子宮内膜掻爬(体がんの組織診)
肉体的苦痛度 | 一部掻爬で無麻酔の時 9 全面掻爬で麻酔使用時 2(麻酔が抜けるまでボーッとするから) |
精神的苦痛度 | 一部掻爬 9 全面掻爬 1 |
所要時間 | 一部掻爬 短時間 全面掻爬 麻酔を使用するので前処置、掻爬手術、術後の体調観察などがあり、日帰り入院または数日入院 |
食事制限 | 眠ってしまう麻酔を使う場合はあり |
予約 | 一部掻爬 不要 全面掻爬 要 |
体がんの組織診は「子宮内膜掻爬」とも言い、「一部掻爬」と「全面掻爬」があります。
上記の表は「ぴょんぴょんの場合は」です。
私は一部掻爬が激痛、全面掻爬は眠ってしまって何も覚えておらずラクチンだったのですが、これはかなり個人差があるようです。
一部掻爬は、受診時にDrが必要だと判断すると、その場で行なわれます。
数ヶ所を取るのだけなので短時間で終わりますが、通常は麻酔を使いません。
全面掻爬はほぼ寝た状態になる静脈麻酔を使うケースが多く、最低でも日帰り入院(日帰り手術という感じ)です。
数日間入院させるという決まりになっている病院もあると聞いています。
内膜掻爬の体験や料金などの詳細は、Your Voiceの「子宮体部組織診(一部掻爬)Q&A」「子宮内膜掻爬体験談」にたくさんの患者さんからいただいた投稿がありますので、参考になさってください。
掻爬時に使う器具の一部は、子宮がんスタディノートの「内診の時に使う器具について」でご紹介しています。
なお、全面掻爬の時、子宮口を開かせるために海草でできた棒のようなものを入れた患者さんもいらっしゃると思います。
この棒のようなものは「ラミナリア」と言います。
私は妊娠出産経験がないため子宮口は開いていないと思うんですが、全面掻爬の時にラミナリアは使いませんでしたので、使うか使わないかの判断基準は今でもよくわかりません。
また、全面掻爬時には、施術措置の一環として剃毛(ていもう・おしもの毛を剃る)する場合があります。
私は剃毛がありませんでしたが、2000年当時の同じ時期に全面掻爬した別の患者さんは、「剃毛した」と言っており、するかしないかは施設によって変わってくるようです。
内膜掻爬や子宮全摘手術などで剃毛した場合、元通りに生え揃うまでにかかる期間は約3ヶ月です。
全面掻爬は小さいながらも手術的な扱いになるので、同意書などを求められる場合があります。
と、いろいろと書きましたが、危険性の高い検査・手術ではありませんし、麻酔が効けば眠ってしまって痛みは感じませんので、あまり心配なさらないでくださいね。
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