大腸内視鏡(大腸カメラ、大腸鏡)
肉体的苦痛度 | 4〜5 |
精神的苦痛度 | 3(カメラを入れるのが下からなので…) |
所要時間 | 一日がかり(実質検査時間は40分程度) |
食事制限 | あり |
予約 | 要 |
備考 | ポケットサイズの赤ちゃんおしり拭き専用ウエットティッシュ(トイレに流せるタイプ)を持っていくと重宝 |
腸内にカメラを入れて観察するため、内部をカラッポにしておく必要があり、検査数日前から食事制限があります。
検査前日の指示された時間以降は絶食です。
腸の中に物が残っているとダメなので、下剤も使います。
大腸内視鏡の時の下剤かけは開腹手術の下剤かけと同等で、注腸造影よりさらに徹底的に出させられます。
ぴょんぴょんが2004年7月に受けた注腸造影の検査までの飲食・投薬スケジュールは、
- 検査2〜3日前から野菜、海藻は控える。
- 検査前日より、野菜、海藻、乳製品は禁忌。
- 検査前日の夕食は、消化のよいもの午後7時までに食べ、水分は多めに取る。その後は絶食。
- 前日の午後9時、病院から処方された下剤を300ccの水に入れて飲む。その後、300cc以上の水分を取る。
- 検査当日は、前処置として2リットルほどの下剤を飲みます。これには2時間ほどかかります。
- 検査前の下剤飲みは、「家で済ませるて来るように」と指示されることもあると聞いていますが、私は病院へ行ってから飲まされました。
- 下剤を飲んでいるうちに下痢してきます。何回もトイレへ行くことになりますので、ポケットサイズの赤ちゃんおしり拭き専用ウエットティッシュがあると、とても重宝します。
- 便の色がなくなる(水様便になる)まで出さないと検査できませんので、しっかり出しちゃってください。
- 腸の中がきれいになっていないと判断された場合は、検査の前に、さらに浣腸などの処置があります。
- 検査は、意識がボーッとする薬を点滴しながら行ないます。
検査後も、しばらくはボーッとする薬が効いているため、処置室などで休まされます。
自分では大丈夫と思っていても、ふと気づくと寝ていたりしますので、病院からの帰りには、車の運転ができません。
通院は、公共の乗り物など、自分で運転しない方法を使ってください。
私が大腸内視鏡をすることになったのは、子宮体がんの術後検診でチェックしていた腫瘍マーカーのうち、CEA(消化器系の異常の目安になる)が徐々に上がってきて、正常値上限を超えたためでした。
はじめに注腸造影したところ、「ポリープらしきもの」が映ったので、詳しく調べるために大腸内視鏡を受けることになりました。
ホリープを取って生検するので出血があるかもしれないこと、開腹を2回している私は腸の癒着で検査時の痛みが強いことが考えられ、ボーッとする薬を強めに使う必要があるかもしれないことなどから、1泊2日の検査入院になりましたが、通常なら日帰りでもできる検査です。
私の大腸内視鏡検査入院の詳細記録は、ぴょんぴょんのまぁこんなもんで書 術後4年5ヶ月目の「2004/09/13 (月) 入院」から始まる数日間の日記にあります。
記録中に、胸やお腹のレントゲン撮影、心電図、採血、検尿、検便などをした記載がありますが、この検査の大部分は入院するために必要な検査のようで、通常の大腸内視鏡では行なわないものも含まれています。
ぴょんぴょんの大腸内視鏡の料金には入院費なども入っているため、あまり参考にならないと思うのですが、3割負担で26.290円支払いました。
ちなみに、2006年5月に、夫が日帰りで大腸内視鏡をやった時の検査料金は、全額表示で19.170円でした。
夫は会社員で、健康保険は組合健保です。
3割負担ですので、病院へ実際に支払った額は5.750円でした。
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