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ホーム> メニュー> 患者の気持ち> はじめまして〜思い出と言うには つらいけど・・・

はじめまして

はじめまして
Mさん 投稿日:2001年10月1日<月>06時16分

はじめまして、Mと申します。HNはふざけてますが、自分は真剣に書き込みをした次第です。
私は大学でラジオドラマ(音声だけのドラマ)を作るサークルに所属しており、今回、癌を持つ女性が出てくる作品を作るにあたり昨夜から癌についてのHPをまわって、ここに辿り着きました。
私は癌ではありませんが、先天性のてんかんを持っております。が、症状は至って軽く、発作の時ちょっと倒れたり、生理の時にものすごい頭痛がしたりとゆう程度で、通常の生活はできます。
ぴったり合う薬にも出会えず、ものすごく大好きなゲームもやる時間を制限され・・・それでも通常の生活はできて、たまに発作が起きて、「仮病でしょ?」とか言われても、「自分は病人だから」とかいう反論はできず悶々とする日々。
自分は最初癌もてんかんも病気には変わりないと思っていましたが、甘ったれな考えでした、ものすごく軽率でした。
スタディノートや、顛末記を読ませていただいて、自分の悶々とした気持ちなど吹っ飛んでしまいました。ありがとうございます。なんかすごく関係ないことばかり書いてますねごめんなさい。
ラジオドラマは自分なりに、癌について真剣に考えて作りたいと思います。ありがとうございました、すみません。



Res:ぴょんぴょん@体がん 投稿日 : 2001年10月1日<月>20時28分

Mさん、はじめまして。(^o^)
書き込み、ありがとうございました。

持病がおありのようですので、辛いこともあるんじゃないかな、って思います。
季節の変わり目ですので、どうぞお大事になさってくださいね。

ラジオドラマに登場するがんの女性の人物像設定ですが、患者の気持ちなどについては、こちらでお役に立てることもあるかもしれませんので、必要でしたらおっしゃってください。

ではでは(^o^)



Res:Mさん 題名:ではお言葉に甘えまして・・・ 投稿日 : 2001年10月2日<火>19時18分

ども、Mです。
ぴょんぴょんさんレスくださってありがとうございます。
正直、削除されるのではないかとハラハラしておりました。ではお言葉に甘えましてちょっとアンケートっぽいのを・・。
1、毎日見舞いに来てくれる知人縁者は本当にありがたいと思うか?
2、自分が男ならどんな病気にかかっても恋人(もしくは奥さんまたは友人)を支えていけるか?
3、お見舞いの時、自分に興味はないが、自分の趣味をそりゃあもぉ熱く語る人物は苦手か?
4、落ち込んだ時、癒されるのはどんなものか?
以上でっす。全部でなくてもいいですから自分はこうだなと思うもの1つにお答えいただけるとありがたいです。
全部お答えいただけるとかなり嬉しいです。文化祭まであとちょっとなので、どしどしご意見ください。



Res:ぴょんぴょん@体がん 題名:お答え 投稿日 : 2001年10月3日<水>00時17分

ぴょんぴょんの場合という前提で答えを書きますね。

1について
自分の状態によりますねぇ。正直言って「毎日来てくれる」のではなくて、「何をしてくれたか」に有り難みを感じるものなので…。
状況によっては、来てくれる(顔を出す)より、来なくても手紙くれた方が、こっちとしては有り難い場合もありますし…。
入院中は、身繕いも満足にできないこともあるし、着ているものだってパジャマとかで、ついでに身体からいろいろなチューブなんかが出ていて、顔色も悪かったりするし、もちろん化粧もできないしで、女性にとっては「人に見られたくない」格好の場合もあるんです。
それで私は、入院前、友人には「こっちから言うまで病院へ来ないでくれ」と頼みました。
みんな、私の意志を尊重してくれて、来ませんでした。
私は見舞いに来なかった友人に有り難みを感じています。

2について
支えるというのが何を指すのかがキーポイントになると思いますが、病気によっては働けなくなることもあるので、金銭的に支えられるかどうか疑問です。
また、精神的な支えという面でも、病気で自分が心身共にキツイ時は、他人に支えてもらいたいと思いこそすれ、相手を支えて行けるかなぁ…。
ぴょんぴょんだったら、無理だと思います。
自分が病気の時(体調の悪い時)は、自分のことで精一杯で、人を支える自信はありません。

3、4について
質問の意味が捕らえきれませんでした。

3は、見舞い客が、病人そのものには興味を示さず、でも病人が趣味にしている事柄を熱く語るということですか。
それとも、見舞い客が、見舞い客の趣味について熱く語るということでしょうか?

4は、病人が自分自身で癒されたと思える事例や物体ですか?
それとも、病人が自分自身で癒されたと思った時の心境描写についてでしょうか?

他の患者さんも、よろしかったらご協力ください!



Res:Mさん 題名:追記 投稿日 : 2001年10月3日<水>02時02分

3について、
3は、見舞いには来てくれるが病人サイドの人の興味のない事をず〜〜〜〜っと喋ってる人は苦手か?という事です。
4は、病人が自分自身で癒されたと思った時の心境描写について、です☆
わかりにくくて申し訳ありません。



Res:ぴょんぴょん@体がん 題名:答えの続き 投稿日 : 2001年10月3日<水>04時56分

3は、苦手というより、大迷惑、腹立たしいという感情になります。
入院治療中の患者は、大半が「自分はこれからどうなるんだろうか」という不安感を抱えています。自分に関係することにしか、興味が持てない時期もありますし…。
体調も不十分だし、他人の「たわごと」を延々聞かされると、「帰れ!! この大バカヤロー」って思うんじゃないでしょうか…。少なくとも、私は思いました。
「たわごと」を患者に延々と聞かせるのは、犯罪行為なんじゃないかと思ったこともありますよ。
このHPのYour Voiceに「迷惑な見舞い客対処法」という投稿集がありますが、病人が興味を持っていないことを延々と喋っている人も「迷惑な見舞い客」の部類に入ると思います。

4は、難しいです。
私自身は他人から「癒された」と思ったことはありません。
「癒し」というと、気持ちのいい環境、心の底からの慰めの言葉などが浮かびますが、いくら癒しめいたものを与えても、受け取る側が「癒された」と感じられなければ、本当の癒しにはなりません。
私自身は、「癒しとは自分が作り出し、自分に与えるもの」と思っています。

でも、相手に対して、感謝の気持ちを抱いたことや嬉しいと思ったことはありますよ。
私が嬉しいという感情になったのは、相手が私を人間として見てくれた時です。
Mさんにはピンとこないかもしれませんが、周囲の一般人に「私はがんである」と公表すると、「がんになって、もしかしたら死んじゃうかもしれないかわいそうな人」とへんに同情を寄せられ、引かれたりします。
また、医療従事者は、私たち患者をどうもその…、物体として見て、機械的に接しているのではないかと感じる時もあります。
医療従事者の前では、私は「顔」がなく、個性もなく、私を表す言葉として「体がん、ステージ、オペ方法、年齢」だけが語られることもあるんです。
私は確かにがんですが、がんになっても人間やめたわけじゃないし、名前を失ったわけでもないし、今まで持っていた能力をすべて失ったわけでもないんです。確かに、今まで出来たことの中には、できなくなってしまったこともありますけれど…。
私は病気になりましたが、私の数ある個性の一つに「がん」というファクターが加わっただけと考えています。
ですから、今までと同様、私はがん患者である以前に一人の人間である、私が存在していることに価値がある、私の持っている能力に価値があると認めてくれる人がいると、やっぱり嬉しいです。

こんなとこかな。お役に立てたら幸いです。



Mさんへ
Kさん 投稿日:2001年10月3日<水>10時50分/東京都/女性/34才

1、ぴょんぴょんさんと同じ。今回の入院では来て欲しくない人には一切知らせなかったです。
普通のときなら受け流せることも入院中は流せないと思ったから・・・。主人の親戚にも「絶対来ないで!」と伝えてもらいました。
逆に知らせた人は適度におしゃべりできて、よい気分転換をさせていただき、心から感謝してます。

2、男とか、女とかの区別無く人を支えるためには健康でなくちゃ難しいと思います。
できるとすれば、相手にとって自分の存在そのものが「支えになる」境地に達したときではないでしょうか?

3、お見舞いの時じゃなくても、そんな人とはできるだけお話ししたくないです。

4、ないです。落ち込んだらどん底まで落ち込み、「いつかは這い上がれるだろう」と自分を信じ続ける。這い上がる時間を短縮する助けとして、音楽とか香りとか、本とか涙とか・・・・

文化祭がんばってください。


嬉しい言葉、落ち込む言葉

始めまして、私の体験もぜひ聞いて下さい。

手術も無事終わり、経過もよく、病理の検査結果でも転移がなかったと言う事で、科学療法も放射線療法もなく、担当のDrからの「再発する事はないんじゃあない?」と言う言葉を頂き、たとえそれが、根拠のない事だとしても、慰めの言葉だとしても、私にとっては最高の言葉で、辛かったことも全部吹っ飛んで最高に幸せな気分でいたときの事です。
明日退院と言う時に、初めてお舅さんがお見舞いに来てくださり、心配をかけてはいけないと、検査結果、それとDrの言ってくださった事を伝えた時 突然、「実は身内にも子宮癌を患った人がいてね〜そんな風にDrに言われたけど、3年ももたなかったからね〜。」 がーん!
バカヤロー!悪気が無いのは解っています。そう言う可能性もあるという事はもちろん理解しています。ただ、Drのその言葉を信じたいじゃあないですか。
その日以来かなり長い間 落ち込んで落ち込んで、どうしようも無く一日一日が長くて・・・・・。有難い?ことに、めったに電話をしてこなかったお舅さんから、結構連絡してくるようになり、その度に暗い口調で、「大丈夫?」「今そんな話になって、急に心配になて・・・。」正直きついです。すごく心配してくれていると感謝しなければと自分に言い聞かせるのですが、ぐさっとくるつぼをついてくるのです。
最近では、すっかり立ち直り、あの時の私は何処に行ったの?と思うぐらい元気なのですが、どうしてもお舅さんの声を聞いたり、顔を見るとあの時の事を思いだしてしまって、また当分ダメになっちゃうんですよね〜。ふぅ〜っ
人って、知らず知らずのうちに、とんでもなく相手を傷つけてるんだ〜。自分でも癌になる前の事を振り返りとても反省しています。そう言う意味では、その事に気づかせてくれたお舅さんにとても感謝してます。
私って甘えているのでしょうか?

Rさん(2001年12月10日)


根気のいる治療

はじめまして。私は抗がん剤をしました。
今は退院して、病状も安定しています。
体調が良い時、悪い時なんて、その時にならないと判りません。
主人の両親とは仲が良い方なんですが、体調の良い時は今までと同じように過ごそうとします。
バーベキューをしたり、おいしいレストランに行ったり、家に泊まりに行ったり。
その中で一瞬でも元気のない顔をしようものならば「元気が無い」と後々大変な騒ぎになってしまう。
ヘンに病人扱いする時もあるのに・・・。
元気なふりをすることがだんだんと苦痛になってきました。
両親の口癖は「みんなで頑張りましょうね!」
社交辞令のように聞こえました。
夫を気遣うのが精一杯なのに、両親まで頭がまわりません。
今は退院しているからって、完治したわけじゃない!!

coolさん(2001年12月28日)


『まーぁ!ずーいぶん、太りましたねー』

退院後、義母から言われた言葉だ。
いたわりの言葉は1つも、なかった。

Sさん(2002年1月22日)


がんなんですか、まあ、なるようにしかなりませんから

子宮頚ガンです。手術後、幸いに初期だと判明したんですが、まだステージがわからないころ。
義母から電話がかかって。「で、どうなってるんですか?」
「だから、○○(夫)さんが話したとおり、癌です」
「まあ、そう、わかりました」がちゃん。
いたわりの言葉もお見舞いの言葉も無し。事実確認だけしたかったみたい。

次に義妹から電話。
「で、大変な話きいたんですけど」
「その通りです」
「え、、まあ、なるようにしかなりませんから。じゃ」がちゃん。
「じゃ」がついただけ、まし?
夫が育った家庭環境というのをつくづく考えてしまいましたよ。

じゃ、ウチの母が思いやり溢れた言葉をかけられたか、というと、こちらは思い出したくもないです。

Kさん(2002年4月3日)


思い出と言うには つらいけど・・・

3回めの抗がん剤治療のために入院した時のことです。
同室には1週間程前に子宮がんの手術を終えた60代の方がいました。
「私は 卵巣がんなんです。」と自己紹介をすると
「あ−あ− 私は60過ぎてるからいいけど あなたまだ若いのにそんな大変な病気かかえてどうするの?どうするつもりなの?」 と言われました。
その後も 、
「あ−あ− 私の子どもはもう独立したけど、こんな小さい子どもがいるのにどうするの?」
「あ−あ− 私は主人の面倒みるだけだけど、あなたお姑さんまでいてどうするの?」
「あ−あ− これから先も何度も入院するなんて 家のことは どうするの?子どものことはどうするの?」などと 話し掛けられる度に言われて、私は、崖っぷちまで追いつめられたような気持ちになってしまいました。
消灯後、カ−テンを閉めたベッドで、眠れないまま 毎晩どうしよう、私どうなってしまうんだろう?子どもは、夫は、どうしたらいいんだろうと考え続けていました。
その時の8日間は本当に長く長く感じました。

あれから1年以上たった今なら、彼女も本当は、とても不安で 自分よりも不幸な人(私は ぴったりのカモでした)を見つけて安心したかったんだろうと想像できますが、今でも あの8日間は思い出しただけでも泣きたくなるくらい 私は苦しかった。

このことは誰にも話したことはありませんでした。
夫に話しても わかってもらえないような気がして 夫にもいえませんでした。
私は、あの時の彼女の言葉に傷つき続けていたんです。
でも こうして言葉にできて 少し気持ちが楽になりました。

このコ−ナ−の趣旨にあってなかったかな。
長々と書いてしまってごめんなさい。

Mさん(2002年4月7日)


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