治療にはいくらかかるか(ぴょんぴょんの場合)
実際に子宮がんと診断され、手術を受けることになった場合は、入院費などの医療費も心配じゃない?
そこで思い切って、ぴょんぴょんの場合の入院費を書いとくことにしました。
あくまでも参考ということでご覧ください。
加入している健康保険の種類、治療施設の種類、受けた治療、使った薬剤、入院日数等により、変動があるのは当たり前のことですので、そこんとこ、よろしくね。
ぴょんぴょんは国民健康保険の家族扱いなので、負担割合は3割です。
2000年4月中旬に入院して、手術を受けました。
入院日数は33日。お部屋は大部屋です。
手術は子宮、卵巣、卵管摘出(準広汎)と、リンパ郭清です。
抗がん剤、放射線等の治療は受けていません。
で、退院時に窓口で払ったのは、399,390円でした。
特記事項としては、術後に使った薬が、普通の人より少ないかな。
術後、食事の許可が出てからは、病院の食事を全部食べていたので、栄養補給の点滴が早く取れました。
それから術後は、自分から痛み止めを要求していないので、そこらへんの薬代もかかっていないはず。
入院中、病院から便秘薬を処方してもらっている患者さんも多いようですが、ぴょんぴょんは主治医が「自分の好きなのを飲んでいい」と言ったので、その薬代もかかっていません。
そして、国民健康保険には高額医療費支給制度というのがあります。
簡単に言っちゃうと、一定額を超えて払った分の医療費を返してくれる制度です。
ま、いろいろと決まりがあって、手続きもしなくちゃなんないし、お金が戻ってくるまでに2〜3カ月くらいかかりますが、該当する場合にはありがたい制度ですよね。
ぴょんぴょんはその制度により、240,054円戻って来ました。
だから、実際にかかった入院費は159,336円です。
ぴょんぴょんは、がん保険、生命保険2社、入院保険にも入っていたので、そちらからのがん診断給付金、手術給付金、入院給付金等が合計で数100万円給付され、結果的に家計からの持ち出しは0円でした。
●ぴょんぴょんの年間医療費
年度 | 年間医療費 | 備考 |
2000年 | 556.880円 | 子宮がんの手術をした年。 がん治療入院時のみの費用は、399.390円です。 他に特記事項としては、 ●病気確定前、精密検査として、全身麻酔で子宮内膜全面掻爬(日帰り手術でした) ●術前にCT、MRI、注腸などの各種検査 ●退院後すぐは、婦人科の検診間隔が短め ●退院後、CT、骨シンチ、注腸、胃カメラなどの検査 などの理由から、この年はちょっと医療費高めです。 |
2001年 | 64.620円 | 術後検診として、3ヶ月ごとに受診。 婦人科で半年に一度ずつCTを撮っています。 また、術後後遺症対策として別の病院の外科を受診し、そちらでもCTを2回撮っています。 |
2002年 | 25.510円 | 子宮がんの手術を受けた病院から、家の近くの病院に転院。 術後検診、術後後遺症などのトータルケアを一つの病院で受けることにしました。 血液検査、画像診断等のダブリが減ったことと、術後すぐに比べると不調部分が少なくなったことで、医療費がかなり押さえられるようになったみたい。 術後検診として、婦人科は3〜4ヶ月ごとに受診。半年ごとにCT。 |
注1) 金額は、3割負担で実際に払った分。風邪など、がん以外の病気の診察費も含まれています。
注2) 生命保険の給付金や、高額医療費支給制度によって後から戻ってくる金額は差し引いていません。
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