夫にとって、わたくしの病気は他人事
だいぶリカバリーしてきたけれど、先週はかな〜り具合の悪い日が続いた。
もしもわたくしが健康そのものの18歳だったとして、朝起きていきなり先週の体調になっていたとしたら、「自分はもう死んでしまうんだ…」と思ったことだろう。
時の流れや慣れとは偉大なもので、今では、体調が悪くても「まぁこんなもんでしょ」と思える自分がいる。
とりあえず受診&検査しているので、不安要因もない。
とは言え体調が悪いのは事実なので、夫に「は〜、だるいわぁ」と言ったら、「更年期なんじゃない?」とコメントされましたっ!
こいつは本当に、どあほうだと思います。
なぜ更年期症状が起きるかのメカニズムは、わたくしが子宮がんでオペする時に説明したはず。
4年前、両卵巣を切除した時点で出なかった更年期症状、特に不定愁訴の部分が今さら出るとは思えない。
そもそも、不定愁訴の定義とは、「更年期の女性が更年期症状を訴えていて、それらの症状を説明するに足りる他の疾患がないこと」なんだそう。
1.わたくしは「更年期」と呼ばれる年齢層に属しておりません。
2.だるいのを説明するに充分こと足りる「なんちゃって膠原病」と診断されております。
しかし、夫にとって、わたくしの病気は他人事なので、理解がなくてもいまさら驚きはしません。
例えばね〜。
4年前、わたくしががん治療することになった時、一緒にDrから説明は受けたのですが、今現在、夫がわたくしの病名を正確に答えられるかどうかアヤシイ。
ステージやリンパの郭清数に至っては、覚えちゃいない方に賭けてもいい。
彼がもしもわたくしの病気を第三者に説明するとしたら
「ウチの奥さん大病したの。子宮がん。タレントのなんとかさんがなったんじゃない方の子宮がん。子宮取って、リンパ節も取ったの。だからまだ、お腹痛いとか、歩き過ぎると足がむくむって言ってるよ。でも、がんは治ったんじゃないのかな」
って感じのことを言うと思う。(内容の一部は、本当に言っているのを聞いたことあり)
自分のことでなければ、だいたいその程度の理解で終わるっしょ。
自分のことじゃないんだもの、わたくしの真剣度と同じレベルを求めるのは無理なのかも…。
いちいちピキピキしてもしょうがないし。
だから、周囲に言わせると、わたくしたちの夫婦仲はものすごくいいんだそうです。
「相手に期待し過ぎない」のが良かったのかも…。
2004年5月26日 記
2006年6月05日 改定
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