細胞診の結果
まずはじめに、がんの病期(ステージ)と、細胞診の結果(クラス)はまったく別のものです!
子宮がん検診では初めに細胞診を行うので、その結果をがんのステージと勘違いし、「がんです〜。死ぬかも〜」とパニクる方も多いのですが、がん検診の結果として伝えられるのは、細胞診クラスであることがほとんどです。
細胞診には実はいろいろな評価方法があるのですが、私たちがよく聞く細胞診の結果は、パパニコロウ分類か、パパニコロウ分類に手を加えた日母分類か、「陰性、偽陽性、陽性」で分ける分類方法(うさぎの本宅では便宜的に「3分類」と呼びます)のいずれかが多いです。
●細胞診分類
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またまたくどいようですが、細胞診は、「問題ない人」と「もう少し詳しく調べた方がいい人」を選り分ける大きなふるいのようなもの、第一次選別です。
ですから、ここでアヤシイ結果が出ても、慌てないでください。
細胞診だけでは、がんかどうかはっきりとはわかりません。
分類表をよ〜く見て欲しいのですが、「疑う」とか「想定」という言葉が入っているでしょう?
本当にがんかどうかを確定するためには、もっとたくさんの検査が必要です。
細胞診で引っ掛かり再検査したら「がんではありませんでした」という結果が出たという方は、驚くほど多いんです。
判定不能と出た場合も、判定できないほど悪いのではなくて、取った細胞は量が足りなかったとか、変質していたので検査には使えませんでした、ということです。
パニックになられませんように!!!
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