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「再発や転移が心配です」「検査受けましたか?」「いいえ」

再発や転移も、がん患者なら誰でも気にしていると思います。
国立がんセンターのHPに載っている生存率を見ると、頸がん、体がんとも、0期での治療後の5年生存率は100%ですが、1期からは100%に近いとはいえ、完璧に100%ではないんですよね〜。
それで不安になってしまうのかもしれないけど、ただね、これ、統計を取った日付を見ると最新でも1996年です。
医学は日に日に進歩してるので、ここに書かれている数字よりは上がってると考えていいんじゃない?
まぁ、心配なら、あなたの場合の再発や転移する確率は、やっぱり主治医に確認されるのが一番だと思います。

「再発や転移が不安です」と訴える患者さんに、「じゃあ、どこか不調を感じる部分があるのですか?」と聞くと、「あるけど、結果が怖くて病院では診てもらっていない」とか、「医師は問題ないと言っている」とか、「特に不調はない」という答えが返って来ることが多いんです。
先にお答えを書いておきますが、不安なら受診して「再発や転移じゃない」と医師に言ってもらうより他、あなたの不安を解消するすべを私は知りません。

診察の結果、再発や転移がわかって、医師から治療メニューも出て、「それはどんなことするの? 痛かった?」的な質問や疑問には、治療体験情報交換サイトとしてある程度の対応はできると思います。

それから、医師が問題ないと言っていたり、特に不調を感じられていない患者さんは、再発や転移を心配してもしょうがないとも思うのです。
しょうがないと思いつつ、心配になる気持ちは分かりますが、再度「うさぎの本宅」や、ぴょんぴょんが言えることは、「心配なら受診して、再発や転移じゃないって、お医者さんに言ってもらって安心しようね」ということだけです。
医師の言うことが信じられないのなら、病院を変えて診てもらう、くらいしか思い浮かびません。
とにかく、受診しなくちゃわからないのです。


「診てもらいたいけど、具合は悪いんだけど、病院が遠い」「仕事が忙しくて行ってる暇がない」「病院がない」「出掛けられる状況にない」と訴えられる方もいます。
そういう方に言いにくいので言えないことは…。

どうしても心配なら、万難を排して、病院へ行くしかありません。
病院は向こうから来てはくれないのです。
「自分の生活をある程度犠牲にしても病院へ行き、再発や転移していないということを証明してもらって安心することを選ぶ」か、「家にいて病院へ行けない言い訳をあれこれ考え、再発や転移の不安を抱えて一人思い悩むことを選ぶ」か、ご自分でお好きな方を選んでください。
病院へ行けない理由が「仕事が忙しい」は、仕事と自分の命を天秤にかけ、自分の意思で仕事を選んだことになるので、他人がどうこう言えません。
失われるかもしれない命の持ち主は他でもないあなたですし、他人が代わりに受診して検査や治療を受けるのは不可能です。
情報交換サイトの本音としては、こんなことくらいしか言えません。

患者さんの中には、通院のために引っ越した方がいます。
毎月、飛行機に乗って通院している方もいます。
それが正しいんだとか、あなたにやれと言っているのではありません。
病院が近くになければ、そういう方法で通院している方もいるんですよということです。
受診はしないで、再発や転移の不安だけを私に訴えられても、何がどうなるものではないんです。

受診しないで、不安だけはたっぷり述べる方の中には、

Q:どの診療科に行けばいいのかわかりません。
A:外科だと思います。

Q:近くに外科がありません。
A:内科でも診てくれるかもしれません。聞いてみてください。

Q:すごく待たされるんです。
A:予約は取れませんか?

Q:近所の人がみんな行く病院だから、会ったらいやだな〜。
A:……

というように、子供が駄々をこねるみたいに通院できない言い訳を次から次へと繰り出し、こちらの貴重な時間を割いてよくよく話を聞いてみたら、本音は病院へ行くのが嫌だとか、面倒だとか、そんな答えが返って来ることも多いのです。
それでいて、「再発が怖い、転移が怖い」とか「具合悪い」と言われた日には「じゃあ、好きにすればいいじゃないですか。お大事に。さよ〜なら!」と言いたくもなります。
これまたすごく言いにくいことなので、本当に言ったことは数えるほどしかありませんが…。

すでにがんを経験して、早期発見・早期治療という教訓の大切さをよくご存じのはずですが、再発や転移しているかもしれないという不安にその教訓を生かせず、とても残念です。

家にいて、ただ心配だけしていて気持ちが苦しくなり、取りあえずという感じで「うさぎの本宅」にいらしても、ここに書かれているのと同じことしか言えません。
行動しなければ、結果は出ないのです。
そして、行動しないで不安だけ訴える方に提示できる手段は、ほとんど何もないのです。

2001.11.24   記
2005.08.31 更新


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