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大いなる誤解

時々感じるんだけれど、医療従事者の中には、患者に対してなんか誤解してる人がいる気がする。
例えば治療や検査で、

ぴ「痛いのはイヤだっ!」

医「どうして? がんでお腹を切る大きな手術もしてるんだから、こんなのたいしたことないでしょう?」

これは、大いなる誤解ですよ。
がんの手術の痛みがレベル100だったとする。
じゃあ、オペ後はそれ以下の痛みはすべて我慢しろってか?
我慢できるはずってか?
レベル99までは行けるでしょ〜ってか?

確かに「あんなに痛いのも耐えられたんだから、このぐらい我慢しよう」と考える患者さんもいるだろう。
でも、それは患者本人が考える問題であって、医療従事者が「我慢しろ」って強制できるものなの?
少なくとも私は、もうさんざん痛い思いして来て、一生分の痛み許容量を越えたと思うので、点滴や採血、注射の時の針刺し以上の痛みを黙って我慢するつもりはないです。

痛いのはこっちなんで、そちらの都合でものを考えないでちょうだいな。
極端な話、ぴょんぴょんは、痛くてあと30年生きられるのなら、痛くなくて明日死んだ方がいいです。
あくまでも、「私の場合は」ですけどね。

2003年8月11日 記


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