食傷気味
来年の春で、がんの治療をしてから4年経つ。
その間に「健康人」の友人・知人に勧められた民間療法、健康食品、健康法のたぐいは数知れず。
勧めるほうは「こんないいことを教えてあげるのは自分だけ」とか「これが一番効く」と思っているのかもしれないけれど、こっちはいろいろな人から様々な方法を「これが一番」と勧められるので、耳にタコできた。
病人は健康情報をわんさか勧められて食傷気味だろうってこと、想像できないのかな〜。
多くの患者がウンザリしてると思われ。
お勧めを全部やっていたら、一日のすべてをそれに費やして暮らさなければならなくなりそう。
そして、たぶん破産するだろう。
高価なものを大量に長期間続けないと効果出ないと言われている健康法もあるし、健康保険は利かないしね。
だいたい、「一番」って世界に一つしかないはずでしょ。
何で、あれもこれもが「一番」なの?
そんなに効くなら、どうして病院で健康保険適応でやってくれないの?
そこからして、わたくしにはアヤシイとしか感じられないので、信じる気になれない。
ああ、そこらへんの説明があるとしても、聞く気がないので、教えてくれなくていいです。
そして、ぴょんぴょん的には、勧めてくれる人に「私っていい人でしょ。自分にウットリ」的なニオイを感じてなんだかな〜。
やりたかったら、自分でやればいい。
わたくしには勧めてくれなくていい。
うるせ〜、ほっといてくれ!でございます。
しかも勧めてくれた人は、こっちが黙って聞いていると「話を聞いたのだから実行する」と思うようなのでタチが悪い。
だからわたくしは、話を黙って聞くことはしていません。
「信じないから勧めてくれなくていい」っていう返事を聞いて「ぴょんぴょんって可愛気のないやつ」って思ってる人もいるだろうけど、やっぱ、ほっといてちょうだいな。
もしも勧めるなら、まずは、それにかかる費用のすべてをあなたが持ってちょうだい。
一日の大半を費やすような健康法なら、仕事はできなくなるので、わたくしの生活費も出してちょうだい。
そのくらいの根性入れて勧めてくれないと、こっちも根性入れてお話聞けませんわ。
わたくし、聞く気も実行する気もないんだもん。
やりたかったら、誰が何と言ってもやるので、お構いなく。
2003年12月16日 記
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