病期と細胞診クラスについてのぴょんぴょんメモ
いろいろなところに書いているのですが、がんの病期(ステージ)と、細胞診(クラス)の結果は別のものです。
細胞診クラスって、正常な場合がクラス1で、あやしい細胞が出現している度合いによって、クラス1〜5に分けられます。
がんの病期(ステージ)も、1〜4期という数字で表すため、間違えやすいのでご注意ください。
細胞診クラス1はまったくの正常ですが、それをがんのステージ1と勘違いして、「生存率はどのくらいでしょう?」などと聞かれることもあるんですよ〜。
生存率もなにも、まだがんになっていないので… (;^_^A
あと、細胞診クラス5は末期がんだと思っている人がけっこう多いみたい?
これはね〜、違います!
細胞診はそもそも推定だし、ステージには換算できません。
細胞診は、検体としてほんのちょっと取った細胞がどのくらい正常と違うかを表すもの。
ステージは、がんがどのくらい体の中にひろがっているかを表すもの。
もともとの定規がまったく違うんです。
細胞診クラス3は「前がん状態」などという言葉でも呼ばれていて、このクラスから上が出ると、Drはもっと詳しい検査とか、検診の期間を短くするなどの指示を出します。
でも、「細胞診クラス4や5が出た = がん」というわけじゃないんです。
細胞診はあくまでも「推定」で、がん確定じゃありません。
そこで、本当にがんなのかどうかを調べるため、「組織診」などの詳しい検査が行なわれます。
子宮体がんの組織診は「掻爬」「子宮内膜掻爬」などと呼ばれていて、一部掻爬と全面掻爬があります。
掻爬でどのようなことをするのかは、Your Voiceに詳細投稿がありますのでご覧ください。
子宮がん検診の結果で告げられるのは細胞診クラスであることがほとんどです。
細胞診クラス3とか4が出て、「自分はがんで、それも末期だ!」とカン違いし、悲観的になったり、ノイローゼみたいになったりしてる方が時々いるんですけど、細胞診クラス3は、がんの病期(ステージ)3とは違います!!
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