前で、橋本病で、腫瘍マーカーが徐々に上がってるんで、もしかしたらがんが再発してるのかもって疑われて、検査しまくっているんですよ〜」とありのままを言う。

その1を言った日には、「よかったね、ではこれからは普通の付き合いを」ってことになり、元気なフリをしてお付き合いしなくちゃならないので、何があっても「元気です」なんて言えない。
もう、無理をする気は全然ございません。

その2を言った日には、泣かれるでしょうね。
んでもって、なおさら頻繁に「具合チェック」がはいるようになり、これまた大変そう。
わがままなんですが、10年くらい、もしかしたら一生放っておいていただけると、気持ち的にはかなりラクです。

「心配なので、無理してでも顔を見せてね」

あなたには世話になった。
だけど、無理してでも行くのはイヤです。
その後の体調修正期間にどんなことが起きるか、考えるだけでもイヤです。

わたくしは、電話して愚痴を並べ立てるタイプではございません。
それは、長年わたくしを見ている親族であればよ〜くおわかりのはず。

こちらから連絡しないのは、いい話がないから電話しにくい、ってことなんです。
そのあたりを汲んでいただけると、精神的な縛りがなくなって、わたくしも長生きできそうです。
身内に病人(←わたくしのことなんですが)を持った不安で辛い気持ちを、わたくし自身にぶつけられても、「申し訳ございません」としか言えんのよ。

わたくしのことは、もういないものとして考えていただくわけにはまいりませんでしょうか。
ってか、そうしてくださいと真面目にお願いしたいです。
今は、普通のお付き合いなんてとてもとてもできないし、「いつになったらできます」っていうのもわかんないよ〜ん。


■2005/01/03 (月) 物体ヌルドロたちとの遭遇 -秘密のミッション-

2日の午後、初売りで賑わう駅ビルで今晩のメニュー・すきやき用のお肉を買い、1泊の予定で夫の実家へ行った。
義父は、お節を少し買って待っていてくれた。

家の前に立っただけで、石油ストーブが不完全燃焼しているような匂いがする。
以前から「新しいのをプレゼントします」と言っているけれど、義父は「まだ使えるから」と頑として讓らない。
でも、これはもうヤバイんじゃないでしょうかね…。
火事、または一酸化炭素中毒で死人を出さないうちに、無理やり新しいのを贈ってしまった方がいいのかもしれない。
何やかや言っても、新しいのが届けば使ってくれるかも…。

夕飯の準備をするためにキッチンに立ったら、夫と義父が打ち揃ってついて来て、「何か手伝うことある?」と聞く。
喉の奥でうなり声を立てたら、「じ、邪魔みたいだね」と二人とも退散して行った。

実はわたくし、これから一人でこっそりとやらねばならない事があるのでございます。
それは、ミニ大掃除。
義父は、70過ぎてから初めて独り暮らしを体験することになり、家事も初めて。
やっぱりいろいろと不都合があるんですよね…。
目が悪いので気づいていないみたいだけれど、水回りの汚れがものすごい。
それを言ったところで、本人は毎日の食事作りや部屋の掃除、洗濯でいっぱいいっぱいだろう。
わたくしとしては、意地の悪い小姑みたいな「これ見よがしの掃除」をしたくないし、そんなことしたら角が立つ。
そこで、わたくしの体調をいつも気遣ってくれ、「同居して欲しい」と口に出さない義父への感謝の気持ちの一つとして、この家に来ると、キッチンとトイレをいつもこっそり掃除している。

キッチンに置いてある、文字通り醤油で煮しめたような茶色い布は、元は白かった「台布巾」らしい。
軽くゆすいでぎゅっと絞ったら、布目の間からヌルヌルした物体が出てきた。
これは、カビの一種でしょうかね。
Oh、神様、気持ち悪いです (ToT)

その水を流しに捨てたら、パイプの流れが悪い。
ゴミ受けを外してパイプ内部を覗き込んだら、黒いヘドロのようなものが入り口から詰まっていて、穴が見えなかった。
これも、カビの一種でしょうかね。

洗い桶にお湯を入れ、漂白剤と煮しめ布巾をぶち込む。
これで少しはきれいになるかな。
パイプの方は、割り箸でぐるっとこそげたら、ドロドロの物体がごっそり取れた。
でもまだ、パイプ本来の色は見えてこない。
これまた漂白剤をぶち込んで、少しお湯をかけてふやかしてみる。

漂白剤は、前回わたくしが使って置いた場所にそのまま埃をかぶって置かれていて量にも変化がない。
この家で流し台のパイプが掃除されるのは、わたくしが来た時だけなんだろう。
ってことは、春と秋のお彼岸と正月の年3回か…。

そろそろいいだろうと思い、パイプに水を流したら、ドロドロが一気に取れたらしく本格的に詰まってしまった (ToT)

ひょえ〜ん!!

居間で話している夫と義父の横を通り、トイレからこっそり「かっぽん」を持ち出した。
ぶっちゃけ、きれいとは言い難い家だけど、一方面に神経質なところがある義父は、トイレの「かっぽん」を流し台に使ったなんて知ったら気持ち悪がるだろうて。
でも、流しが詰まっちゃったんだもんね〜。
非常事態なんだもんね〜。
「かっぽん」で料理の入った鍋をかきまわすわけじゃなし、使った後、流し台をきれいに洗っとけばいいでしょ。
使ったのを知られなきゃいいでしょ。
「知らないのは、なかったのと同じ」になる時もある。

とにかく、このミッションは義父に感づかれてはならない。
「流しのパイプが汚くて、掃除してたら詰まっちゃいました」とは言えんのよ。
「かっぽん」で詰まりは解消し、ほんとによかったよ〜。

流しをごしごし洗った後、今晩使う予定の食器を漂白。
義父は一生懸命にやっているはずだけど、お皿や小鉢の糸尻まわりに洗い残りがあり、黒い輪が付いちゃってる。
菜箸もヤバイ感じに黒いので、漂白。
義父が普段使っていると思われるご飯茶碗も漂白。
グラス類は、素敵な油膜が付いたまま使っているみたいなので、これまた漂白。
洗い終わった食器類はピカピカになった。
やっぱり汚れていたのか…。
義父は何も気づかないだろうし、わたくしと夫はきれいな食器で気持ちよく飲み食いできる。
ありがたや、ありがたや。南無。

トイレの方は恐ろしいことになっていた。
わたくしが知っているこの家のトイレは白かったんですが…。
今回見たらオレンジ色になっていて、ところどころに黒いテンテンがついている。
オレンジ色のはカビ。黒いテンテンもカビ。
トイレ用洗剤も、わたくしが前回置いた場所にそのまま置かれていた。
義父はトイレの掃除にまで気が回らないのだろう。
わたくしだって、汚れが目に付かなかったら掃除なんてしないんだから、目の悪い義父にとって、薄暗いトイレは「万年きれいな場所」なんだろうな。

これら秘密のミッションには、そんなに時間をかけられない。
短時間ではもう落とし切れなくなっている部分がある。
これからどうしようかなぁ。

そして、それほど時間はかかっていないのに、わたくしはくたくたでございます。
テレビを見ている義父の横で身体を伸ばしたら、そのまま寝ちゃいました (;^_^A

「ぴょんぴょんは?」という夫の声と、「ここで眠っちゃってるみたいだよ」と答える義父の声が遠くに聞こえた。
文句らしいことを口にしない義父よ、あなたはいい人だぁ。

予定通り3日に帰宅。
えらくくたびれました。
数日、寝て過ごしたいです。


■2005/01/07 (金) 食わしてもらいます

えーっとですね。
具合が悪いんです。
どこかがすんごい痛いとか、苦しくてたまらないとか、そういうんじゃないんですけど。

わたくしの今の状態を表す一番近い言葉は「無気力」ってとこでしょうか。
橋本病あたりが悪化してるのかもしれないですね。
いただいた年賀状にお返事を書く気力もなく、まだ1通もしたためていません m(_ _)m
いかんせん、今日は書かないと…。

じゃあ、何もしていないのかって言ったらそういうわけでもなく、でも、何をするにもかなり努力を要するのは事実。
仕事も、わたくし自身が「これでいいんだ」と思うような仕上がりに漕ぎ着けるまで信じられないくらい時間がかかって、えらいこっちゃです。
こんなこと、ずっと続けてはいられないよなぁと思った。

思い切りよく、新規の営業活動は止めることにした。
これからは、先方さんから来た話のみ、スケジュールと報酬に納得できればやらせていただく予定。
これってもしかしたら、いやたぶん、失職につながるのかも…。
いや、今まで、命削るような思いをしてもいい加減な仕事はしてこなかったはずなんで、ブランクがあっても拾ってくれる人はいるでしょう。
または、今までとはまったく違う新しい道が開けるのかも。

ともかく、夫に「これからは食わせていただく」と宣言。
夫も「それでいい」って言ってるし、家のローンはわたくしのがん保険給付金で完済してるので、贅沢しなければ暮らしは営めるっしょ。
しばらくゆっくりさせてもらおうかなっ♪


■2005/01/08 (土) あし〜!

腫れているかも…。
膝の上と膝の裏がヘン。
左鼠径部は相変わらず「なんだかな〜」状態なので、わたくしは左足が気になるんだけれど、夫は「右足の膝裏が腫れているんじゃない?」と言う。
両太もものサイズを計っても差はないので、運動不足から太くなっただけ?

う〜ん、わからない…。


■2005/01/09 (日) はらいた

お腹がかなり痛いです。
へそ下の内部が痛いので、これは腸の痛みなんでしょうね。
夜になったら、お腹部分をちょっと動かすだけで「ぐえっ」って思うまでに痛くなり、身体を二つ折りにして唸る。

夫に「我慢できなくなったら病院へ行くけど、そしたら入院もあるからね」と言った。
いつもの下剤に加えて、非常用のチャルドール液を15滴追加。
これでどうにか治まっていただけるとありがたいです (ToT)


■2005/01/10 (月) 持つべきもの

昨日のはらいたは、だいぶ治まってホッとひといき。
わたくしの場合、お腹が痛くない時の方が少ないので、慣れもした。
何やかんや言っても、今まで腹痛のために鎮痛剤使ったことないし。
少しくらいの腹痛だったら、まぁ、こんなもんでしょと、全然気にならない。
慣れって偉大だ…。

とは言え、昨日の今日なので、突飛なものは食べたくない。
朝、夫が作った「自称・リゾット」は、リゾットどころかパエリヤより硬かった。
作成者本人は「歯ごたえがあるのが好き」とのことですが、リゾットって、しっかりした歯ごたえのあるものなのか?
旦那様、お米が生煮えでございます。
これは「洗って水に浸したお米をちょっと温めたもの」でございます。
炊けた状態に至っておりません。
芯もしっかりあるし。

生よ、生!

「これは生なので食べられない」と言ったら、いきなり逆ギレされた。

「せっかく作ったのに文句ばっかり言う」とか、「そんなに硬いなら水を加えて電子レンジで温め直せばいいだろう」とか、「フードプロセッサーでどろどろにしてやろうか」とか、「次からは糊みたいに煮ればいいんだろう」とか。

そういうモンなのか?

中華食材店の友人の厨房に逃げて行って(←なぜか夫も一緒…、ぎゃはは)、まともなものを食べさせていただく。
牛スネの煮凝りみたいなの、チャーシュー、マナガツオの煮もの、ピーナッツオイルの天ぷら各種、牡蠣と青菜の炒めたの、野菜とエリンギの炒めたの、ホタテ豆腐、蒸したタラなどなど。
えらくおいしかったし、お腹も痛くならなかった。

やっぱ、こうでなくちゃ。

そこにいた人たちに「昨日からお腹が痛いって言ってるのに、旦那に生煮えのお米を出され、食べられないって言ったら逆ギレされた」と明るく話したら、「それは旦那が悪い」と。
夫も「はいはい、わかりました」と。

やっぱ、こうでなくちゃ。

このことを、夫がいつまで覚えててくれるかがちと不安なのではありますが。
「リゾット」「パエリア」という名目の生煮え米を何回出されたことか。
うん…、今まで、「ちゃんと炊けていたこと」は、一度もありませんでしたね。
その度ごとにやんわりと指摘してきたけれど、思えばわたくしも、よく辛抱してきたわ〜。
具合のいい時は、無理してでも食べますけどね。
お腹の調子がイマイチの時は、おっかなくって食べられないよ〜。
ってか、ちゃんとしたお米の炊き方、そろそろ覚えてちょ。

すでに親がいないわたくしにとって、持つべきものは友達でございました。
このグループの友人たちは、わたくしのバカ親父が死んで「これからどうしよう…」とわたくしは半ば放心、親戚一同は騒ぐばかりだった時、「弁護士と税理士はいるから心配するな」と彼らの知り合いの弁護士さんと税理士さんに話をつけ、いち早く紹介してくれた。
はじめは、「うちはお金持ちじゃないし、そんな先生方が必要なのかいな?」と思ったけれど、わたくしの場合は蓋を開けたらバリバリ必要でした。
がんで入院することになった時も、お店をやっていることから、「食べもののことは心配するな。言ってくれれば作って持っていくから」と。
なんともありがたい方々なのでございます。


■2005/01/13 (木) 今年初めての病院

坂の上病院内科を受診。
Drに開口一番「もう薬なかったんじゃないの?」と言われてしまいました (;^_^A

そうなんです。
わたくしは下剤を切らして市販薬で代用していたのがきつかったんですが、医学的には高脂血症の薬を飲んでいなかった方がイケナイんですよね…。
Drは、高脂血症がうんたらかんたらして脳内出血する、高尿酸値血症から痛風発作を起こすあたりが一番心配みたいだけれど、高脂血症も高尿酸値血症も、患者本人それ自体は痛くもかゆくもない。
ただし、いきなり重篤な発作を起こすケースがあるわけで、それが一番まずい。
よって、こんな心がけじゃだめですよね、反省。

最近、両足首がかなり浮腫むことがあるのと、時々頭痛がすると言ったら、足首の浮腫みは橋本病が怪しいので甲状腺専門医で診てもらって、なんでもないって言われたら内科として対応しますって。
頭痛は、続くようだったら頭のCTやMRIを考えるそうだ。
のんびりしてるようだけど、血圧が106-60と低めなので、今すぐ血栓や梗塞を起こす可能性が少ないんだろう。

3ヶ月くらい血液検査していなかったので、できるものすべてって感じでオーダーを入れてもらった。
膠原病、甲状腺、腫瘍マーカー、糖尿病などなど。
そのせいか、本日のお会計は6970円。
さて、結果はいかに。


■2005/01/15 (土) だるっ

だるい。
だる過ぎて、息をするのも嫌だ。

夫は「寝ていれば?」と言うけれど、あんまりだるい時って、寝ていることすらだるいのでございます。

今日は大雪になるかもしれない予報。
天気が崩れる時って、なんか体調イマイチになりがちなんですよねぇ。
雪はどうかわからないけれど、気圧はかなり下がっているんだろうな。


■2005/01/16 (日) 薬が足りません

13日の木曜日に病院へ行き、いろいろと薬をもらってきた。
1ヶ月分なので結構な量になる。
でも、なんか微妙に少ないみたいな…。
ヘンだなぁって感じはしていたんです。

今朝、薬を飲む時に、激しい「ヘンだぞ感」に襲われ、先日処方されたすべての薬を数えてみた。
な、な、なんとっ!

薬が足りませんっ!

処方箋に「アローゼン1.5g×1 28日分」って書いてあったと思うんですが、処方された薬を見たら1日0.5gで28日分になっていた。
ってことは、必要量の1/3、約10日分ってことになる。
ヘンだぞ感はこれだったのか…。

なんでこんな事が起きたのか、大筋で理解はできる。
アローゼンは1包0.5gで、普通の場合はそれで事足りる。
わたくしみたいに3倍量が必要な人は少数派なので、薬剤師さんはたぶん、1.5gのとこ、見ていなかったんでしょうね。

今回はいいんですけど。
モノが下剤だし、薬が全くないってわけでもないし。
薬局は近いので、月曜に問い合わせに行けますし。

でも、仕事を休んで遠くから診察を受けに来ている人だったら、二度手間になる。
劇薬の処方量を多く間違えたって場合は、あっけなく死んだりしますので、よろしくお願いいたしますよ (ToT)

ボケボケしていられません。


■2005/01/17 (月) かもしんない、じゃなくてぇ!

処方ミスで薬が足りないようなので、薬局へ直に聞きに行こうと思っていたけれど、調査(?)にどれくらい時間がかかるかわからない。
延々と待たされたら癪なので、まずは電話して聞いてみることにした。

ぴ「薬が足りないようなのです」

薬「どれがどう足りないようですか?」

ここで説明。

薬「あ、やっちゃったかもしんない」

やっちゃった、ですか。
かもしんない、ですか。

そんなんで済んで良かったですね。
その後、「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。すみません」と謝られたけれど、本音はやっぱり開口一番のみことば、「やっちゃったかもしんない」なんでしょうね…。

怖いです (ToT)


■2005/01/18 (火) 医師法

19条
「診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。」

勤務医の場合、出勤したからには、診察室に通された患者は苦手なタイプでも、嫌な感じの人でも、「診察しなくちゃならない状態」みたいです。基本的には。

19条2
「診察若しくは検案をし、又は出産に立ち会つた医師は、診断書若しくは検案書又は出生証明書若しくは死産証書の交付の求があつた場合には、正当の事由がなければ、これを拒んではならない。」

ってことは、患者が転院などの時に必要な診療情報提供書を求めた場合、拒否できないはずなんだけど…。
拒否できる正当な事由として、診察していない場合や、がん患者に病名を隠している時などがあるそうだ。
時々、患者さんから「転院したいと言ったら『私の治療が信じられないのかっ!』と怒鳴りつけられて、書類を貰えず困っています」という話を聞く。
患者本人は病名告知を受けているので、Drが診療情報提供書を「出さないっ!」という理由が、わたくしにはわかりません。
請求を拒否できる正当事由には、他にどんなのがあるんでしょうね?

ちなみに、医師が「書かない!」と鼻息荒くしているのと、患者側が請求しないから入手できないっていうのは、話が全然違ってきます。
診療情報提供書も、セカンドオピニオンも、Drから気をきかせて「いりますか?」「受けますか?」って言ってくれることってめったにありません。
こちらから「欲しい」「受けたい」って言わないともらえないことが多いので、よろぴく。

****************************************

鼻風邪ひいちゃったみたい (ToT)
出かけてないのにな〜。


■2005/01/19 (水) ヤな感じがする…

両足ふくらはぎに筋肉痛のようなものあり。
とくに左が顕著で、押すと痛い。
膝のお皿回りの筋肉にも痛みがある。
歩く姿はペンギンです。
日曜日、電車を乗り継いでおでかけしたので、普段より歩いたからなんじゃないかとは思うんですが、ちょっとヤな感じ…。

それはなぜか。
先週木曜日に内科を受診して、高脂血症の薬を処方されているから。
高脂血症の薬には、ごくまれに、「横紋筋融解症」という筋肉が解ける副作用が起きることがあるそうだ。

筋肉痛→あり

手足の脱力→通常でも踏ん張りきかないので、現状が「脱力」しているのかよくわからない

赤色尿→見た目では、なし

ただの筋肉痛なのか薬の副作用なのか家で考えてても判断できないけれど、血液検査だか尿検査だかすれば一発でシロクロつくんだろうし、先週、内科でやった検査の結果がそろそろ出ているはずなので、病院へ突撃します。

明日は甲状腺専門医へ行く予定。
婦人科のがん術後検診も、1月中に受けなくちゃ。


■2005/01/21 (金) 検査結果

一昨日は坂の上病院の内科、昨日は甲状腺専門医へ行ったので、いささかくたびれた。

足の筋肉の痛みは、限りなく「ただの筋肉痛っぽい」とのこと。
痛みが続くようなら再診で落着。
横紋筋融解症だと、ポートワイン尿っていうのが出るそうだ。
かな〜り赤いんでしょうね…。

腫瘍マーカーCEAは4.5.
なんと、今回は正常値内に治まった。
今まで高かったので、逆にびっくり。

マイクロゾームテスト25600倍、抗サイログロブリン抗体10.9。
やっぱ高いですね〜。
マイクロゾームの基準値は100倍以内なんですけど…。
ってか、検査で測定できるマイクロゾームの最高値って25600倍が限度みたい?
ネットでは、それ以上の数値って見たことないんですよね〜。
わたくしは橋本病なんだし、なんちゃって膠原病でもあるので、まぁこんなもんでしょ。

尿酸値は、薬を使わずに5.5。
いい感じです♪

コレステロール276、中性脂肪254。
高過ぎだけど、食生活にはもう改善の余地がなく、薬で下げるしかない。
卵もバターもマーガリンもマヨネーズもほとんど食べず、牛乳は低脂肪乳で、肉を食べるとしたら鶏肉が主、夫の好みで青魚のメニューが多いのになぁ。
これは卵巣欠落症状のひとつとしか考えられない。
春過ぎからやってもらえそうなHRT(ホルモン補充療法)に期待したいところ。
ちなみに、他の病気との兼ね合いがありますんで、もっと野菜や海草食べろとか、運動しろってアドバイスは不要です。

甲状腺専門医では、「少し良くなっている」と言われ、薬の量をもう少し増やすことになった。
その話を夫にしたら、「良くなっているのになんで薬の量が増えるんだ?」。

橋本病は甲状腺機能低下なので、甲状腺ホルモン剤を飲んだから少し良くなった。
だから、薬の量をもっと増やせばさらに「普通」へ近づくんじゃないかってことです。
という説明をしたら、「だけど、がんの再発は大丈夫なの?」と。

甲状腺ホルモンと、卵胞ホルモンは別!

出かけたせいか、鼻風邪いよいよ悪化。
はながづまっでぐるじいでず。
口呼吸となり、喉を痛めつつある。
しかも、左足の筋肉痛に加え、右肘と右手のすべての指に関節痛まで出てきたので、本日は休養日とする。

なんにもしないんだもんね〜。

だけど、ただ寝ているだけではつまらないし、関節痛と喉の痛みをどうにかしたいので「湯治ごっこ」に突入。
バスタブにお湯を張り、入浴剤の登別を投入。
これで気分は北海道です。

湯気で喉の痛みが軽減した(みたい)。
筋肉痛も軽減した(みたい)。
蜂窩織炎の心配があるので長湯はしたくないのですが、お風呂に入って眠って、またお風呂に入ってを繰り返していたら、かなりラクになったような気がする。
病院処方の風邪薬は眠たくなるので、これまたいい感じで休養になるんですよぅ♪
夕食にルイベでもあったら、さらに「北海道で湯治」気分が盛り上がったんだろうなぁ。
そこだけが、ちょっと残念。

明日は草津だ!

お風呂に入りながら考えていたこと。

●義援金と救援金って、どこがどう違うんだろう?

●アメリカの「州兵」って、ネイビー、アーミー、エアフォースと別の組織なの?

●ケイ・スカーペッタ、頑張れよぉぉ!

●山手線の終点って、どこ?

あまりの脈絡のなさが我ながら可笑しい…。


■2005/01/25 (火) まぬけなわたくし

鼻風邪で済むかと思っていたらどんどん悪化して、気管支炎の一丁上がりになってしまった (ToT)

風邪が悪化した原因を考えてみた。
検査結果を聞きに内科を受診した時に、病院内に漂っていた本気モードの風邪菌をいただいちゃったんじゃないかと。
それとも、なんちゃって湯治で湯冷めしたのかな?
お風呂から出てすぐに布団にもぐり込んでいたんだけど…。

いずれにせよ、わたくしってまぬけだ。たぶん。

咳と鼻水が止まらず、毎日、ボックスティッシュを1箱ずつ消費中。
さらにさらに、寝違えかむち打ちの後遺症かわからないけれど、左首の筋がすんごい痛くて、なかなかえらいこっちゃです。

ま、いいか。
熱ないし。
動けるし、ご飯食べられるし。


■2005/01/29 (土) お鮨が好きです

なぜかわからないけれど、時々むしょうに食べたくなる。
それをわたくしは「鮨切れを起こす」と呼んでいる。
今日、見事に鮨切れの発作が起きた。
風邪ひいてるので食べに行けないのが悲しい。
今回の発作では、あん肝の握り、白子の軍艦、牡蠣の握り、雲丹の軍艦が特に食べたい。

う〜、食べたいよぉぉ。

でも、高尿酸値血症(痛風)には良くない食べ物ばっかりなんですよねぇ。
魚卵にはプリン体が多く含まれている。
逆に鶏卵に含まれるプリン体はほぼゼロなんだそうだ。
これ、初めて聞いた時はとても不思議だった。
鶏卵は魚卵よりずっと大きいので、イメージ的には鶏卵の方がプリン体多そうじゃない?

調べた結果、面白い事を知った。
プリン体はほとんどすべての食品に含まれているけれど、細胞数の多い食品ほどプリン体の含有量が多い。
つまり、卵の大きさには関係なく、1つの卵に含まれるプリン体の量は同じって感じ。
鶏卵はあの大きさでも細胞は1つなので、プリン体の量はたいしたことない。
魚卵は、小さい卵がいっぱいあり、その1つ1つにプリン体が含まれているので、ちょっと食べてもかなりの量のプリン体を摂取してしまうってことなんですね〜。
なんでも調べてみるもんだと思ったのでございます。

ちなみに、鶏卵はプリン体は少ないかもしれないけど、コレステロールの含有量はまた別の話なので、気を抜いて食べてるとえらいこっちゃです。

ううう。
お鮨屋さんに行きたい。
あなごの柚子塩も食べたい…。


■2005/01/31 (月) 元気の定義

まだ少し咳が残るものの、風邪はだいぶ良くなってきた。
寝違えた首は相変わらず痛いっす (ToT)
わたくし、交通事故でむちうちを複数回やっているので、頸椎は強くない。
まぁこんなもんなのかな。

昨日の朝、橋本病の薬・チラーヂンを飲みながら、「この薬の効き目が早く出るといいのにね」と夫に言った。
生活にはあまり支障がないものの、以前より根気が続かないと思うし、かなり疲れやすいとも思う。

ぴ「この薬が効いてきたら、もう少し元気になるんじゃないかと思うんだけど」

その時、夫は一瞬、困惑した表情を見せた。
わたくしたちは20年近く夫婦をやってるんで、夫の考えていることが手に取るようにわかる時がある。
今回は、わかった。
夫は、たぶんこう思ったはず。

「ぴょんぴょんの昔と今を比べたら、自分自身では『元気がない』と思うかもしれない。でも、現状のぴょんぴょんは、普通の人が見たら充分元気と感じると思う。特に、運動を伴わない時は、普通の人よりかなり元気だぞ、お前は。だけどそう言ったら気に障って、怒って暴れるかもしれない」

ぴ「これ以上元気になられたら、うるさくて困るとか思ってるんでしょ?」

夫「……………………」

夫の目が宙を泳ぎ、ごくっと唾を飲み込んだので、図星だったんじゃないかと。

まぁね、夫の考えてることにも一理あると思う。
わたくしが「元気」だった頃は、普通の人々が元気だと考えるレベルの120%ぐらいの元気さだったんで…。
今、自分自身では元気がないと感じてても、120%→90%って感じで、いわゆる「元気」の範疇に入ってるんでしょ、きっと。

毎日確実に歳はとってるんで、比べる基準自体存在しないも同じか (;^_^A


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